<動画つき>徳之島って知ってる? 元秘境ツアー添乗員・とまこおすすめ、神秘的な朝焼けを見に行くのが楽チンな島【連載第28回】その0

<動画つき>徳之島って知ってる? 元秘境ツアー添乗員・とまこおすすめ、神秘的な朝焼けを見に行くのが楽チンな島【連載第28回】

2018-04-29
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徳之島をご存知ですか? 鹿児島県の離島です。ここの環境は最高! 季節によっては、クジラやイルカ、海ガメに遭遇できるほど自然豊かなところです。そんな島での朝焼けは、それは美しく神秘的で……。しかも、日の出が見やすい島なのですよ。

Text&Photo:とまこ

島の中心地・亀津でも、文句なしの日の出体験が待っている

島の中心地・亀津でも、文句なしの日の出体験が待っている
気分のいい日の出でしょう。水平線を遮るものなど何もない、壮大なスケールの海に敷かれた光の道。もちろん下はサンゴです。これ、島の中心地に位置する亀津港からの様子なんです。

徳之島は日の出を見るのが楽チンな島です。なぜって中心地の亀津が東沿岸にあるから。とはいえ、街の規模によっては海辺までの移動が大変ですが、亀津ならミニマムなところなので、どこに宿泊しても歩いてすぐ海に到着できるでしょう。
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島には山があるので、季節によっては早朝に霧がかかることもあります。海と山に挟まれた小さな街ならではの情景は、風情たっぷりです。

海の上で太陽を迎えるワクワク感! 亀徳新港の防波堤が心地いい 

海の上で太陽を迎えるワクワク感! 亀徳新港の防波堤が心地いい 
橋と港と太陽のコラボレーションもたまりません。ここは亀徳新港。亀津の北隣にある港で、車なら亀津から5分もあれば到着できるでしょう。

もしフェリーで徳之島へ来るなら、この港が島の第一歩となるところ。必ず思い出の一ページに刻まれるスポットです。一番神秘的な景色をぜひ見ておいてください。

広い港のうち、観測スポットは写真手前の橋のすぐ右上に見える防波堤が行きやすくていいですよ。管理事務所の脇なのですぐわかります。あんな海の真ん中で立ち尽くして太陽を迎えられるなんて……、最高でしょ。
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ここは徳之島のメインの港なので、船やコンテナも多くあります。カラフルなコンテナと、透き通った青い海と、昇り立ての陽の光。かわいらしい色合いに和みました。
ところでこの時は3月。徳之島を含む南西諸島はジャガイモ収穫に大忙しの時です。このコンテナの中もきっとジャガイモなのではないでしょうか。陸に上がったら貨物列車に繋がれて、各地へと運ばれていくのでしょうね。


◆亀徳新港
住所:鹿児島県大島郡徳之島町亀津7784番地(亀徳港新港管理事務所)
電話:0997-83-1521

空がサンゴ礁に映り込む。「なごみの岬」の日の出が神秘的過ぎる

「なごみの岬」は亀津から北へ10分弱車を走らせたところにある、小高い岬です。見下ろす海は、サンゴがよく育っていて浅くて静か。そのため空が見事に写り込むのです。

この絶景っぷり……言葉を失うって、こういうことですね
(記事トップの写真もここの写真です)。
また、ここには戦没者の慰霊碑もあります。先人に祈りを捧げ、決して忘れてはならない歴史を振り返るいい機会にもなりますね。  

太陽が隠れていても幻想的。伊仙町の白砂の浜もお気軽スポット

亀津から80号線を車で10分弱南下すると、徳之島町から伊仙町へ入ります。道沿いに白砂の浜が続く、走っているだけでもとても気持ちの良いポイントです。有名なサンゴ礁の「喜念浜」のすぐ手前ですよ。

この辺りには、道から浜まで降りる階段が数カ所設置されているので、朝日を見るには便利です。「喜念浜」だと砂に足を少々沈ませながら坂を下りることになるので、日の出前の暗い時間だとちょっと不安でしょ。
この時は霧が盛大で、視界一面が水色に霞んでいました。とっても幻想的で、夢の中にいるみたい。

島の天気は変わりやすいです。毎日、昇り立ての太陽と出合えるわけではないけれど、その時だけの特別な情景が広がっていることは確か。ぜひ、旅ならではの朝日鑑賞に出かけてみてください。

おわりに

徳之島は、宿が多くある亀津が東側に位置しているので、朝日を見に出かけるハードルが低いです。車で10分以内ならがんばれるでしょ。ぜひ、きれいな海で朝日を浴びる喜びを味わいに行ってくださいね。

◆とまこ
明治大学在学中からバックパッカーとしてデビューし、卒業後は秘境ツアーコンダクターに。現在は旅作家&おしゃれパッカーとして本の執筆や講演、TV出演など多方面で活躍中。著書に『離婚して、インド』(幻冬舎文庫)、『世界の国で美しくなる!』(幻冬舎)など既刊12冊。2017年9月20日には新刊『台湾で朝食を 日常よ、さようなら!』(メディアパル)発売。

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