印象派を代表する画家、クロード・モネ(1840-1926)。最晩年の大作《睡蓮》に着手してから約100年が経った今、日本初公開の作品も含むモネの絵画約30点に加え、後世代の約30作家の作品を展示する展覧会が開催されます。今なお、高い人気を誇るモネの芸術の豊かさと奥深さを感じに行きませんか。
「モネ それからの100年」
クロード・モネ《睡蓮》1906年 油彩、キャンヴァス 81.0x92.9㎝ 吉野石膏株式会社(山形美術館に寄託)
印象派を代表する画家、クロード・モネ(1840-1926)が最晩年の大作《睡蓮》に着手してから約100年。「モネ それからの100年」では、日本初公開の作品も含む初期から晩年までのモネの絵画約30点に加え、後世代の約30作家の作品群を一堂に展覧し、両者の結びつきを浮き彫りにします。時代を超えて愛されるモネの絵画をさまざまな切り口から捉えなおし、モネの芸術の豊かさと奥深さ、その普遍的な魅力に迫ります。
見どころ
「モネ それからの100年」では、日本初公開作品を含むモネの絵画約30作品の特質を「マチエール」「光」「身体性」などのキーワードから捉え直し、時代を超えて愛されるモネの芸術の魅力に迫ります。
また、アメリカ抽象表現主義の代表的画家マーク・ロスコやサム・フランシスをはじめ、1950年代以降の絵画を展示し、「モダンアートの先駆者」と称されるモネの芸術の革新性を浮き彫りにします。
そして、モネとの共鳴を見出せる多様な現代アートも展示。絵画のみならず、版画・写真・映像など幅広い分野のアートを多数展示します。モネの芸術と今日のアートとの間に、時代・地域・ジャンルを超えたつながりを見出します。
出品作家(予定)
クロード・モネ
アルフレッド・スティーグリッツ、エドワード・スタイケン、マーク・ロスコ、ヴィレム・デ・クーニング、サム・フランシス、ロイ・リキテンスタイン、ジャン=ポール・リオペル、ジョアン・ミッチェル、アンディ・ウォーホル、ゲルハルト・リヒター、ルイ・カーヌ、堂本尚郎、中西夏之、松本陽子、福田美蘭、鈴木理策、丸山直文、湯浅克俊、水野勝規 ほか
クロード・モネ《柳》1897-98年頃 油彩、キャンヴァス 71.0x89.5㎝ 個人蔵(国立西洋美術館に寄託)
松本陽子《振動する風景的画面》2017年 油彩、キャンヴァス 200.0x250.0cm 個人蔵 ©Yoko Matsumoto
福田美蘭《モネの睡蓮》(部分)2002年 アクリル、キャンヴァス(パネル貼)、額(既製品) 86.3x116.5x8.3㎝ 大原美術館
開催概要
◆モネ それからの100年
会期:2018年7月14日(土)~9月24日(月・祝)
開館時間:10:00~18:00 ※9月14日(金)、15日(土)は20:30まで(入館は閉館の30分前まで)
休館日:木曜日(8月16日は開館)
会場:神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4-1(横浜美術館)
主催:横浜美術館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)、東京新聞、テレビ朝日
後援:在日フランス大使館、アンスティチュ・フランセ日本 ほか
協賛:光村印刷 ほか
観覧料:一般1,600円、大学・高校生1,200円、中学生600円 ※小学生以下無料、65歳以上の当日料金は1,500円(要証明書、美術館券売所でのみ販売)。毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)。観覧当日に限り本展のチケットで「横浜美術館コレクション展」も観覧可。前売券の発売情報などは公式サイトにて随時発表
問い合わせ:045-221-0300(横浜美術館)
先行巡回:2018年4月25日(水)~7月1日(日) 名古屋市美術館