【東京連載】変化する街並みを歩く。「日本武道館」周辺で桜さんぽその0

【東京連載】変化する街並みを歩く。「日本武道館」周辺で桜さんぽ

2020-03-26
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東京では3月14日に全国に先駆けてソメイヨシノの開花宣言があり、観測史上最速での桜の開花となりました。これから3月下旬にかけて満開を迎える桜。都内の数ある名所のなかでも、今回は東京オリンピック・パラリンピックの会場のひとつでもある「日本武道館」周辺の桜スポットをご紹介します。

気分転換にぴったり。変化する東京を桜とともに散策しよう

東京オリンピック・パラリンピックでは空手や柔道の競技会場となる予定の「日本武道館」。現在は全面的な改修工事を実施しているほか、最寄り駅である九段下駅が2020年3月にリニューアルされ東京メトロと都営地下鉄の乗り換えがスムーズになるなど、インフラ整備も進んでいます。皇居が近いこともあり、周辺には公園や寺社など桜の名所があちこちに。イベントなどは一部中止、縮小されていますが、暖かくなったいま、散歩がてら桜見物をするにはぴったりです。

都内有数の桜の名所「千鳥ヶ淵緑道・千鳥ヶ淵公園」

都内有数の桜の名所「千鳥ヶ淵緑道・千鳥ヶ淵公園」
九段下駅を日本武道館側の出口から出て道なりに歩いた先にある「千鳥ヶ淵」は、都内でも有数の桜の名所として知られています。皇居のお濠に沿って整備された700mにも及ぶ豊かな緑に囲まれた遊歩道と、その先にある「英国大使館」周りにある公園を「千鳥ヶ淵緑道」「千鳥ヶ淵公園」と呼び、毎年春になると多くの花見客で賑わいます。江戸城内濠に沿って並ぶ数百本もの桜は濠の水面にまで達し、桜のピンクと水面のブルーとが見事な景観を作り出してくれます。

通常は区営のボート場でボートのレンタルもしているので、水面から桜を楽しむことも可能。桜のトンネルをくぐるような体験もできると人気です。また丸の内側を見通すと東京タワーも望め、夜には桜、丸の内のビル群、東京タワーと夜景のコラボレーションも楽しめます。千鳥ヶ淵公園には、滑り台など子ども向けの遊具も設備が整っているので、子どもを連れて遊びながら桜を観るものおすすめです。

◆千鳥ヶ淵緑道・千鳥ヶ淵公園
住所:「千鳥ヶ淵緑道」東京都千代田区九段南2丁目から三番町2先、「千鳥ヶ淵公園」東京都千代田区麹町1-2、一番町2
電話:緑道03-5211-4243(千代田区役所道路公園課)、ボート場03-3234-1948
営業時間:入園自由
定休日:無休
料金:ボート場30分500円

※下記イベントは中止となっています。お出かけの際はお気をつけください。
◆千代田さくらまつり
・千鳥ヶ淵ライトアップ:2020年3月25日(水)~2020年4月5日(日)
・区営千鳥ヶ淵ボート場の営業見合わせ:2020年3月1日(日)~当面の間 ※桜のライトアップに合わせて予定していた夜間営業も見合わせ
・桜めぐりバス さくらカルガモ号:2020年3月28日(土)・2020年3月29日(日)

開かれた神社にパワーアップ「靖國神社」

開かれた神社にパワーアップ「靖國神社」
写真提供/一般社団法人千代田区観光協会

日本武道館から靖国通りを挟んだ向かいに位置する「靖國神社」は、東京を代表する桜スポットのひとつ。気象庁が指定した東京の桜(ソメイヨシノ)の標本木があることでも知られています。1869(明治2)年に明治天皇の思し召しによって建てられた招魂社(しょうこんしゃ)がはじまりで、「国安かれ」の一念のもと、命を捧げた人々の神霊が246万6千余柱祀られています。

令和元年には創建150年を迎え、本殿への参拝誘導と慰霊の心に触れる空間を創作する「いざない」プロジェクトをはじめとした記念事業を実施。国内外から訪れる多くの参拝客を迎える開かれた神社にパワーアップしました。

広い敷地の境内には満開の桜がずらりと並び、桜見物はもちろん、夏の新緑、秋の紅葉など、都心のなかでも緑の多い場所として四季折々の自然を楽しむことができます。毎年7月には「みたままつり」が行われ、春と秋には例大祭と呼ばれる年間で最も重要な祭典、各種奉納芸能が行われるなど、いつ訪れてもさまざまな催しがあるのも魅力。


◆靖國神社
住所:東京都千代田区九段北3-1-1
電話:03-3261-8326(代表)
営業時間:【内苑 開閉時間】1、2、11、12月6:00~17:00、3~10月6:00~18:00、【社務所(祭儀課)受付】9:00~17:00、【参拝受付】3~10月8:00~16:30、11~2月8:00~16:00 ※春秋の例大祭、みたままつり、正月などの期間中は時間が異なる
【遊就館】9:00~16:30(元日は0:00~16:30) ※みたままつり期間中(7月13日~16日)9:00~21:00。入館は閉館の30分前まで
定休日【遊就館】無休 ※6月末及び12月末に数日間の臨時休館日あり
料金:【遊就館】大人1,000円、大学生500円(短期大学生・専門学校生などを含む)、中学・高校生300円、小学生以下無料

※下記イベントは中止となっています。お出かけの際はお気をつけください。
・遊就館 ※館内施設のミュージアムショップ・茶寮「結」も当面の間、休業
・さくらまつり
・桜の夜間ライトアップ・露店の出店等

「宝来屋本店」で桜を見ながら春の和菓子を味わう

「宝来屋本店」で桜を見ながら春の和菓子を味わう
桜散策の際には、周辺のグルメスポットも楽しみましょう。靖国通り沿いにある「宝来屋本店」は、明治元年に創業した老舗の和菓子店。1階には上生菓子をはじめとした和菓子が10種類以上ショーケースに並び、贈答用の和菓子なども購入できるとあって、地元の方々や近隣のオフィスで働く方が多く利用しています。「ほうらいや」の焼印がかわいいどら焼きや、つぶしあんやごま、きなこなど、季節ごとに異なるおはぎをはじめとした和菓子は優しい甘みが人気です。

とくにこの季節に人気なのが「三色花見団子」。桜餡、黄味餡、蓬入餡のなかに、寿甘が入った、桜が咲いている季節だけの限定商品です。ほかにも桜餅や草餅などが揃うので、春を感じるおもたせにおすすめです。2階には喫茶室があり、お茶とお菓子のセットが600円から味わえます。窓からは靖国通り沿いの桜が一望できるので、桜見物をしつつ、春の和菓子を堪能してみてはいかがでしょう。

◆宝来屋本店
住所:東京都千代田区九段南2-4-15
電話:03-3261-4612
営業時間:9:00~18:00、土曜10:00~16:00
定休日: 日曜・祝日(節句や、お彼岸のお中日は営業)
※おはぎは時期により取り扱いがない場合も。赤飯、紅白饅頭などは注文販売。
2階喫茶室は、桜の時季は込み具合により利用できない場合あり。

おわりに

「日本武道館」周辺には、東京を代表する桜スポットが充実。最寄りの九段下駅から隣駅の市ヶ谷駅までを結ぶ靖国通り沿いの街路樹にも桜が植えられ、ずらりと咲き誇る桜が楽しめるので、駅から駅へと少し散策するだけでも楽しめるはず。近くまで訪れた際には、ぜひ立ち寄ってみては。

旅行 花見 九段下 神保町 東京