美術館めぐりが楽しくなるかも?「美術検定」の取得方法その0

美術館めぐりが楽しくなるかも?「美術検定」の取得方法

2016-12-19
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美術検定は、美術の知識を高めて、鑑賞する目を養う目的で制定された検定です。美術出版社が開催していて、1年に一回程度実施されています。
美術検定を取得すれば、もっと美術館巡りが楽しくなるかもしれませんよ。

「美術検定」の取得方法①美術検定とは?

「美術検定」の取得方法①美術検定とは?
「美術検定」とは、美術の知識を高め、教養を得て美術の鑑賞力を養うこと、アートに積極的にかかわることを目的として実施されている検定です。前身の「アートナビゲーター検定」は2004年から実施されていて、2007年からこの「美術検定」に名称が変わりました。

実技はなく、全て筆記試験で行われます。4級からはじまって1級まであり、3級まではマークシート問題、2級は穴埋め問題とマークシート、1級は記述式となっています。

「美術検定」の取得方法②4級からスタートしてみよう

「美術検定」の取得方法②4級からスタートしてみよう
「美術検定」は、級によって出題範囲が公開されています。まずは4級からチャレンジしたいですよね。

4級の出題範囲は、「西洋美術及び日本美術の中の名作を知る」となっています。主に中学レベルの歴史教科書に掲載されている、文化財や美術についての問題です。

たとえば、絵が出されて作者とタイトルの組み合わせを4択の中から選ぶものがあり、ボッティチェリや長谷川等伯に関連する問題が出題されています。

4級~2級の合格の目安は、受験者全体の解答率によって左右しますが、正答率約60~70%が合格ラインとなっています。2014年度実績としては、4級は92.3%の方が合格しているもよう。

いずれにせよテキストがあるので、楽しく勉強できそうですね。資格取得のための講座も開かれていますよ。

3級との併願もできるので、自信がある人はどんどん挑戦してみましょう!

「美術検定」の取得方法③合格するとどうなる?

「美術検定」の取得方法③合格するとどうなる?
「美術検定」は美術についての知識を深めて、鑑賞力を養うための資格なので、勉強すればするほど美術館に行くのが楽しくなるはず。

そもそも、作品として独立したものとして見るだけではそこに込められた意図などが正しく汲み取れないということがあります。背景の歴史や文化を学ぶことで、いっそう作品への理解が深まるんですね。

「美術検定1級」をとると、アートナビゲーターの称号がもらえます。
実際に活躍している美術館のボランティアやキュレーターの中にもこの資格を持っている人は多いそうですよ。

「美術検定」の取得方法④申込方法

「美術検定」の取得方法④申込方法
「美術検定」はほぼ1年に一回の実施なので、受験をしたいと決めたらまず日程を確認しましょう。

今年は11月13日に行われましたが、申し込みの締め切りは10月6日、インターネットでの締め切りは10月16日だったので、気が付いたら申し込んでしまったほうがいいですね。

2級~4級は誰でも受験することができます。申し込み方法は郵便とインターネットのふたつで、会場は全国5つの会場から選んで受験をします。申し込みをしたら、あとはひたすら試験に備えて勉強するのみ。

新しい知識を得れば、いつもの美術館巡りも新鮮に感じられるはずです。

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