沿線の文化や景色、食をまるごと味わえる走るダイニング列車「丹後くろまつ号」では、2019年4月5日から新しい春・夏コースが発売されます。京都の海景色や旬の食をとことん味わえる列車旅に出かけましょう。
車外にも楽しみがある「スイーツコース」
走るダイニング列車「丹後くろまつ号」から、春・夏商品として「スイーツコース」、「ランチコース」、「アフタヌーンティーコース」、「サンセットコース」が発売されます。
運行ルートはコースによって異なりますが、例えば「スイーツコース」なら、福知山から天橋立間を走行。天橋立に向かう「大江駅」では、約14分間停車し、駅から徒歩約1分の「大江山鬼瓦公園」で「大江の鬼伝説」という地域の文化を感じる散策をするなど、列車の外での楽しみもたっぷり設けられています。
気になるメニューは、北近畿地方を代表するスイーツ店「パティスリーカフェ カタシマ」の絶品スイーツプレート。福知山産の完熟苺を使ったミルフィーユや、天橋立ワインのジュレと爽やかなチェリー&苺のコンポートなど、旬の食材を使用した色鮮やかなスイーツをたっぷりと堪能できます。
夕映えの海景色をたっぷり堪能「サンセットコース」
「サンセットコース」は、天橋立から西舞鶴まで、海の絶景スポットを夕映えがきれいな時間に走行するコースです。奈具海岸では5分から12分ほどの停車時間が取られるので、海の絶景を見渡しながら食事ができるほか、由良川橋梁ではゆっくりとした走行で景色を十分に楽しむこができます。
「サンセットコース」限定で「丹後くろまつ号」をイメージした黒、赤、ゴールドのオリジナルカクテルが用意されていて、食事と一緒にオリジナルカクテル1杯か天橋立ワイン飲み放題のどちらかを選ぶことができます。盛りだくさんのメニューのほか、スイーツのお土産もついてくるのが嬉しいですね。
本格和食に舌鼓「ランチコース」
「ランチコース」では、のどかな田園風景のほか、美しい海景色が望める奈具海岸で20分停車、途中停車する東雲駅では、地元住民によるマルシェに立ち寄り特産品を購入することもできます。
天橋立の駅前にある「天橋立ホテル」による本格的な懐石料理のランチは、旬の地元食材をふんだんに使用した贅沢なラインナップ。カレイの西京焼きや、金目鯛や海老など新鮮な魚介類が入った竹筒海鮮蒸しなど趣向をこらしたメニューのほか、デザートにはほうじ茶プリンにフルーツやレモンのジュレがけ、丹鉄コーヒーのワンドリンクがついてきます。
「アフタヌーンティーコース」
「アフタヌーンティーコース」では、以前実施して人気を博した「アメイロ ビストロ アルル」のスイーツが再登場します。地元の旬の食材をたっぷりと使った季節を感じられるスイーツは、バラエティに富んでいて見た目にも華やか。一緒に提供される「北欧紅茶」は、この「丹後くろまつ号」のために厳選、ブレンドした紅茶です。
奈具海岸や由良川橋梁などの絶景を眺めながら、夕方に天橋立に到着するので、旅行の足としても便利です。