海外旅行ができないコロナ禍の今、国内旅行が大流行中の台湾。出国気分を味わうべく、飛行機に乗って台湾周辺を回って戻るツアーも大盛況です。ホテル業界も人々の旅行熱の高まりに応えるプランを企画して奮闘しています。「台北晶華酒店(リージェント台北)」では、夏休み期間中に開催した「クルーズ船風リゾート体験プラン」の好評を受け、このほど「日本文化クルーズコース」をスタート。工夫を凝らしたプラン内容を紹介します。
クルーズ船の行き先は日本。旅した“気分”を楽しむ特別プラン。
台北を代表するラグジュアリーホテル「台北晶華酒店(リージェント台北)」は、2020年12月30日までの期間限定で、特別宿泊プラン「クルーズ船風リゾート体験プラン−日本文化クルーズコース」を発売中。これは、ホテル館内をクルーズ船に見立て、食べる、飲む、遊ぶ、楽しむ、買う、学ぶ…を館内で体験できるようパッケージしたもの。
今回紹介するのは「クルーズ船風リゾート体験」と「東京グルメツアー」の2企画を融合させたプラン。日本旅行の解禁を待ちわびる人々に、台北にいながらして日本に旅した気分を味わってもらおうという試みです。
まずは形から。浴衣を纏って気分を上げます。
日本文化クルーズコースは、浴衣に着替える“節慶浴衣(お祭りのゆかた)”から始まります。着付けのプロセスで日本独自の衣服文化を体感した後は、ホテル内の“映えスポット”をはじめ、台北の表参道といわれる、ホテル前の大通り・中山北路の街路樹の木陰で記念撮影を。
茶道体験のあとは、和食レストランですき焼きに舌鼓。
続いて、日本人の専門家によるレクチャー“奉茶之事(お茶でおもてなし)”。日本の茶の湯の文化とマナーへの理解を深めます。
夕食は、地下3階の和食レストラン「三燔本家」で。京都の雰囲気たっぷりの空間でいただくのは“究極美食壽喜燒放題”。究極の美食として選ばれた、すき焼きが堪能できます。
1日の終わりは、台北の星空のもと、映画と夜景を楽しんで。
夕食後は、ホテル屋上のプールサイドで開催される“晶華城市星空電影院”(リージェントシティ・スターライトシアター)へ。大スクリーンで上映される映画を見たり、煌めく都会の夜景を望みながら、盛りだくさんの1日の疲れを癒して。
気分は築地。レストラン内に活気あふれる魚河岸が出現!
翌朝は、アメリカのCNNが推薦するビュッフェとして知られる「栢麗廳」で麗しい朝食を。食後は、プランのフィナーレを飾る“築地魚市−競標文化”と題された魚市場体験へ。「栢麗廳」の海鮮コーナーを築地市場に見立て、五つ星シェフが漁港から毎日直送されてくる海鮮類について紹介。威勢のいい売り手の掛け声に、卸業者が “手やり”と呼ばれるサインで応じる独特のやりとりなど、競りについてのレクチャーもあります。