注目の「ウポポイ」やアーティゾン美術館など、2020年オープンの美術館・博物館をピックアップその0

注目の「ウポポイ」やアーティゾン美術館など、2020年オープンの美術館・博物館をピックアップ

2020-02-21
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2020年は博物館・美術館のオープンラッシュ。7月12日(日)に開業する、アイヌ民族の文化を知ることができる国立博物館を擁する「ウポポイ」や、世界的に有名な巨匠たちの作品がずらりと並ぶ美術館など、気になる所がいっぱいです。今回は、そのなかからおすすめの施設を4つご紹介します。

アイヌの歴史・文化を学べる/「ウポポイ(民族共生象徴空間)」(北海道)

アイヌの歴史・文化を学べる/「ウポポイ(民族共生象徴空間)」(北海道)
※本画像はイメージ図です。提供:文化庁


2020年7月12日(日)、北海道の白老町(しらおいちょう)のポロト湖畔に「ウポポイ(民族共生象徴空間)」が誕生します。アイヌ文化復興・創造の拠点となる施設で、愛称の「ウポポイ」とは、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」という意味。中核施設に「国立アイヌ民族博物館」や体験型フィールドミュージアム「国立民族共生公園」などがあります。
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国立アイヌ民族博物館外観


館内では、展示のほか、6つのテーマに合わせた体験型プログラムを用意。「伝統」テーマでは、ムックリやトンコリといった伝統楽器を演奏したり、昔から伝わる歌や踊りを踊ってみたり。「食文化」テーマでは、アイヌの人たちの食事を食べるだけでなく、調理法を習って実際に作ることができます。
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トンコリヘチリ(トンコリ伴奏による歌と踊り)

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輪踊りの様子


ほかにも、工芸品作り体験や民族衣装を着ることができたりと、楽しみながら学べるプログラムが満載です。この機会にアイヌの文化を学んでみましょう。


■国立アイヌ民族博物館
先住民族アイヌを主題とした日本初の国立博物館。アイヌ民族の視点で語る多彩な展示で歴史や文化を紹介します。

■国立民族共生公園
体験型フィールドミュージアムとして、古式舞踊の公演や多様な体験プログラムを通じて、アイヌ文化を体感できます。

◆ウポポイ(民族共生象徴空間)
※2020年7月12日(日)オープン

住所:北海道白老郡白老町若草町2丁目
営業時間
開業日〜7⽉19⽇:平⽇:9:00〜18:00、⼟⽇祝⽇ 9:00〜20:00
7⽉20⽇〜8⽉31⽇:9:00〜20:00
9⽉1⽇〜10⽉31⽇:平⽇ 9:00〜18:00、⼟⽇祝⽇ 9:00〜20:00
11⽉1⽇〜3⽉31⽇:9:00〜17:00
休館日:⽉曜⽇(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)、 年末年始(12⽉29⽇〜1⽉3⽇)

※コロナ対策の観点からプログラム内容は一部変更、中止となる場合があります

レンガ建築が美しい美術館が誕生/「弘前れんが倉庫美術館」(青森)

上空からみたシードル・ゴールドの屋根 (c)Atelier Tsuyoshi Tane Architects


元々シードル工場だった吉野町煉瓦倉庫が、美術館として生まれ変わります。7月11日(土)にグランドオープンする「弘前れんが倉庫美術館」は、明治・大正に建設されたレンガ造りの建物を活かした文化施設。フランスを拠点に活躍する建築家の田根剛さんが、この大規模リノベーションを行いました。
高さ15メートルの大型展示空間 (c)Atelier Tsuyoshi Tane Architects


展示される作品はもちろんですが、展示室や建物そのものにも注目! 15mもの高さがある空間やコールタール塗りの壁など、当時の名残を随所から感じ取れるようになっています。屋根はシードル・ゴールドに輝くチタン製の菱葺屋根。ぜひ高い所に上って、キラキラ輝く姿を見てみましょう。
吉野町煉瓦倉庫 外観(c)Naoya Hatakeyama


◆弘前れんが倉庫美術館
※2020年7月11日(土)グランドオープン
住所:青森県弘前市吉野町2番地1
営業時間:9:00~17:00
休館日:火曜日(祝日の場合は翌日に振替)、年末年始

※お出かけ前には公式サイトなどを確認ください。

ピカソやルノワールも! 貴重な絵画がそろう美術館/「アーティゾン美術館」(東京)

アーティゾン美術館外観


2015年から休館していた「ブリヂストン美術館」が「アーティゾン美術館」として生まれ変わりました。新しい館名の「アーティゾン」は、アートとホライゾン(地平)を合わせた造語。過去の作品たちが作り上げてきた地平を、新たな作品がさらに切り開いていくという意志が込められています。
3階〜5階の吹き抜け


2020年1月18日(土)から3月31日(火)まで開催されている開館記念展『見えてくる光景 コレクションの現在地』では、約2800点のコレクションの中から新収蔵品31点を含む206点を展示。
ヴァシリー・カンディンスキー《自らが輝く》 1924年 石橋財団アーティゾン美術館蔵


展覧会の第一部では「アートをひろげる」として、人気のマネやルノワール、カンディンスキー、草間彌生など、近現代の作品を展示。第二部の「アートをさぐる」では、「装飾」「古典」「原始」など7つの普遍的なテーマにわけ、「洛中洛外図屏風」(17世紀)などをはじめとする古今東西の作品を展示しています。

古代美術、印象派、日本の近世美術、日本近代洋画、20世紀美術、現代美術まで、多彩なコレクションが鑑賞できる、貴重な美術館です。


◆アーティゾン美術館
※2020年1月18日(土)オープン
住所:東京都中央区京橋1-7-2
営業時間:10:00 ~18:00(祝日を除く金曜は~20:00)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館、翌平日休館)

ゴッホの「ひまわり」がいつでも鑑賞できる/「SOMPO美術館」(東京)

SOMPO美術館外観


1976年に「東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館」として開館し、多くの人に親しまれてきた美術館が、5月28日(金)に「SOMPO美術館」としてオープンします。
山口華楊《葉桜》1921年 絹本彩色 168.7×273.5cm


オープン後は記念の展示会「開館記念展I・ II」が行われ、多くの人を楽しませてくれます。5月28日(木)~7月5日(日)の「開館記念展I」では、「美術がもたらす心の自由を大切にする」をコンセプトに約70点の作品を展示。日本画の大家・山口華楊の「葉桜」やルノワールの「帽子の娘」を見ることができます。
フィンセント・ファン・ゴッホ《ひまわり》1888年 油彩・キャンヴァス 100.5×76.5cm


7月18日(土)~9月4日(金)の「開館記念展II」では、美人画で有名な東郷青児の作品が展示されます。また、記念展の期間中は、あの有名なゴッホの「ひまわり」を常設展示! これは見に行くしかありませんね。


◆SOMPO美術館
※2020年5月28日(金)オープン
住所:東京都新宿区西新宿1-26-1
営業時間:10:00~18:00
定休日:月曜日、展示入替期間、年末年始

おわりに

どの博物館・美術館も一度は行ってみたいところばかり。特に、美術の教科書でしか見ることのないような貴重な絵を見ることができる機会はそうそうありません。ぜひ訪れてみてください。

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