【都内】ホテル評論家・瀧澤信秋さんに聞きました。連泊におすすめのホテル4選その0

【都内】ホテル評論家・瀧澤信秋さんに聞きました。連泊におすすめのホテル4選

2020-02-06
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2020年のゴールデンウィークは、カレンダー通りだと5連休。飛び石になっている祝日を埋めるようにお休みを取れば、12連休にすることも可能です。せっかくの長期休みは、日帰りや1泊でなく、連泊したいもの。そこで、ホテル評論家の瀧澤信秋さんに、都内で連泊するのにおすすめのホテルをお聞きしました。

Text&Photo:瀧澤信秋

いま「A・O・Nデルタ」が熱い

2020年はオリンピックイヤー。訪日外国人旅行者はさらに増加し、東京のホテル需要はさらなる高まりを見せています。ホテル業界ではこの激戦を勝ち抜くためにさまざまなサービスを提供していますが、特に低価格帯の施設ではバラエティに富む傾向にあります。連泊ということであれば、やはり料金とサービス、コスパやバリューも気になるところです。

【都内】ホテル評論家・瀧澤信秋さんに聞きました。連泊におすすめのホテル4選その2
A・O・Nとは東京東部の“浅草橋”“押上”“日本橋”の3点を結んだエリアを指し、「A・O・Nデルタ」とは筆者の造語です。そもそも東京東部エリアは訪日外国人にとって成田空港へのアクセスに優れており、潜在的な需要もあいまって低価格帯の個性的な宿が集まるエリアになりました。

ホテルの人気エリアといえば、新宿や渋谷といったターミナル駅をイメージすることが多いでしょう。確かに都心の行き来には便利なのでしょうが、都心の交通機関の発達はめざましく、A・O・Nデルタのエリアからでもスムーズに都心へアクセスできます。今回はA・O・Nデルタから連泊におすすめなリーズナブルホテルを紹介します。

まずはA・O・Nデルタの「A」浅草橋 
CAFE/MINIMAL HOTEL OUR OUR

まずはA・O・Nデルタの「A」浅草橋 
CAFE/MINIMAL HOTEL OUR OUR
浅草橋は人気観光スポットである浅草へ行きやすいことはもちろん、総武線1本で電気街やショッピング施設のある秋葉原や隣駅で両国国技館のある両国へも近いという魅力があり、宿泊施設が増えています。問屋街ということもあり、昔の建物をリノベーションした宿泊施設も目立ちます。OUR OURもそんな宿泊施設の一つです。
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おしゃれな外観から中に入ると焼きたてのパンの匂いが。自家製のパンが並んでいます。販売もされていますが、宿泊者には朝食にて提供されます。朝食にはおにぎりに小鉢、スープバー、フリードリンクもあってお得感抜群。朝食スペースのラウンジから4階の客室フロアまで吹き抜けになっており、コーヒーやパンの香りで目覚るなんてことがあるかも。ベッドルームには上下2段のカプセル型ベッドが並びます。
浴場エリアにはシャワーブースのほかに大きな檜風呂があり、旅の疲れを癒やせそう。パウダーコーナーにはダイソンのドライヤーを設置。リーズナブルなホテルなのにアメニティや備品のクオリティに気遣いがみられます。

◆CAFE/MINIMAL HOTEL OUR OUR(カフェ/ミニマル ホテル アゥア)
住所:東京都台東区柳橋2-20-13
TEL:03-5829-6470

A・O・Nデルタの「O」押上
ONE@Tokyo

押上といえば東京スカイツリーで一躍フィーチャーされたエリアで、ホテルも増えています。中でも「ONE@Tokyo」には注目です。建築家隈研吾さんがデザインしたホテルとしても知られます。
ロビースペースに入ると天井に驚きます。配管がむき出しになっているのです。元々押上は町工場が多いエリアということで、工場をイメージしてデザインされたとのこと。客室タイプはさまざまで、一人利用にはダブルルームがフィットします。カップルで泊まるにもいいでしょう。
最も広いライブラリースイートにはプロジェクターとスクリーンがあり、映画なども楽しめます。全ての客室に共通しているのは木材を多用していること。しっくり落ち着いた心地よさを感じます。屋上はルーフトップになっており、迫力あるスカイツリーが眼前に迫り、夜景も最高です。

