【台湾情報】雲林・虎尾地区を盛り上げるリノベホテルへ。新しくなった屋上のバーで涼む夏その0

【台湾情報】雲林・虎尾地区を盛り上げるリノベホテルへ。新しくなった屋上のバーで涼む夏

2021-05-29
7458 Point
伝統人形劇・ポテヒの発祥の地として注目を集める雲林縣の虎尾地区。2018年に誕生した「虎尾春秋 文創設計旅店」は、ポテヒの大御所が所有していた建物をリノベーションした話題のホテルです。新旧の文化とメルヘンな要素を融合させたインテリアが特徴で、そのフォトジェニックさでも人気を集めています。このほど、屋上のバーをリニューアル。夏の夜のひとときがより思い出深いものになること請け合いです。

虎尾地区のランドマークだった建物をクールなホテルにリノベーション。

虎尾地区のランドマークだった建物をクールなホテルにリノベーション。
台湾の新幹線・高速鐵路の雲林駅から車で10分ほどの好立地にある「虎尾春秋 文創設計旅店」。このホテルの前身は、虎尾地区で最初のエレベーターつき建築としてランドマーク的存在であった「金夜大飯店」です。古い建物を愛好する現オーナーは、このホテルのリノベーションにあたり、元の所有者であるポテヒの大御所である黃俊雄氏の偉業を受け継ぐべく設計。ポテヒの要素とライト・インダストリアルの雰囲気を融合させたモダンなホテルとして生まれ変わらせました。開業以来、虎尾地区の今を象徴するスポットとして、街の発展にも寄与しています。

国宝級の絵師が描いた特製のミニステージは、ホテルのシンボル。

国宝級の絵師が描いた特製のミニステージは、ホテルのシンボル。
一階の入り口では、モザイクタイルで描き出されたデフォルメ版のポテヒがお出迎え。ポテヒモチーフは、館内の至るところに配されていますが、ひときわ目を引くのは2階のロビーに設置されたミニステージです。これは、国宝と称されているポテヒ絵師・陳明山氏が一筆一筆、魂を込めて描き上げたもの。陳氏は台湾で唯一のポテヒの看板絵師で、そのキャリアは、このホテルの前オーナーの父で、ポテヒの重鎮であった黃海岱氏の代から始まり、嘉義縣の無形文化資産に登録されているほど貴重な技術です。その価値ある舞台で、大人も子どももポテヒの人形を手に取って動かし、伝統文化を体感することができるとあって、館内一の撮影スポットとなっています。

その反対側は、文化創造展示エリア。黃俊雄氏から贈られ、ホテルの宝となっているポテヒ人形「史艶文」と「苦海女神龍」の人形が飾られています。ポテヒに興味が湧いたなら、ぜひともギフトショップで関連グッズのチェックを。ミニチュア人形は、自宅で子どもたちとポテヒの真似事をするのにぴったりです。

希少な古坑産コーヒーなど、ここでしか手に入らないおみやげ物も充実。

希少な古坑産コーヒーなど、ここでしか手に入らないおみやげ物も充実。
また、館内でも提供されている、ホテルが厳選した春&冬の烏龍茶「春秋好茶」、古坑産のコーヒー豆100%の「古坑好咖啡」も購入可能。雲林みやげとして最適です。

客室は6タイプ。ポテヒの役どころにちなんだインテリア。

客室は6タイプ。ポテヒの役どころにちなんだインテリア。
客室は、ポテヒの役どころにちなんだ6タイプ。生(男性キャラ)、旦(女性キャラ)、淨(武将)、末(男性の老人)、丑(三枚目キャラ)、雑(動物など)と名付けられていて、キャラクター化されたイラストがあしらわれているほか、各キャラクターが持つイメージを生かした内装が特徴です。例えば「生」は、鉄を用いることで男性らしさを演出。雲形のタイルは衣装の刺繍をフィーチャーしたもの。女性キャラの「旦」は、温かみのある木の色とレトロな花柄タイルで伝統衣装の柔らかな美しさを表現。金属製のレンガは、メイクの華である口紅の役割を担っているそう。武将がモチーフの「淨」は、勇ましさや猛々しさを存在感あるパーテーションと緻密なモザイクタイルで表しています。

美しいモザイクタイルを敷き詰めたバスルームに準備されているのは、台湾の人気ブランド「茶籽堂」のアメニティ。苦茶油を使った自然派コスメのやさしい洗い上がりを体験できます。

創作イタリアンに舌鼓。館内レストランは、メルヘンな内装でも話題。

客室同様、1階のレストラン「SunnyQ 陽光公主餐廳」も、フォトジェニックです。そこには「不思議の国のアリス」を彷彿とさせる、レトロメルヘンな世界が創造されていて、SNSのインフルエンサー御用達の撮影スポットに。こちらでいただけるのは、虎尾エリアではなかなか食べられないイタリアンの創作料理。ステーキセット、パスタ、リゾット、ピザのほか、火鍋もメニューに並びます。宿泊するゲストは、こちらの朝食が無料でいただけます。

長い夜は、虎尾エリアを一望できる屋上のバーへ。

最もホットなニュースは、10階のバーのリニューアル。「沐砌 Moon Chill Light Bar」と名前を変え、昼の営業もスタート。店内はセミ・オープンスタイルなので、外の風を感じたいときはテラス席へ。目線の先を遮るものは何もなく、そこに広がっているのは、虎尾地区の静かな景色です。この開放的な空間で、日中はコーヒーやアフタヌーンティーを楽しみながら、おしゃべりに興じるひとときを。バータイムは、大小のボール型照明がさまざまに色を変え、ロマンティックな雰囲気を醸し出す空間に。月明かりに照らされた静かな夜景を眺めながら、ビール、カクテル、ワインのグラスを傾けて。虎尾エリアは、どこも早くに店じまいしてしまうので、深夜2時まで営業しているこちらのバーは、街のナイトライフに不可欠な存在といえるでしょう。

おわりに

歴史と文化、童話の世界、気分が上がるデザイン、美食、雰囲気たっぷりのバー。ポテヒの聖地・虎尾の地域性を存分に体験できるホテル「虎尾春秋 文創設計旅店」。注目度上昇中の雲林を訪れる際は、虎尾に一泊するのが有意義です。

◆虎尾春秋 文創設計旅店(Huwei Hotel)
住所:雲林縣虎尾鎮信義路69號
電話:+886-5-636-0618

台湾 海外 旅行 避暑地 旅色