2019年10月1日にランジェリーメーカーでおなじみのワコールが、京都の西陣エリアに京町家をリノベーションした宿泊施設をオープン。同社が手掛ける宿泊施設「京の温所」の5軒目となる宿で、すでに宿泊予約も開始しています。
ミナペルホネンのデザイナーと建築家がタッグを組んだ町家宿が京都・西陣にオープン
10月1日にオープンする「京の温所 西陣別邸」は、昔からある町家を現代の生活に合わせてリノベーションした宿です。元々は西陣織を作っていた商家が応接用として建てたもので、ファッションブランド「ミナペルホネン」のデザイナー・皆川明氏と建築家の中村好文氏が、タッグを組みディレクションしています。
宿とは言っても町家を1棟丸ごと貸切って宿泊するタイプの施設で、まるでここに暮らすように滞在できるのが大きな特徴。予約時には、季節ごとでの京都の過ごし方が書かれた「暮らしの提案帖」がもらえるなど、京都に長期滞在したくなるようなサービスが提供されます。
1階にはワインセラーを備えた設備充実のキッチンダイニングを配置
1階には吹き抜け構造のダイニングキッチンと和室や水回りを配置。昔ながらの町家の雰囲気を残しつつ、現代住宅の趣も取り入れたデザインに居心地の良さを感じます。キッチンには大型冷蔵庫に三ツ口コンロやオーブンレンジを備え、キッチンツールや食器類も充実。ワインセラーまで備え付けられています。京都ならではの食材を買い込んで、普段はできない料理にいそしんでみるのも旅の思い出になりますよ。
2階はミナペルホネンのファブリックで統一されたベッドルーム
2階はベッドルームを2部屋備えたくつろぎスペース。こちらは1階とうってかわって現代的な洋風デザインの空間です。ベッドルームにはミナペルホネンのファブリックが使われ、北欧チックな雰囲気が漂います。ベッドルームのうち1部屋にデザインされたこだわりのアーチ天井からは、柔らかで安らげるイメージが伝わりゆっくり休めそう。
ベッドルームの隣に設けられたライブラリールームには、ブックディレクターの幅允孝氏セレクトの本が約60冊並べられゆっくり読書に耽ることができます。時間を忘れて物語の世界に浸ってみてはいかがでしょうか?
過ごすうちに町家の魅力がどんどん見つかる
最大8人まで宿泊できるこの宿は、2階建て196平米でゆったり過ごせる余裕の広さ。ウッドデッキに造り直された中庭や春になると枝垂れ桜が美しく咲き誇る庭園など、見どころあるスポットが随所にちりばめられています。長期滞在でのんびり過ごせば、時間が経つにつれ新たな発見が見つかりますよ。
◆京の温所 西陣別邸(きょうのおんどころ にしじんべってい)
住所:京都府京都市上京区浄福寺通今出川下る堅亀屋町265-1
電話番号:0120-307-056