冬のあったか旅で利用したい!「ストーブ列車」は3月末まで営業中その0

冬のあったか旅で利用したい!「ストーブ列車」は3月末まで営業中

2017-01-01
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青森県の津軽半島で運行されている「ストーブ列車」は、津軽鉄道の冬の風物詩です。目玉のだるまストーブだけでなく、車内も駅もノスタルジックな「ストーブ列車」は、しみじみとした旅情あふれる冬の旅にぴったりですよ。

「ストーブ列車」とは①津軽鉄道の冬の風物詩

「ストーブ列車」とは①津軽鉄道の冬の風物詩
津軽鉄道を走る「ストーブ列車」は、毎年冬の12月から3月の間に運行します。
普通の車両でも暖房が入るようになった現在では、観光列車の位置づけになっています。400円のストーブ列車券が必要になりますが、レトロな体験ができる列車でもあります。

津軽鉄道にはほかにも、7・8月に運行する津軽金山焼の風鈴と俳句の短冊を車内に吊るした「風鈴列車」や、9・10月に運行する駅員が飼育した鈴虫のかごを車内に置いて鳴き声を聞くことのできる「鈴虫列車」などがあります。

季節を感じられる津軽鉄道、夏には夏の、冬には冬の楽しみがあるので、ぜひ乗車してみてください。

「ストーブ列車」とは②石炭だるまストーブ

「ストーブ列車」には、1両に2つずつの石炭だるまストーブが置いてあり、車内を暖めています。普通の車両の座席を一部取り払い、ストーブを設置し、他の暖房はすべて電源を落としているのですが、だるまストーブだけで車内はかなり暖かくなるそう。

ストーブ近くの座席はちょっと熱いくらいかもしれませんね。

だるまストーブというのは、普通に学校や駅などに置かれていた石炭を燃料とする鋳鉄製のストーブのこと。その形が丸みを帯びていて寸胴な見た目から、だるまストーブと呼ばれています。

「ストーブ列車」とは③津軽の魅力がたっぷり

「ストーブ列車」とは③津軽の魅力がたっぷり
津軽といえば太宰治の出身地でもあり、みちのくの情緒を感じる場所ですよね。「ストーブ列車」では、そんな津軽情緒をたっぷり味わうことができます。

車内には津軽の方言で話してくれる売り子さんがいて、地酒や名物のスルメを買うことができるようになっています。そして、なんとそのスルメをストーブで焼いてくれるんです。
ストーブの上に網を乗せてものを焼くなんて、現代だとなかなか体験できないもの。

また、予約をすれば地元の食材をふんだんに使った「ストーブ弁当」をいただくこともできます。冬が似合う津軽の情緒をたっぷりと味わえますよ。

「ストーブ列車」とは④ノスタルジックな空間

「ストーブ列車」とは④ノスタルジックな空間
津軽鉄道の開業は昭和5年で、「ストーブ列車」はそのころから運行されています。車両も国鉄の時代から使用されていたものを使用していて、運転システムなども現代のものではなく伝統的な方法を残しているんです。

なので、車内はストーブだけでなく、どこも懐かしい雰囲気がします。

また、列車が発着する津軽五所川原駅もレトロなまま、昭和の雰囲気が漂っているかのよう。

切符も今では珍しい硬券なんです!
現代の自動券売機で売られている軟券とはちょっと違うので、ぜひ確かめてみてくださいね。

おわりに

冬に嬉しい「ストーブ列車」は、ノスタルジックな雰囲気にひたれる列車です。だるまストーブも硬券も、これから先もっと見かけなくなるはずなので、ぜひ機会を逃さずに乗車してみてくださいね。ご両親を連れて行くと、もしかしたら懐かしがってくれるかもしれませんよ。

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