近年ブームになっている日本全国のご当地パン。思わずキュンとなるレトロなパッケージや昔懐かしい味わいに、心をくすぐられる人が続出しています。地方に行ったら探してでも食べてほしい、各地の名物パンをご紹介!
文/Five Star Corporation
“ラブラブ”な相手とシェアして食べたい
【北海道】ラブラブサンド オープン価格
北海道民にとって耳なし食パンで具材を挟んだ菓子パンといえば、道内のスーパーやコンビニにずらりと並ぶ「ラブラブサンド」が定番。販売している「日糧製パン」も北海道ではポピュラーな製パン会社で、昭和59年の発売以来ロングヒットを飛ばしています。特に人気が高いのはピーナツやチョコレートなどの定番味。それに加え、季節ごとにさまざまなフィリングが登場するので、根強いファンがいるのもうなずけますね。口に出すのが照れるほど愛らしい名前は、真っ白なかわいいパンが2枚入っていることから“ラブ”を2回繋げたのだそう。持ち運びに便利なサイズ感なので、愛する人と分け合って食べれば、愛情が2倍になるかも!?
◆日糧製パン(にちりょうせいぱん)
住所:北海道札幌市豊平区月寒東1-18-5-1
電話番号:011-851-8488
※北海道内のスーパー、コンビニなどで販売
パン×タクワン!?異色のコッペパン
【滋賀県】サラダパン145円
さまざまな具材を挟んで楽しむコッペパンですが、滋賀県にあるご当地コッペパン「サラダパン」に挟まれているのは、なんと驚きタクワン! 県民にとって馴染み深いこのパンは、千切りにしたタクワンを酸味の少ないマヨネーズで和え、ほんのり甘いコッペパンで挟んだ唯一無二の存在。作っているのは、昭和26年に創業した「つるやパン」です。実は、半世紀以上前の発売当時、パンに挟んでいたのはタクワンではなくキャベツ。そのため、昔から変わらぬレトロ感たっぷりの黄色と緑色のパッケージはマヨネーズとキャベツをイメージしたものなんだそう。この斬新なパンの評判は地元を飛び出し、今では県外にまでファンがいるほど。
◆木之本 つるやパン本店(きのもと つるやぱんほんてん)
住所:滋賀県長浜市木之本町1105
電話番号:0749-82-3162
営業時間:8:00~19:00、日曜・祝日9:00~17:00
定休日:無休(臨時休業あり)
翡翠色が美しい羊羹パン
【富山県】ヒスイパン 140円
翡翠の名産地として知られる富山県朝日町。この町に昭和24年から店を構える「清水製パン」の一風変わった商品が、富山の名物パンとして近年話題になっています。その名も「ヒスイパン」。つやつやとした翡翠色の正体は、なんと羊羹。こしあんがたっぷり詰まったあんぱんを翡翠色の羊羹でコーティングしているんです。誕生したのは今から50年以上前。焦げてしまったパンの表面を隠すため、たまたま近くにあった翡翠色の羊羹を塗って売り出したことが始まり。後に翡翠が採れることで知られる地元のヒスイ海岸にちなみ「ヒスイパン」と名付けたそうです。パンらしからぬ色合いのインパクトあるヴィジュアルは、お土産にきっと喜ばれるはず。
◆清水製パン(しみずせいぱん)
住所:富山県下新川郡朝日町金山406
電話番号:0765-82-0507
営業時間:9:00~17:00
定休日:不定休
福岡県民がこよなく愛するドーナツ
【福岡県】マンハッタン113円(税抜)
福岡県民なら誰もが知るご当地パン「マンハッタン」。福岡県をはじめ九州全土のスーパーには必ずといっていいほど置いてあり、てっきり全国区で販売していると思っていた地元民も少なくないほど。「マンハッタン」は、少し固めの生地をチョコレートでコーティングし、さっくりとした食感のドーナツ。福岡に本社を構えるパンメーカー「リョーユーパン」が販売を開始した1974年当時、世間は奇しくもドーナツブームの真っ只中。手の平サイズでありながら満足のいく食べ応えも相まって、若者を中心に人気を集めていったそう。今では冬季限定でイチゴ味やホワイトチョコ味なども登場し、いっそうファンが増すばかり。
◆リョーユーパン
住所:福岡県大野城旭ヶ丘1-7-1
電話番号:0120-396794(8:00~17:00)
※商品は県内のスーパーやコンビニなどで販売