【台湾情報】子どもファーストなホテルでリラックス。台北+宜蘭の旅で、家族みんなが笑顔になる休日。その0

【台湾情報】子どもファーストなホテルでリラックス。台北+宜蘭の旅で、家族みんなが笑顔になる休日。

2018-11-10
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ここ数年、台湾のホテル業界は、ファミリー向けの施設やイベントを積極的に導入しています。レジャーの内需を拡大し、外国人観光客に頼らない観光収入の確保が目的と言われていますが、もともと子連れに優しい台湾において“子どもファースト”で設計されたホテルの安心感といったら……世のママたちは大助かりです。台北市民に人気の週末リゾート・宜蘭にある「宜蘭悅川酒店 THE WALDEN」も、そのひとつです。

ロハスな環境にモダンな建物、中に広がるのは童話の世界

ロハスな環境にモダンな建物、中に広がるのは童話の世界
台湾鉄路を利用して、台北から約1時間の宜蘭。この地でファミリー層から熱い支持を受けているホテルが「宜蘭悅川酒店 THE WALDEN」です。英文のホテル名は、19世紀のアメリカの思想家ヘンリー・デイヴィッド・ソローの代表作『ウォールデン 森の生活』にちなんだもの。今でいうロハスな暮らし、スローライフ、多くを持たないシンプリシティの豊かさについて綴ったソロー。CEOの簡局能氏は、彼の思想にインスパイアされ、このホテルを建てたのだそう。宜蘭河からほど近い場所に建つホテルの外観は、シンプルでモダン。その一方で、うさぎのキャラクターがエントランス前にいたり、メルヘンチックな壁画があったり……大人も子どもも思わず笑顔になるようなインテリアで、ふっと肩の力が抜けるリラックス空間が広がっています。

圧巻の蔵書数は、読書の大切さを子どもたちに伝えるメッセージ

圧巻の蔵書数は、読書の大切さを子どもたちに伝えるメッセージ
ソローは晴耕雨読の暮らしを体験し、読書の重要性についても説いていたことから、ホテル内には、たくさんの本が並んでいます。ロビー、レストラン、エレベーターホール……客室に辿り着くまでの間に、自由に手に取ることができる蔵書の数は、なんと数千冊。しかも、その多くが児童書というのは、ちょっとした驚きです。

1階のカフェ「歌德咖啡廳(ゲーテ・カフェ)」には、円形の時計をモチーフにした本棚、高さ8mの本棚が。クラシック音楽が流れるなか、大人はソファでリラックスしながら、子どもは透明な通路“ウォールデン・スカイトレイル”に上がって、2階の蔵書のページをめくる……親子が近い空間にいながら、それぞれの楽しみを見つけ、充実した旅の1シーンが過ごせる工夫がされています。読書をしながらゆったり過ごすには、アフタヌーンティーもオススメ!

素材は選りすぐりの安心食材。ヘルシー料理で心と体をリフレッシュ!

素材は選りすぐりの安心食材。ヘルシー料理で心と体をリフレッシュ!
1階のベーカリーには、専属シェフの手作りパンがズラリ。試食しながら、好みのパンを選べます。台湾で超人気の“髒髒包(キタナおいしいパン)”もスタンバイ。たっぷりまぶされたココアパウダーで手や口元が汚れることから、こんな名前がついたそう。家族や恋人と一緒に味わって、SNSに写真をアップしたら、楽しい思い出になりそうです。

旅先での食事は、その土地の印象を左右する大きな要素。3階にあるレストラン「羅琳餐廳(J.K.ローリング・レストラン)」は、ゲストの心身の健康を考え、自然農法の無農薬野菜など、選りすぐりの地元の食材を使用。中華、欧州、アジア……の料理を融合させ、国境を越えた美食を提供しています。その美味しさに、食べ過ぎてしまったなら、5階のフィットネスジムへ。宿泊客は無料で使用でき、オーバーしたカロリーを消費できます。

ホテル内とは思えない充実のプレイルームに、キッズまっしぐら!

ホテル内とは思えない充実のプレイルームに、キッズまっしぐら!
この「宜蘭悅川酒店 THE WALDEN」の真骨頂ともいえるのが、2階の親子館「綠野仙蹤親子館(オズの魔法使い親子館)」。積木、滑り台&ボールプール、電動カート(10〜25kgの体重制限あり)読書エリア……子どもたちに人気の玩具や乗り物が豊富で、歓声や笑い声がたえないスペースに。小学生以上なら、ゲームスペースへ。バスケットゲーム、PS4などのゲームが楽しめます。また、親子で楽しめるレゴを使ったDIY、不定期開催のイベントも好評です。

客室でも、うさぎの“カイカイ&タイタイ”がお出迎え

客室は8タイプ、全103室。どの部屋も窓を大きく取り、宜蘭の美しい日の出が見られるように設計されていて、ヘミングウェイ、ジェーン・エア、フォールデンなど、文学にちなんだタイプ名がつけられています。

小さいお子様連れなら、ウサギのキャラクターが描かれた「ジェーン・エア・ファミリー・ペインティング・ルーム」が最適。壁には、キャラクターの“カイカイ&タイタイ”が宜蘭の名所を訪ねる様子が描かれています。伝統芸術センター、冬山河親水公園、ジミー広場、龜山島のホエールウォチングなどなど……いずれもほっこり癒されるテイスト。30室すべての部屋の絵を見てみたくなる演出です。

地方に行くほど、子ども思いなホテルが見つかる台湾。台北滞在を楽しんだ後、少し足を伸ばして、ファミリー向けホテルで家族サービス。そんな台湾旅行も新鮮です。

◆ 宜蘭悅川酒店 THE WALDEN
住所:宜蘭市中山路五段123號
電話:+886-3-969-9555

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