陶磁器の町を旅する。佐賀県で立ち寄りたい観光スポット3選
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陶磁器の町を旅する。佐賀県で立ち寄りたい観光スポット3選

2018-04-11
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image source: tabiiro.jp

九州地方の北西部にある佐賀県は、古くから陶磁器の産地として有名です。2つの海に面し、自然豊かで伝統が色濃く残る佐賀県の観光スポットを3つご紹介します。陶磁器に関するイベントや市場などもあるので、その磁器に合わせて足を運んでみてください。

①佐賀県とは

①佐賀県とは

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佐賀県は九州地方の北部、西日本や南日本と言われる地域にあり、東は福岡、西は長崎に面しています。玄界灘と有明海の2つの海に面していて、美しい田園風景や、伝統的な文化が色濃く残るエリアです。
なかでも陶磁器が世界的にも有名で、日本では17世紀ごろから陶磁器が作られるようになったと言われていますが、佐賀県の有田・伊万里がその発祥の地とされています。ひとくちに陶磁器といっても、日用品から観賞用の美術品まで種類はさまざま。お気に入りの品を探しに足を運んでみるのもおすすめです。

②有田陶器市

②有田陶器市

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佐賀県伝統の陶磁器・有田焼の産地、有田町で行われる「有田陶器市」は、約5キロの道沿いに550店以上が出店する一大イベント。全国から120万人もの人が集まり、町全体が活気にあふれます。有田焼をはじめ全国から多種多様な陶器が集まってくるほか、オープニングパレードや街角テーブルコーディネート展、ご当地グルメなどもあるので、掘り出しものを求めてぜひ足を運んでみて。明治29年発祥という歴史を感じられるのも魅力的です。


◆有田陶器市
住所:佐賀県西松浦郡有田町JR有田駅~上有田駅の旧国道沿い
電話番号:0955-42-4111
開催期間:4月29日(日)~5月5日(土)
料金:店舗により異なる、詳細は要問合せ



③大川内山・風鈴まつり

③大川内山・風鈴まつり

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日本の夏の風物詩・風鈴には、ガラス製の「江戸風鈴」や鉄製の「南部風鈴」など、さまざまな種類がありますが、伊万里市の大川内山では、窯元オリジナルの陶器の風鈴による「風鈴まつり」が開催されます。焼く温度などによって微妙に異なる音色が重なりあい、美しい自然の中で風に吹かれる風鈴の様子は、見ているだけでどこか清々しい心地になります。

それぞれの窯元の軒先に伊万里焼風鈴が吊るされるほか、琴椀コンサートや、伊万里焼風鈴の絵付け体験なども開催されています。自分だけのオリジナル風鈴は、お土産にもぴったりです。


◆大川内山・風鈴まつり
住所:佐賀県伊万里市大川内山一帯
電話番号:0955-23-7293
開催期間:6月21日~8月9:00~17:30(要問合せ)
定休日:期間中無休


④唐津城

④唐津城

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海辺にある城下町・唐津のシンボルが「唐津城」です。別名「舞鶴城」とも呼ばれていて、鶴が羽を広げているように見える優雅で美しい姿が特徴的。豊臣秀吉の家臣だった寺沢志摩守広高が、7年の歳月をかけて完成させました。

天守閣の内部は郷土博物館になっていて、3階は唐津焼フロアになっています。そのほかにも唐津を代表する産業の紹介や歴史など、さまざまな展示を見ることができます。最上階から唐津の町並みを眺めるのはもちろん、夜はライトアップも行っているので、美しい天守閣を遠くから眺めるのも幻想的でおすすめです。


◆唐津城
住所:佐賀県唐津市東城内8-1
電話番号:0955-72-5697
営業時間:9:00~16:40(閉館17:00、時期により変更あり)
定休日:12月29日~31日
料金:[天守閣]大人410円、小・中学生200円


おわりに

陶磁器の産地として有名な佐賀県のおすすめの観光スポットを3つご紹介しました。特に有田市は、散策しているだけでもいたるところに焼き物を見ることができるほか、飲食店でもさりげなく有田焼の器を使用しているなど、街全体から陶磁器へのこだわりが感じられます。
歴史と伝統が息づく陶磁器の文化に触れる旅へ、ぜひ足を運んでみてください。

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