ハワイで必ず手に入れたいマストバイアイテム・ハワイアンジュエリー。フォーマルな席でも着用可能な伝統的なデザインから、日常使いできるカジュアルなものまで、さまざまなテイストのジュエリーを扱うショップがハワイにはあります。
なかでもオアフ島・ホノルルにある「ハナリマ・ワイキキ」は、貴重なハワイ原産の天然素材を使った、一点ものジュエリーばかりのショップとして注目を集めています。ここでは、その希少な素材についての話に触れつつ、この店の人気の秘密についてご紹介しましょう。
文・photo/P.M.A.トライアングル
一点ものでいっぱい!自分だけの逸品がゲットできる
ハナリマとは、ハワイ語で「手作り」を意味していますが、その名のとおり、専属のローカルアーティストが素材の選定から製作まで、一貫しておこなっています。しかも、2週間に1度は新しいデザインの商品が入ってくるので、いつショップを訪れても新鮮な出合いがあります。
そしてアクセに使う素材も、一点ものの天然素材。ひと口に天然素材といっても、そのバラエティーはとっても多彩なんです。ボーン(骨)やシェル、ターコイズに水牛の角、サメの歯、天然木などなど、枚挙にいとまがありません。その中には、ハワイで集めたローカルの素材もたくさん含まれています。次は、そうしたローカル素材の中で希少なものについて、お話ししたいと思います。
ハワイの海底でしか見られない貴重な貝、サンライズシェル
サンライズシェルとはホタテ貝の仲間で、ハワイ諸島でしか見ることのできない貴重な貝です。古代のハワイでは、ハワイの王族だけが身につけることを許されていて、別名「ハワイのダイヤモンド」とも言われています。
貝の中心から外側へ、白からオレンジのグラデーションがまるで朝日のように見えることから、この名がついたとか。身につけていると、幸運になれるといわれています。色は貝によってさまざまで、黄色や赤、白に緑、青が混ざったものもあります。
ハワイの海底で、この貝を探すわけですが、死んでいて割れているものがとても多く、無傷できれいなものはなかなか手に入りません。黄色のサンライズシェルは割合と丈夫なので比較的見つかるのですが、赤い貝は割れやすいために珍しく、価値が高いとされています。緑のものも同様に珍重されています。
王族が愛した精霊が宿るハワイ固有の樹木・コアウッド
コアは、ハワイに広く分布している、ハワイ固有の樹木です。成長すると、高さ約30m前後、太さ約15mもの大木になります。耐水性に優れているこの木は、カヌーやサーフボードに用いられ、伐採するときには、たくさんの供物も捧げて崇められてきました。神聖な木として大切にされてきたコアですが、古代ハワイにおいては、王族たちだけが持つことを許された特別な樹木でした。
コアの木は、その外観が美しく、優れた共鳴性を持っているので、ウクレレの材料としてよく使用されます。また、乾燥後の安定性がよいため、高級家具や建具、木彫りとしても高い人気があります。
そして、コアの木を使ったハワイアンジュエリーも、とても人気です。コアはとても硬く丈夫なので、美しい木目とあいまって、ジュエリーにはうってつけなのです。
しかし、長年の大量伐採がたたって、現在は絶滅の危機にあり、輸出を制限されていて、たいへん希少価値の高い木材となっています。
カスタマイズやオーダーメイドで、自分だけの逸品を
こうした貴重な天然素材を使用したハンドメイドの一点ものということで、価値ある自分だけの逸品が手に入るわけですが、「ハナリマ・ワイキキ」では、ジュエリーのカスタマイズやオーダーメイドも受けています。
カスタマイズは、好みのハワイアンジュエリーパーツを選んで組み合わせることが可能です。たとえば、鹿革の4つ編みブレスレットのセンターに、自分で選んだジュエリーパーツをつけることができます。またオーダーメイドは、注文してから1日で完成するので、自分へのおみやげにもってこいです。
◆ハナリマ・ワイキキ/Hanalima Waikiki
住所: 353 Royal Hawaiian Ave. Unit B.
電話番号: 808-923-7919
営業時間: 10:00~22:00
定休日:無休
カード:J、V、M、A
ハナリマ・ワイキキ/Hanalima Waikiki