「夜は短し歩けよ乙女」や「四畳半神話大系」など、京都を舞台にした独特な世界感を繰り広げる森見登美彦の小説。
その中でも唯一動物が主人公なため「毛深い子」と呼ばれ親しまれている「有頂天家族」は、下鴨神社の糺ノ森に住む狸にまつわるお話です。2013年に放送されたアニメ1期は「第17回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門」で優秀賞を取るなど好評を得ていましたが、この春ようやく待望の続編がスタート。
そこで、このアニメの聖地・京都に行ってみませんか?「下鴨四兄弟」を追う、おすすめの京都の散策スポットをご紹介します!
京都が舞台のアニメ「有頂天家族」とは
森見登美彦の小説の中でも唯一主人公が動物になっているのが「有頂天家族」です。下鴨神社の糺の森に暮らす狸・下鴨四兄弟の個性溢れる性格と不思議で痛快なストーリーが読者を引き込む人気作品。
2013年のアニメ化では主人公の下鴨四兄弟が三男・矢三郎に下櫻井孝宏さん、長男・矢一郎に諏訪部順一さん、次男・矢二郎に吉野裕行さん、四男・矢四郎に中原麻衣さんなど、豪華な声優陣がキャスティングされたこともあり、注目を集めました。
また、京都府や京都市が協力しているだけあって、アニメ内で描かれる街並みはリアリティ抜群。本物さながらの舞台が登場するので、実際にその地に赴くと「狸がでてきてくれるかも・・・!」と想像が膨らむこと間違い無しです。
下鴨四兄弟の本拠地・下鴨神社
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京阪電気鉄道の出町柳駅からアニメのオープニングでおなじみの「鴨川デルタ」を横目に北に歩くこと約6分、下鴨四兄弟の本拠地、下鴨神社・糺の森が見えてきます。いかにも狸が出てきてくれそうな森を抜けると荘厳な佇まいの楼門が現れます。下鴨神社は正式名称を賀茂御祖神社といい、境内全体が世界文化遺産の「古都京都の文化財」のひとつとして登録されていて、数々の国宝や重要文化財が残っています。狸の影を追いながらさまざまな場所をまわってみてくださいね。
ひとしきり見終わったら叡山電車に乗って鞍馬山に向かいましょう!5月30日まで限定で叡山電車と作品がコラボした「有頂天家族号」が走っています。公式HPの時刻表をチェックして乗ってくださいね。主人公がなにかと世話を焼く元大天狗・赤玉先生が追い出された天狗の本拠地・鞍馬山、二期では赤玉先生の息子が登場とのことなので、予習しておくといいのではないでしょうか?
金曜倶楽部の一員に!?
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狸と天狗の聖地を堪能したところで、人里に戻って来ましょう。三条駅を西に進むこと約7分、5話で金曜倶楽部が宴会をしていたあの場所にそっくりなお店「三嶋亭 本店」で是非すきやきを!残念ながら、狸鍋はないようですが、主人公の矢三郎が弁天に連れてこられたお店に外観、内観もそっくりなのでアニメのシーンと照らし合わせながら楽しんでみてください。
お腹を満たしたら鴨川沿いに南に下り、アニメに何度も登場する四条大橋を渡って六道珍皇寺に。六道珍皇寺の「黄泉がえり之井」は、カエルになっている矢二郎がさまざまな人の悩みや愚痴を聞いているあの井戸です。ちなみにこのお寺は小野篁にまつわる不思議な言い伝えがあり、冥界と繋がっていると信じられてきたのだとか。
旅の雰囲気を盛り上げてくれる宿「Campton1-艮-」
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たくさんの聖地を巡って疲れたところで、体を休めるのにおすすめの宿はこちら「Campton1-艮-」。
五条駅から徒歩約5分の場所で、1日1組限定の宿。趣のある外観とライトアップされる坪庭、半露天の高野槇を使用した浴槽などが魅力です。貸切なので他の人の気配を感じることなく、今回の旅の思い出に浸れるのがポイント。プライベートな空間で京都で暮らしているかのような時間を満喫してみてはいかがでしょうか?
◆Campton1-艮-
住所:京都府京都市下京区新町通六条下る艮町862番地3
電話番号:075-533-7211
チェックイン/チェックアウト:15:00/11:00