125年という長い歴史を持つ老舗旅館の「道後温泉本館」では「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」と題して手塚治虫の「火の鳥」とコラボレーションしたプロジェクションマッピングがスタートしました! 長い歴史を生き抜いてきた老舗旅館が、「令和」とともに新しい時代を迎える様をぜひその目で確認してみて。
火の鳥をシンボルにした「道後REBORN」プロジェクト
「道後温泉本館」は、今年の4月10日をもって、明治に行われた改築から125周年の記念日を迎えました。それにともない、2019年1月15日から「道後温泉本館の保存修理工事の観光資源化」に向けた「道後REBORNプロジェクト」がスタートしています。プロジェクトのシンボルには、永遠の命の象徴であり、手塚治虫のライフワークといえる「火の鳥」が使用されています。
修理にかかる期間は約3年間。この期間中はこの時期にしか体験できないプレミアムなコンテンツが次々と登場します。
ネイキッドによるプロジェクションマッピング
道後温泉本館のプロジェクションマッピングを手掛けるのは、デジタルアートコンテンツでさまざまな作品を生み出してきたネイキッド。「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」と題したこのプロジェクションマッピングは、手塚プロダクションが現在制作中のオリジナルアニメ「火の鳥"道後温泉編"」と連動しています。
5月24日(金)にアニメーションがインターネット上で公開される予定になっているので、事前にプロジェクションマッピングを見ておくとさらに楽しめそうですね。
老舗旅館の風格と最新技術のコラボレーション
現在道後温泉には、保存修理工事中の今にしか体験できないコンテンツとして、道後温泉本館の西面玄関棟に「火の鳥、到来」とするプロジェクトのシンボルをあしらった日除け幕と灯篭が設置されているほか、「二の湯」入口の2階部分には火の鳥のオブジェが出現しています。道後温泉本館では、火の鳥のコラボ入浴券が登場し、半券部分は持ち帰ることが出来るのも嬉しいところ。
そしていよいよ、4月27日(土)からスタートしたプロジェクションマッピング「道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-」。毎日18時~21時30分の間、15分ごとに道後温泉本館北面に投影されるプログラムは、映像はもちろん、オーケストラ音源を用いた迫力の音響とライトアップで、道後温泉の新たな一面を見せてくれます。
◆道後温泉×ネイキッド MESSAGE-火の鳥、到来-
場所:道後温泉本館北面
期間:4月27日(土)より
時間:18:00~21:00 の15分ごと
道後温泉本館
tabiiro.jp
「道後温泉本館」は、明治27年に建てられた木造三層楼になっている公衆浴場。重要文化財に指定されていて、道後の顔ともいえる場所となっています。
浴室は「神の湯」「霊の湯」の2種類がありますが、保存修理工事のため1階の「神の湯」のみ営業しています。夏目漱石や正岡子規にも愛された温泉で、小説「坊ちゃん」ともかかわりの深い温泉施設です。
◆道後温泉本館
住所:愛媛県松山市道後湯之町5-6
電話番号:089-921-5141