「イデア 光と影の物語」は、世界初となる目と耳で楽しむ絵本です。光と影と音により物語に入り込むことができ、子どもはもちろん大人にもおすすめの内容となっています。
イデア 光と影の物語とは
2020年5月25日に出版された「イデア 光と影の物語」は、世界で初となる目と耳によって物語を体験できる絵本です。抜き差しができる影絵フィルム16枚とスクリーンが仕込まれていて、自分で影絵フィルムを組み合わせて天井や壁やスクリーンなどに影絵を投影して楽しみます。
QRコードで読み取るとクラシックギターと朗読が流れるので、ギターの音と絵本の朗読を耳で聴きながら、部屋に広がる影絵を見ることで物語の世界に没入することができます。
朗読は声優の佐久間レイさんが担当
影絵フィルムを投影したら、QRコード読み取り、または付属のCDで音を流します。その内容は、物語を1人の朗読者が朗読し、そこに合わせた音楽を1本のクラシックギターが奏でるという贅沢なものです。クラシックギターは作曲から演奏まで、物語の著者であるギタリストの佐藤洋平さんが担当しているので音楽作品としても楽しめるものとなっています。
物語は日本語だけでなく、英語とフランス語朗読も入っているので、語学の勉強をしている人にもおすすめです。日本語の朗読は「魔女の宅急便」のジジ役などを務める声優の佐久間レイさん、英語朗読は歌手の小池ジョアンナさん、フランス語はフランス語講師のペギー・ウーレさんが担当しています。
30,461,805通りの影絵で自分だけの絵本を作る
「イデア 光と影の物語」は、人と関わることが嫌いなイデアという少年が、朝から晩まで雪の日も雨の日もひとりで休むことなく街外れの鉱山で石を拾っているというところから始まります。ある日、小さな木に出会い、誰にも知られたくない自分の秘密を知られてしまったことから物語が動き出します。
絵本を表す影絵フィルムは人の手による完全手作りで、組み合わせによって30,461,805通り以上の影が映し出せます。自分だけの影絵で、自分だけの物語を楽しみましょう。
佐藤洋平さんってどんな人?
物語の著者である佐藤洋平さんは、ギタリストでありリスニング絵本作家です。クラシックギターと朗読による「耳でみる絵本」をリリースしています。
玉川大学芸術学部のクラシックギター専攻を卒業したあと、コンサートやレコーディング、アーティストのツアー、さまざまなプロジェクトへの楽曲提供など幅広い分野で活躍。大ヒットとなった映画「マチネの終わりに」にもギタリスト役として参加している、ギタリストであり絵本作家であるアーティストです。