ベルギーのグラン=プラスは、中世の職人や商人の同業組合であるギルドハウスと呼ばれる集会所が集合している場所であり、昔からにぎわってきた場所でもあります。
そんなグラン=プラス周辺にはたくさんの魅力的な観光スポットがたくさんあるんです。
ベルギーにあるグラン=プラスとは?
「グラン=プラス」とは、ベルギーの首都であるブリュッセルの中心にある大広場です。世界で最も美しい広場として有名で、1998年に世界遺産にも登録されています。
ブリュッセルに訪れる人は必ず足を運ぶとも言われている、有名な観光スポットになっていて、フランスのロマン主義の詩人であり、小説家のヴィクトル・ユゴーが賞賛したことでも知られています。
広場の周囲はギルドハウスに囲まれており、広場の美しさもさることながら、中世ヨーロッパの商人たちの生活を垣間見ることができます。グラン=プラスでちょっとした歴史旅行を楽しんでみるのもおすすめです。
グランプラス周辺のおすすめ観光スポットその① フラワーカーペット
2年に1度開催される「ブリュッセル・フラワーカーペットフェスティバル」。その名の通り、グラン=プラス広場を4日間だけ花で埋め尽くすイベントです。
毎回テーマが設定されており、2016年のテーマは「日本」でした。ベルギーと日本の外交150周年を記念して、日本の花鳥風月をテーマにしたフラワーカーペットが登場し、多くの見物客でにぎわいました。ヨーロッパ様式の建築と和風のカーペットの組み合わせは、まさに和洋折衷で美しいものだったと評判だったそうですよ。
ちなみに、「ブリュッセル・フラワーカーペットフェスティバル」中は、ライトアップもされるので昼と夜の2回訪れる人も少なくないんだとか。グラン=プラス広場を訪れるなら、このイベント開催期間中を狙ってみるのもいいかもしれませんね。
グランプラスの周辺のおすすめ観光スポットその② 市庁舎
グラン=プラス広場にある中で、最も歴史のある建物が「市庁舎」です。この市庁舎は、1402年~1455年にかけて建設されました。
1695年に起こったフランス王ルイ14世とヨーロッパ諸国との大同盟戦争で、フランス軍の砲撃によってグラン=プラスにある家屋の大半が破壊されてしまいます。ですが、市庁舎だけが残り、当時の唯一の建物となっています。
ゴシック様式の96mある塔は圧巻で、頂上にはブリュッセルの守護天使であるミシェルが龍を打ち倒す姿の像が飾られています。
市庁舎に入場するには入場料がかかりますが、美しい景色を眺めることができますよ。
◆市庁舎
住所:Grand-Place, Grote Markt, Brussels 1000, Belgium
電話番号:+32-2-279-23-43
定休日:10~3月の日曜日・1月1日・5月1日・11月1日・11月11日・12月25日
グランプラスの周辺のおすすめ観光スポットその③ ギャルリーサンチュベール
次にご紹介するのは、ヨーロッパ最古のショッピングアーケードの1つに数えられる「ギャルリーサンチュベール(Galeries St-Hubert)」です。アーチ状のガラスの天井は雨の日でもショッピングが楽しめることから、「ブリュッセルの雨傘」と呼ばれています。
19世紀に建設され、ネオ・イタリア様式の美しい天井は見どころのひとつでもあります。歴史とともに、その当時の建築様式の美しさを感じてみてください。
ちなみに、アーケード街はキング・クイーン・プリンスというギャラリーに分かれており、有名なチョコレート屋さんや高級ブティックが並んでいるためウィンドウショッピングをするのにも最適なスポットですよ。
◆ギャルリーサンチュベール(Galeries St-Hubert)
住所:Galerie du Roi 5, Brussels 1000, Belgium
電話番号:+32-2-545-09-90