空港アナリストに聞く!旅マエを充実させる羽田空港の楽しみ方その0

空港アナリストに聞く!旅マエを充実させる羽田空港の楽しみ方

2019-12-05
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気がついたら2019年ももうすぐ終わり。帰省に観光と、いつも以上に空港を利用する機会が増える年末年始がやってきます。目的地のことを考えると、空港での滞在時間はできるだけ少なくしたいと思うもの。ギリギリに着いて、さっさと飛行機に乗って旅立ちたい! と思っていませんか? でも、旅慣れている人こそ、ちょっとだけ早く空港に来てみてください。最近の空港は目的地としても十分楽しめるほど、見どころが豊富なんです。今回は国内の旅客数No.1の羽田空港で、旅マエにぜひおすすめしたい楽しみ方をご紹介します。

Text:齊藤成人

買い物も自分磨きも空港で!

買い物も自分磨きも空港で!
写真:日本空港ビルデング株式会社

余裕を持って早めに羽田空港に着いたものの、何にもやることがない……なんてことはありません。第1ターミナルのセキュリティゲートをくぐったところには搭乗者のみが利用できる「イセタン羽田ストア」があります。新宿の伊勢丹本店同様、センスあふれるアパレルから小物までさまざまな商品を取り扱っていて、旅行といえば新しい服を買いたくなるけれど、忙しくて本店には足を運べない、という人にはとっても便利ですし、眺めているだけでも十分楽しめます。ゲートをくぐるとまっすぐに搭乗ゲートに向かってしまうため、意外と存在を知らない人も多いのですが、通り過ぎるのがもったいないくらいその本格的な売り場に驚きますよ。

買い物だけでなく、女性におすすめしたいのはネイルサロン。ミッドタウンや表参道などに出店しているビューティーサロン「uka」がこの「イセタン羽田ストア」に併設されているんです。空港らしく、時間がない人向けの15分メニューもありますので、旅の気分に合わせてネイルもリフレッシュしてみてはどうでしょう。

あのチェーン店で!? 意外な空港グルメを堪能

あのチェーン店で!? 意外な空港グルメを堪能
©TIAT

「空港のレストランって高くておいしくない」なんて相当昔の話。子どもの頃のイメージだけで空港のレストランを敬遠している方は、ぜひ最新の羽田空港のレストランに足を運んでみてください。特に、国際線ターミナルは驚きのクオリティです。「つるとんたん」から「焼き肉チャンピオン」など都内の人気店が数多く出店しているほか、出国手続き後の制限エリアの中には、行列で有名な人気つけ麺屋店の「六厘舎」も。軽く食べたいなら、国際線ターミナルの4Fに再現された江戸時代の日本橋レプリカ・はねだ日本橋の近くにテイクアウトが中心のお店が揃う「おこのみ横丁」がありますので、お弁当などを購入して機内で食べるのもおすすめです。

空港アナリストに聞く!旅マエを充実させる羽田空港の楽しみ方その3
そんな人気店が数多く揃う中、あえて紹介したいのは、国際線ターミナルの一般エリアの端っこにある「吉野家」です。えー、なんでわざわざ空港でファストフードの牛丼? とお思いでしょうが、実は空港でしか食べられない特別メニューがあるんです。安さが売りの吉野家で、そのお値段1,000円以上。その場で焼いた和牛を、高級感あふれるお重にたっぷり盛った熱々ご飯に白ネギとともにどーんと乗せた「牛重」というメニューです。空港以外では、国会議事堂の中にある吉野家で唯一置いているものの、残念ながら一般の人が利用することはできません。ですので、世の中で吉野家の「牛重」を食べたことがある人はとっても少ないのです。ぜひ羽田空港に着いたら、話のタネにチャレンジしてみませんか? SNSに載せれば反響間違いなしです。

素敵な空港限定商品を自分用のお土産に

いよいよ飛行機に乗る、その前に、忘れてはいけない帰省先や出張先に持っていくお土産。何度も飛行機に乗っている人は、いつも似かよってしまって、今度は何を買おうか迷うことも多いでしょう。

空港限定の商品なら、そんな悩みを解決してくれます。定番中の定番は、とらやの羊羹。第1ターミナルにも第2ターミナルにもショップがあり、飛行機が描かれた美しい化粧箱に入った空港限定の羊羹の詰め合わせを取り扱っています。定番の「夜の梅」はもちろん、空港限定の白小豆を使った「空の旅」という羊羹が入っていますので、ここぞという時に威力を発揮します。

食べ物以外でおすすめしたいのはスターバックスのタンブラー。何をいまさらと思うでしょうが、ご当地限定のタンブラーを集めているマニアの間では「羽田空港タンブラー」は超有名。全国各地の空港で取り扱っている「エアポートタンブラー」は、それなりに入手できても、「羽田空港タンブラー」は売り切れていることが多く、なかなか手に入りません。ご当地限定どころか、羽田空港の店舗だけで販売されている希少性が根強い人気です。かわいらしい管制塔のイラストが描かれている透明タンブラーは、コーヒーが入ると夜の空港に変化します。ご褒美として、自分用のお土産にも最適です。

おわりに

いかがでしたか? 単なる交通機関にすぎなかった空港は、今、楽しい商業施設へと進化しています。飛行機に乗る前から旅はもう始まっているのです。今回ご紹介した以外にもさまざまな見どころがあるので、ぜひゆったりと空港を堪能して、自分好みの楽しみ方、お気に入りのスポットを見つけてみてください。
◆齊藤成人(さいとう・なるひと)
空港アナリスト、『最高の空港の歩き方』(ポプラ社)著者。子どもの頃から空港好きで、今までに訪れた空港は国内外合わせて200カ所以上。羽田空港で個人的におすすめのなのは、第2ターミナルの田辺書店。街中の書店ではまず見かけることができない、空港や飛行機にまつわる本がたくさん置いてありお気に入り。

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