幻の作品も?日本美術約1,500点所蔵する美術館が京都・嵐山にオープン!その0

幻の作品も?日本美術約1,500点所蔵する美術館が京都・嵐山にオープン!

2019-09-19
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▲美術館前庭(水盤)

京都・嵐山の渡月橋近くに、10月1日にオープンする福田美術館。京都の画壇の絵師たちを中心に、約1,500点もの作品を所蔵しています。コレクションの充実具合はもちろん、建物のデザイン性にも注目です。

※画像写真の無断転載を禁じます

京都を代表する絵師たちの作品が約1,500点も

京都を代表する絵師たちの作品が約1,500点も
▲与謝蕪村 猛虎飛瀑図

国内外から多くの観光客が訪れる人気観光地・嵐山。渡月橋近くに開館する「福田美術館」は“100年続く美術館”をコンセプトに、琳派から円山四条派といった京都画壇の作品を中心に約1,500点を所蔵しています。円山応挙・与謝蕪村・伊藤若冲・竹内栖鳳・上村松園など、名だたる絵師たちの作品が一堂に集められ鑑賞でき、中には初公開作品や幻の作品も含まれていて、誰が見ても感動するようなラインナップです。
幻の作品も?日本美術約1,500点所蔵する美術館が京都・嵐山にオープン!その2
▲美術館前庭(水盤)

建築設計は、東京工業大学教授の安田幸一氏が担当。3つ併せて約400平米の広さ持つ展示室は、京都らしい町家のデザインを踏まえ、日本らしい意匠を現代的に昇華した和モダンの外観が目をひきます。建物の正面に作られた水盤は水鏡のように周囲の景色を映し出し、訪れる人たちを出迎えてくれますよ。

蔵をイメージした展示室で芸術鑑賞

蔵をイメージした展示室で芸術鑑賞
▲「蔵」をイメージした展示室

貴重なコレクションを展示する展示室は、蔵をイメージしてデザイン。作品たちをしっかり守るという意思を表しているそうです。ガラスケースには92%の高透過率を誇るドイツ製のものを採用。継ぎ目が少ない巨大ガラスは鑑賞者の視線を邪魔せず、快適に鑑賞できます。また、日本画鑑賞に最適なライティングで、より見る人の心を揺さぶる演出にも注目です。

鑑賞後は渡月橋を望むミュージアムカフェで一休み

鑑賞後は渡月橋を望むミュージアムカフェで一休み
▲「渡月橋」が最も美しく見えるカフェ

美術鑑賞を存分に楽しんだら、併設されたカフェで一休みしましょう。ミュージアムカフェ「パンとエスプレッソと福田美術館」では、表参道で生まれた人気ショップの素材にこだわった特製パンとコーヒーがいただけます。

ミュージアムカフェは来館者のみが利用でき、大きな窓ガラスが印象的な開放感のある空間。その正面には渡月橋が姿を見せています。窓に取り付けられた深いひさしが外光によるガラスの反射を抑えて陰を作り、過ごしやすいように工夫。外の風景も鑑賞しやすくなっていますよ。オリジナルデザインの家具や床には無垢材が使われ、ナチュラルで居心地の良い空間作りに一役買っています。鑑賞の余韻に浸りながら景色を楽しみ、ドリンクや軽食、スイーツを堪能して有意義なひと時を過ごしましょう。


◆福田美術館(ふくだびじゅつかん)
住所:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3-16
電話番号:075-863-0606
開館時間:10:00~17:00 ※入館は16:30まで
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、展示替え期間、年末年始

おわりに

展示されている作品だけでなく、その建物まで美術品のような「福田美術館」。江戸から近代にかけての貴重な日本画の数々は、感動すること間違いなし。嵐山の新たな風を感じに、ぜひ立ち寄ってみてください。

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