これでわかる! 「Go To トラベル」キャンペーンとは?
7月22日(水)から「Go To トラベル」キャンペーンが始まりました。東京都への旅行や東京都在住者の旅行は対象外になることが発表されて注目を集めていますが、そもそもこのキャンペーン、ややこしい。
ざっくりといえば……
○ 旅費の50%(相当額)が補助される
○ 補助される金額の上限は2万円(日帰り旅行は1万円)
○ 1泊4万円までの旅行なら、旅費の35%は割引になる
○ 1泊4万円までの旅行なら、旅費の15%は地域共通クーポンとして配布
ポイントは、1泊4万円以上の旅行となると、補助される金額=旅費の半額ではなくなるということ! また「実際どんな風に支援してくれるの?」「いつまで使えるの?」「なにが対象外なの?」など気になることも多いのでは? 「Go To トラベル」キャンペーンを理解して使いこなしましょう。
※内容に関しては今後変更となる場合がありますので、必ず観光庁のホームページなどで最新の情報をご確認ください。
Q. すべての旅行が対象なの?
A. 東京の発着を除く、国内旅行すべてが対象です。つまり、東京への旅行、そして東京在住者の旅行は対象外です。ただし、都内の駅や空港を経由しての旅行は対象となります。
つまり、群馬県在住の人が羽田空港を利用して北海道へ行く旅行は対象です。一方、大阪府在住者が埼玉県に宿泊して東京都に観光する旅行は対象外です。
また、三密や大声を出す行為、風邪症状がある際の旅行、感染が目立つ若者の団体旅行、重症化しやすい高齢者の団体旅行、大人数の宴会を伴う旅行は控えるようともいわれています。
Q. どのくらいお得になるの?
A. 国内の宿泊を伴う旅行、また日帰り旅行の代金のうち、半分相当を国が支援してくれます。上限は1人1泊あたり2万円(日帰り旅行は1万円)ですが、連泊でも利用でき、1人何度でも使えます。
冒頭でも書きましたが、1人1泊4万円の旅行代金までは、35%(旅行代金半分の70%)は割引、15%は旅行先で使える地域共通クーポンとして配布されます。
たとえば、1人1泊4万円の旅行商品で考えてみると、半分の2万円が補助(1万4,000円は割引、6,000円分は地域共通クーポン)されるんです。
旅費が1泊2日で4万円以上となると、旅費の半分が支援上限金額の2万円を超えるため、割引されるのは1泊につき1万4,000円、地域共通クーポンは1泊につき6,000円分が配布されることになります。
【Point!】
1泊2日で4万円以上の旅行はすべて
◯ 割引されるのは、1泊につき1万4,000円
◯ 地域共通クーポンは、1泊につき6,000円分
Q. キャンペーンはいつまで?
A. 2020年7月22日(水)から、2021年春頃までを予定しています。ただ、予算が達成されればその時点で終了となるので、想定より早めに終わる可能性もあります。
Q. 地域共通クーポンとは?
A. その地域でのみ使える商品券です。1枚1,000円でお釣りは出ません。旅行期間中のみ、お土産の購入費用、飲食店・施設利用費、交通費などとして利用できます。
ただスタートは、9月1日以降と予定されています。
【Point!】
地域共通クーポンは9月1日以降から発券
Q. 個人旅行も補助対象になる?
A. 個人旅行も補助の対象です。飛行機や電車など移動手段もセットになっているプランの場合はプラン全体が補助の対象となります。
一方、移動手段を個人で手配した場合は割引の対象外となります。
Q. 日帰り旅行はどんなものが対象なの?
A. 移動費と、旅先での食事や観光体験のセットプランは、すべてが対象です。新幹線もアクティビティも食事代も含めて、旅費の半分(上限は1万円)が補助されます。
Q. どうやって補助してもらえるの?
A. 7月27日以降、旅行会社や予約サイト、宿泊施設の予約システムなど準備が整ったところから割引価格での販売を実施する予定です。それまでは、旅行後に、割引分の還付を受ける場合は、申請書、領収書、宿泊証明書、個人情報同意書などを事務局に郵送、またはオンラインで提出して、還付されます。
おわりに
「Go To トラベル」キャンペーン、理解できましたか? フル活用してお得に旅をしたくなりますが、旅先の情報をしっかりリサーチして訪れる際は十分に配慮して、自分もまた迎えてくれる人たちも楽しく過ごせるようにマナーを守り、エチケットを心がけましょう。
まずはなにより情報収集。観光庁のサイトをチェックしてください。
観光庁「Go To トラベル事業関連情報」
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