菊地成孔が特別指南! オトナの新宿グルメガイドその0

菊地成孔が特別指南! オトナの新宿グルメガイド

2019-07-30
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『月刊旅色』7月号から夜遊びをテーマにしたフォトエッセイ&対談企画「新宿 NIGHT OUT」がスタートしたジャズミュージシャンの菊地成孔さん。食通としても知られ、数々のグルメ雑誌にも寄稿している彼が、2004年から10年間住み続けた新宿で、おすすめのグルメスポットを3つ厳選してくれました。

Photo:齋藤弦

■CLISP(カリフォルニアイタリアン・新宿御苑)

■CLISP(カリフォルニアイタリアン・新宿御苑)

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新宿のあらゆる飲食店を食べ歩いてきた菊地さんですが、行きつけのトラットリアPREGO PREGO(新宿三丁目)で、初めて金子崇シェフの料理を食べた際、あまりの美味しさに衝撃を受けたと言います。

「ミシュランが2014年にビブグルマン(※)と名付けて、コスパが高い店も紹介するようになった時代に食べた名店や名シェフの料理と、金子シェフの料理を食べ比べてみても、それに劣るとは全く思わなかったですね」

※星1つ以下でもコスパが高い(約5,000円以下)お店のこと

衝撃の出会いから10年もの間、菊地さんは金子シェフが働く店ごとの常連客だったとか。
菊地成孔が特別指南! オトナの新宿グルメガイドその2

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(写真左)クレソン、ルッコラ、アボカドサラダ ~ワサビとライムドレッシング~ 980円/(同中央)カリフラワーのフライとミモレットチーズ 980円/(同右)編み込みパスタ“ツムギ”鴨とポルチーニのミートソース 1,000円

その後、金子シェフは独立。2017年に、新宿御苑と四谷三丁目のほぼ中間に位置するご自身の店「CLISP」を構えます。「この店は、野菜を中心にしたメニューだけど、料理としてとても美味しい。空間にもゆとりがあるのでディナーをゆったりと過ごしたい人におすすめです」と言う菊地さんは、金子シェフが注いだシャンパンを、美味しそうに召し上がるのでした。

◆CLISP (クリスプ)
住所:東京都新宿区四谷4-24-5 滝沢ビル 2F
電話:03-5925-8010
定休日:毎週月曜、第3火曜
※月曜が祝日の場合、翌火曜

■トラットリアPREGO PREGO(イタリアン・新宿三丁目)

■トラットリアPREGO PREGO(イタリアン・新宿三丁目)
菊地さんが金子シェフと衝撃の出会いを果たした、トラットリアPREGO PREGOは、老舗の名曲喫茶「らんぶる」や、中古CDなどを扱う「ディスクユニオンの新宿ジャズ館」などが軒を連ねる通りにあります。

さまざまな飲食店が入るビルの4Fという立地ながら、店内は常に人で埋め尽くされています。「ここはもう常連になって10年以上ですし、一時期は週3で通っていまして。多い日は週6ぐらいありましたね。最低でも『あと30年はよろしくね』といったところ」そう話すほど、大のお気に入りなのだそう。

菊地成孔が特別指南! オトナの新宿グルメガイドその4
写真左)アボカドと半熟卵、スライスパン添え 980円/(同中央)リングイネ、ゴルゴンゾーラのトマトクリームソース 1,050円/(同右)本日入荷 鮮魚のポワレ 1,400円


「’90年代に、日本から多くの料理人がイタリアに料理修業に行ったんだけど。その料理人が現地で勤勉に勉強して、すごい技術を身に着けて帰国したわけですね。で、彼らが帰国した’90年代後半から’00年代初頭に、一斉に店を始めて東京のトラットリアの水準がグーンと三段ぐらい上がったの。僕はそれを『’90年代式』と呼んでるんですけど、この店もその一派で、店にある料理は全部が絶品! ワインの品揃えも適度に良く、しかも安くて気が利いています」

『月刊旅色』7月号ではご紹介できなかったこちらのお店。ビルの4Fにあるので通りすぎないようにご注意を。

◆トラットリアPREGO PREGO(プレゴ プレゴ)
住所:東京都新宿区新宿3-31-3 NSプラザ中央 4F
電話:03-3354-8822
定休日:無休

■371BAR(バー・新宿三丁目)

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新宿のランドマーク・伊勢丹に程近い新宿三丁目の小町通りは、飲食店がひしめく活気のある通り。利用客にとっては和洋中問わず、選り取り見取りに店が選べることで有名ですが、お店側にとっては日夜しのぎを削る激戦区です。そんな中、ホテル「東急ステイ新宿」に併設された「371BAR」は、菊地さんいわく「三丁目でワインが飲みたい限りは、最強の品揃え」だと言います。

「あの電話帳みたいに分厚い、ワインリストがあるでしょ(笑)。そこには『三ツ星の7がけ』」という感じの値段が書かれているんです。終電を過ぎても静まらない店内にはワインオタクの会話が、両隣や前後の一卓から聞こえてきますよ」

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(写真左)牛タンの煮込み 900円/(同右)トリュフ香る大人のナポリタンスパゲッティ 1,400円


「お店の営業時間は朝5時までなので、大勢で訪れて盛り上がるもよし、はしごしてクタクタになったあとの締めの一杯を飲みに行くのもよし」と菊地さん。いろいろなシーンで立ち寄ることができるお店です。

◆371 BAR(サンナナイチバル)
住所:東京都新宿区新宿3丁目7-1 1F
電話:03-3353-0371
定休日:無休


■菊地 成孔(きくち なるよし)
1963年生まれの音楽家/文筆家/大学講師。音楽家としてはソングライティング/アレンジ/バンドリーダー/プロデュースをこなすSAX奏者/シンガー/キーボーディスト/ラッパー。文筆家としてはエッセイストであり、音楽批評、映画批評、モード批評、格闘技批評を執筆。ラジオパースナリティやDJ、テレビ番組等々の出演も多数。

おわりに

新宿に精通する菊地成孔さんが『月刊旅色』で連載中の「新宿NIGHT OUT」では、新宿の街が持つ魅力について、実際に街を歩きながら語ってくださっていますので、そちらも必見です。

「新宿NIGHT OUT with 菊地成孔」はこちら

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