木桶が並ぶ醤油蔵は圧巻! 岐阜「たまりや 山川醸造」訪問その0

木桶が並ぶ醤油蔵は圧巻! 岐阜「たまりや 山川醸造」訪問

2019-08-05
46618 Point
岐阜市にある醤油蔵元「たまりや 山川醸造」。昔ながらの木桶仕込みの醤油を醸造しており、建物に近づくと豊かな醤油の匂いが漂います。こちらの蔵が有名になったきっかけは「アイスクリームにかける醤油」というユニークな商品。それ以外にも趣向を凝らした商品が揃い、隣接する直営店で購入することができます。また、事前予約をすれば木桶が並ぶ工場をガイド付で見学することもできます。日常では見ることができない光景は圧巻ですよ!

文・写真/各務ゆか

伝統製法を守って作られる「たまり醤油」

伝統製法を守って作られる「たまり醤油」
岐阜市長良にある「たまりや 山川醸造」は、昭和18年に創業した醤油蔵です。岐阜市を流れる長良川のほとりで、木桶を使った天然醸造で伝統的な「たまり醤油」と「豆味噌」を作っています。
木桶が並ぶ醤油蔵は圧巻! 岐阜「たまりや 山川醸造」訪問その2
Photo:木桶仕込みたまり醤油。左から「頑ぽん」「漆黒」「みのび」 

たまり醤油とは、東海地方で古くから親しまれている醤油のひとつです。一般的に全国で出回っているのは「こいくち醤油」や「うすくち醤油」ですが、原料を比べてみると、醤油は大豆と小麦が約50%ずつなのに対し、たまり醤油はほぼ100%大豆でできています。また、仕込みに使う水の量が50~80%程度と少なく、これが独特のトロリとしたまろやかなコクを生み出しているんです。
木桶が並ぶ醤油蔵は圧巻! 岐阜「たまりや 山川醸造」訪問その3
Photo:たまり醤油に長良川中流域の天然鮎を漬け込んだ「焼鮎醤油」 

その独特の味わいは、刺身用としてだけではなく、照り焼きや煮物、汁物などに使ってもおいしくいただけます。

大きな木樽が約90個並ぶ工場見学は驚きの連続!

大きな木樽が約90個並ぶ工場見学は驚きの連続!
Photo:工場見学で見ることができる木桶

「たまりや 山川醸造」では事前予約制(5名から応相談)で工場見学も受け付けています。建物の中に入ると、背丈を軽く超える大きな木桶約90個がずらり。その光景は圧巻です。
Photo:蔵を案内ししょうゆクイズをしてくれる3代目の山川晃生さん 

見学の最初に、クイズ形式でたまり醤油ができるまでの過程を学びます。
Photo :中の構造を見ることができる木桶 

見学者向けに、使わなくなった杉桶を使って中の構造を見ることができるコーナーもあります。「汲みかけ」といい、桶の中に小さな穴があいた木筒があり、この筒の中に溜まった水分をすくって、木桶の上に敷き詰められた石の上からかけることで、もろみを循環させ発酵を促すのだそう。
Photo:木桶を上からのぞいた光景(※通常の見学では予定なし) 

約2トンの石が敷き詰められています。木桶で作る醤油は日本全国の醤油シェアの約1%ほどといわれており、とても貴重な光景です。

併設ショップでのお買い物も楽しい!

Photo:ユニークな商品がずらりと並ぶ直営ショップ

醤油蔵に併設した直営ショップもあります。蔵見学をせずとも、ここでしか手に入らない品を求めてわざわざ遠方より買いに来る人も多いお店です。
Photo:使い勝手がいい「もこもこ泡醤油(全4種類)」

お土産として人気が高いのは、泡状のお醤油が出てくる「もこもこ泡醤油(全4種類)」や、たまり粕とたまり醤油を日本海の海水と一緒に煮詰めて作った「ふりかける醤油」など。その他、醤油をつかったポップコーンやクッキーなどスイーツ類もたくさん。「たまりや 山川醸造」を有名にした「アイスクリームにかける醤油」もあるので、ぜひ自宅でもこのおいしさを味わってみて!


◆たまりや 山川醸造
住所:岐阜県岐阜市長良葵町1-9
電話:058-231-0951
営業時間:8:00~18:00
定休日:日・祝日、第2・4土曜
工場見学:電話またはメール(info@tamariya.com)にて要予約。無料。
秋の蔵開放:2019年10月20日(日)

おわりに

「たまりや 山川醸造」では、毎年5月と10月の第三日曜日に蔵開放イベントが行われます。この時には社長自らが行う「木桶探検ツアー」や、お値打ちな「みそのつかみどり」などの人気企画の他、串カツ、みたらし団子、醤油フランクのなど味噌・醤油を使ったグルメが大集合します。岐阜市内のケーキ屋やパン屋とコラボした特別企画商品もあるので必見です。毎回1,000人を超す来場者を誇る蔵開放。その日を狙って足を運んでみるのもおすすめです。

岐阜県 山川醸造 工場見学 旅行 グルメ