【台湾情報】魅力炸裂!今夏は屏東の自然と文化をディープに楽しむ体験型バカンスを。その0

【台湾情報】魅力炸裂!今夏は屏東の自然と文化をディープに楽しむ体験型バカンスを。

2022-08-20
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台湾本島最南端に位置する屏東県。押しも押されもせぬリゾート地でありながら、新たな楽しみ方の発信に余念がありません。観光局「屏東縣政府交通旅遊處」では、静から動まで、多彩なテーマのアクティビティを提案。今夏のイチオシは、インストラクターの引率のもと恆春の海の美しさを楽しむ「台湾潛水」、美しい海と山が自慢の「龍水社區」での伝統菓子作りや自然観察、そして海口港にある「看海美術館」のスケール感あるアートに触れる旅。この夏、屏東を訪れるなら、体験型のイベント参加がおすすめです。

頼もしいインストラクターのもと、恆春の豊かな海を体感。

頼もしいインストラクターのもと、恆春の豊かな海を体感。
紺碧の美しさで知られる恆春の海ですが、色彩豊かな海中の景色の美しさはそれ以上。その魅力を体感できるアクティビティが「台湾潛水」でのプログラム。子どもから大人、泳げる人から泳げない人、ダイビングのラインセンス取得を目指す人…あらゆる層に合わせたコースが用意されていて、プロのインストラクターのもと、恆春の海を探索することができます。

大人も子どもも体験可能。レベルに合わせた多彩なプログラムを用意。

大人も子どもも体験可能。レベルに合わせた多彩なプログラムを用意。
ライセンスなしのコースでは、3〜6歳は海遊び、6歳以上はシュノーケリング、12歳以上はダイビング体験が可能です。ライセンス保有者のトラベルタイビングコースは、ショアダイブ、ボートダイブ、ナイトダイブがあるほか、世界最大のダイビング組織であるPADIのプログラムを選択することも。海中で呼吸し、魚やサンゴ礁を見たり、海亀と一緒に泳ぐ経験は、忘れられない思い出となることでしょう。

創始者はPADI最高レベルのディレクター。海洋保全活動も多数。

創始者はPADI最高レベルのディレクター。海洋保全活動も多数。
「台湾潛水」の創始者である陳琦恩(Dylan)氏は、PADIの最高達成レベルのコースディレクターの中でも特に優れた人材を意味する “プラチナコースディレクター”の称号を台湾で初めて獲得した人物。また「台湾潛水」は、社会と環境に好影響を与えるビジネスを評価する組織B Lab®︎から、ダイビング教育センターとしてアジアで初めての認証を受けたほか、毎年、純利益の20%を海洋関連に寄付、1%を地球税として納付するなど、海洋保全活動に積極的に参画しています。

Dylanが掲げるブランドの理念は「Bring Ocean Into Your Life」。ダイビングを通じて、海が皆の生活の一部となること、子どもたちが幼い頃から海に親しむこと、より多くの人が大海に恋をして海の民となり、私たちと共に海を守ってくれることを希望しています。
【台湾情報】魅力炸裂!今夏は屏東の自然と文化をディープに楽しむ体験型バカンスを。その4
「台湾潛水」で学べることは、ダイビング経験や技術の習得にとどまりません。海洋知識や海洋保全の概念を学習し実践。例えば、海に有害な化粧品や日焼け止めを取り除くこと、環境に優しい魚介類を購入すること、地元の食材を取り入れること、食器類を持参すること、海の清掃活動に参加すること等々…子どもたちが生きていく未来に青く澄んだ海、豊かな生態系を残し、海に「ありがとう」と大声で言えることを心から願っています。

◆台湾潛水
住所:屏東縣恆春鎮大光里大光路55-60號(恆春店)
電話: +886-8-886-7082

サプライジングな展示で知られる、海辺の美術館へ。

昨年、気鋭のアーティスト阿咧による14mもの巨大オブジェ『春江獸』を館外に登場させ、大きな話題を呼んだ「看海美術館」。今年は、日系ブラジル人アーティスト・Oscar Oiwa氏の『眠夢-感官浮游特展』を開催中です。

エアドームの中に入って360度に広がるモノクロームの世界を鑑賞。

メイン作品は、大型のエアドームを用いたインスタレーションで、ドームの内側に入って360度の作品世界を鑑賞するというもの。『The Dreams of a Sleeping World〈眠夢〉』と『Black And Light〈黑暗與光〉』と題された2作品は、どちらもフェルトペンを使って超現実的な夢の世界を描き出しています。『黑暗與光』には、光兎(Light Rabbit)と影貓(Shadow Cat)というキャラクターがいるので、その可愛い姿を探してみてください。また、Quarntne Seric隔離シリーズでは、Oscar Oiwa氏の視点でとらえた、世界の片隅で疫病が生活に与えた影響を感じることができます。
展覧を鑑賞し終えた後は、ぜひ屋上に上がってみてください。心地よい風に吹かれながら、山、海、港、堤防、ビーチといった美しい眺めもまた絵画のよう。癒しのひとときをぜひ。

◆看海美術館
住所:屏東縣車城鄉海口路1-12號
電話:+886-8-882-5601
※入館無料、要オンライン予約。入館時は靴を脱ぎ、靴下の着用が必要です。

龍水里探訪では、清らかな水がもたらす恵みを実感。

最後にご案内するのは、恆春半島きってのバードウォッチング・スポットとして知られる龍鑾潭から程近い「龍水里」。この地はかつて龍宣水と呼ばれていて、清らかな水源、素朴な田園風景が魅力のエリアです。近年は有機稲作を発展させていて、環境汚染をおさえて育てる「琅嶠米」を生産。歯応え、香り、粘りの三拍子が揃った味わいが自慢です。

農村の生活に触れるエコツーリズムに参加しよう。

そうした豊かな自然生態を広くアピールすべく、龍水社区発展協会はエコツーリズムを企画、農村の生活に触れる機会を積極的に作っています。

自由な発想で作る、伝統菓子・紅龜粿のDIY。

ツアーでは、伝統菓子・紅龜粿のDIY体験を開催。紅龜粿とは、もち米で作った真っ赤な生地に小豆あんを詰めて薄く焼いたもので、おめでたい亀の形に整えるのが定番。講師のデモンストレーションの後、両手にサラダ油を塗ったら、生地をこねて、好みの形に丸めていきます。作ってよし、食べてよしのお得な経験となることでしょう。

水路にはシジミも! 古き良き田園風景が健在。

その後は、有機稲作エリアに向かいます。フウセンカズラ、アメリカブクリョウサイ、ヤマビワ、イヌホオズキなど、生息するさまざまな植物の説明を受け、この地の自然に関する知識を深めていきます。

青い空のもと、そよ風が田んぼの緑を撫でる景色は、ただ見ているだけで癒されるものですが、台湾でも希少な有機稲作区の美しさは格別です。昔ながらの水路の水は澄んでいて、小魚やカエル、シジミがいっぱい! 裸足になって水路に足を入れて涼を取り、都会では経験できない夏のひとときを過ごしてください。

ほかにも、サイザルアサの展示館案内、伝統的宴席料理人のカルチャー講座(風味餐の試食つき)など、興味深い企画がいろいろ。龍水社区発展協会は、皆さんの参加を待っています。
◆屏東縣恆春鎮龍水社區發展協會
住所:屏東縣恆春鎮龍泉路284號 
電話:+886-978-935-922

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