◆ONE@Tokyo(ワンアットトウキョー)
住所:東京都墨田区押上1-19-3
TEL:03-5630-1193

そしてA・O・Nデルタの「N」日本橋
hotel zen tokyo

日本橋には和風な佇まいがよく似合います。「hotel zen tokyo」は“泊まれる茶室”をコンセプトにした新しい茶室型カプセルホテルです。何よりアクセスが秀逸。駅から徒歩約30秒の好立地で、都営浅草線なら羽田空港や成田空港と直接行き来できます。
ベッドルームももちろん和。中に入ると天井も高く広々とした印象です。ベッドにはポケットコイルのマットレスを使用していて、快眠を約束してくれます。壁の防音性も高く、隣のいびきに悩まされるといったカプセルホテル特有の悩みも軽減されるかも。シャワーブースではレインフォールシャワーを採用。
欧米のゲストを意識しているようですが、多くの外国人ゲストに人気沸騰なのがラウンジスペースの茶室です。インスタ映えするスポットで、多くの外国人ゲストが写真をとっていくようです。ラウンジではウェルカム抹茶のサービスも提供されています。

◆hotel zen tokyo(ホテルゼントーキョー)
住所:東京都中央区日本橋人形町1-5-8
TEL:03-6667-0317

さらにもう1軒!デルタライン上の「蔵前」
Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE

玩具会社の元倉庫を改装したホステル&バーラウンジ。1Fには広々したバーラウンジがあり、外国人ゲストで賑わっています。宿泊客以外も利用可能なラウンジで、カフェからバーへは時間帯で切り替わります。

躍動感が伝わってくるキャッシュ・オン・デリバリーのラウンジは、開口の広さも特色。そんな開口の幅は街とゲストそして開かれた宿泊施設の交流拠点というホステルテーマの具現度とも言えるでしょう。
客室はドミトリー(相部屋)と個室があり、ドミトリーは3,400円〜、個室は8,400円〜といずれもリーズナブルな料金設定です(トイレやシャワー、キッチン、 ライブラリーは共用)。ドミトリーは男女混合に加え、女性専用部屋もあります。独自に設計した特別サイズの鉄製二段ベッドが設置されており、カーテンや読書灯も設置。また、ダブルルームやツインルームといった個室もあり、旅のスタイルに応じてフレキシブルな利用ができそうです。

◆Nui. HOSTEL & BAR LOUNGE (ヌイ ホステルアンドバーラウンジ)
住所:東京都台東区蔵前2-14-13
TEL:03-6240-9854

おわりに

東京の個性派宿泊施設はいかがだったでしょうか? 東京東部の「A・O・Nデルタ」に注目し、ドミトリーからカプセルタイプ、デザイナー系、個室など多彩なラインナップで紹介しました。価格帯は2,000円台から5,000円程度(客室タイプや繫閑で異なる場合もあり)と連泊にも優しい宿泊施設が中心になっています。
※掲載の情報は取材時のものであり、実際の利用に際してはご確認をお願いします。



◆瀧澤信秋
1971年生まれ。ホテル評論家、旅行作家。国内ホテルを対象に、利用者目線やコストパフォーマンスを重視した取材調査、評論、批評を行う。財団法人宿泊施設活性化機構理事、一般社団法人宿泊施設関連協会アドバイザリーボードを務めるほか、多数メディアでも幅広く活躍。著書に『辛口評論家、星野リゾートに泊まってみた』(光文社新書)など。

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