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京都府南丹市で里山の自然と歴史スポット巡り。極上の米&和牛にも感動
京都府南丹市で里山の自然と歴史スポット巡り。極上の米&和牛にも感動
提供:南丹市
京都府の中央エリアにあたる南丹市。里山の茅葺き屋根の集落や、1日中遊べる巨大ダム、城跡を巡りながら軽登山が楽しめるエリアです。さらに、全国有数の極上米や和牛など、頬が落ちるような絶品グルメも見逃せません!
懐かしい故郷の情景が広がる京都府南丹市で、歴史スポットを巡る1日を過ごしてみませんか?
Text:小林優子
400年続く江戸の風景!「美山かやぶきの里」はまるで日本昔話の世界
京都府の中央エリアにあたる京都府南丹市美山町には、岐阜の世界遺産・白川郷と同じ、茅葺き屋根の集落が現存しています。
なかでも、39戸のかやぶき民家が立ち並ぶ「美山かやぶきの里」は、平成5(1993)年に重要伝統的建造物群保存地区に選定され、江戸時代の風景が今もなお残り、まさに日本の原風景。のどかな田園風景に心が和みますよ。
美山かやぶきの里には、昔の人々の暮らしを垣間見ることができる民俗資料館や、美山の打ち立てそばを味わえる食事処、囲炉裏を囲む民宿も。ガイドツアーを利用して、往時の暮らしに思いをはせながら、美山かやぶきの里を巡るのもおすすめです。
近畿エリア最大規模を誇る「地域に開かれたダム」。見学後は周辺施設を満喫
南丹市日吉町にある高さ67.4m、長さ438mもの大規模な「日吉ダム」。幅の広いゲートでしっかりと水をせき止める重厚な佇まいから「軍艦ダム」の異名を持つ巨大ダムです。
自然と建物が調和したその景観は、多くの人から評価され、1999年の日本建築学会賞を受賞。その評価のポイントのひとつとされる、日本で初めて造られたダム堤体内部の見学施設があり、日本初の「地域に開かれたダム」に認定されています。
ダム直下には「道の駅」があり、天然温泉をはじめ、採れたての地元野菜が並ぶ直売所のほか、BBQガーデンやキャンプ場などのアウトドア施設も。「日吉ダムカレー」が名物のレストランでは、黒豆豆乳ラーメンといった人気メニューのほか、美山ソフトや温玉ソフトなどのスイーツも充実しています。土産物を買うなら、丹波黒豆や丹波栗、壬生菜などの名産品がそろう特産品「里の市」もぜひチェックしてみて!
山登りをしながら史跡巡り、山頂からの眺望も見事
八木城は、丹波国守護代内藤氏の居城で、戦国期の丹波国の中心地でした。
波多野氏の八上城や赤井氏の黒井城と並び丹波三大城郭の一つに数えられており、キリシタン武将内藤ジョアンが最後の城主で明智光秀の丹波攻略により落城したと伝えられています。
数々の遺構が残る城跡を巡りながら、片道30分程度の登山を楽しむことができ、標高330mの山頂から望む景色は、亀岡盆地、大堰川、八木の町を一望する素晴らしい眺めです。晩秋から初冬にかけて濃霧が発生する時期は、城山からの眺望が一転、あたり一面が雲海に沈み、幻想的な雰囲気に包まれます。
八木城跡の御城印が2種類1セットで新たに登場しました。南丹市八木町内の取扱店で買い物をした際、会計時に進呈されるので、立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
おいしいお米と上質な和牛。豊かな風土が生み出す極上の南丹グルメ
肥沃な土と豊かな水、米作りの気候条件に適した南丹市は、全国有数のお米の生産地。種類豊富なブランド米が育っています。
なかでも、丹波産「キヌヒカリ」は、日本穀物検定協会の食味ランキングで2016年から3年連続「特A」を獲得。さらに、2019年に行われた、天皇の代替わりに伴う皇室行事「大嘗祭(だいじょうさい)」の献上米に選定されています。
炊きあがりの米がまるでシルクのように白く艶めき、ソフトな粘り気のさっぱりした口あたりが魅力。冷めるとさらに甘みが増すお米です。
道の駅などで手軽に購入できるので、上質なお米を味わうチャンスをお見逃しなく!
南丹市のグルメと言えば、数々の受賞歴を持つ黒毛和牛「京丹波平井牛」も有名です。京都の和牛は歴史が古く、延慶3年(1310年)に書かれた日本最古の和牛書「国牛十図」にも記載があるほど。丹波高原の自然豊かな環境で、高度な衛生管理のもと、地下150mから汲み上げた天然水を飲み、成長に合わせた良質な草や穀物を食べて、30カ月以上長期肥育されます。
松阪牛、神戸ビーフなどの有名銘柄に勝るとも劣らない肉質で、ふるさと納税の返礼品としても喜ばれる平井牛。豊かな風味を帯びた、細かな霜降り和牛の醍醐味を味わえます。
おわりに
南丹市は、京都市内から車で約1時間~1時間30分。電車利用の場合、最寄り駅からのバスが1~2時間に1本と少ないので、時刻チェックを忘れずに。観光拠点の京都丹波高原国定公園ビジターセンターに立ち寄り、人気の特産品や新鮮野菜をゲットしたら、レンタサイクルを借りて、美山町を散策するのも気持ちよさそうですね。
◆南丹市(なんたんし)
住所:京都府南丹市園部町小桜町47
電話:0771-68-0001
「南丹市」公式ホームページはこちら
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