最近注目が集まっているグルメ肉といえばやっぱりジビエではないでしょうか。
特に寒くなるこれからの季節がいちばん美味しいですよね。フランス料理では定番の食材ですが、ここ日本では気軽にジビエを味わえる店はまだ少なかったり……。
そこで、東京の渋谷駅から徒歩約1分と好立地な場所に見つけた、ジビエが楽しめる隠れ家的なお店「Itacica Ku(いたちか くぅ)」をご紹介します。
昨今のトレンドグルメ、ジビエって何?
肉ブームに乗ってなのか、今、新たな食材として脚光を浴びているのがジビエ。
ジビエとは狩猟で捕獲された天然の鳥獣の食肉のこと。その野生味溢れる肉は驚くほどワインとの相性が良く、ヘルシーフードでもあることから肉好き女子を虜にしてるとか。
ひと昔前は高級食材のイメージもありましたが、最近では肩肘張らず普段使いできる店でも味わうことができるようになりました。
そこで、おすすめしたいのが、鉄板料理がメインのイタリアン「Itacica Ku」。東京・渋谷駅から程近く、ひっそりと地下に佇むお店はまさに隠れ家と呼ぶにふさわしいロケーション。
写真のスコットランド産の山鳩など、ジビエを使用したメニューをはじめたとのことでさっそくリサーチしました!
ジビエのおすすめ!「鹿肉の赤ワイン煮込み」&「猪のウデ肉のパテ・ド・カンパーニュ」
シェフはフランスの星付きレストランで修業経験もあることから、ジビエの扱いはお手のもの。仕入れるジビエによってメニューは替わりますが、その中でも「これは!」という料理をピックアップしました。
●鹿肉の赤ワイン煮込み(写真手前¥1,800)
水と香味野菜で煮込み、ひと晩寝かした鹿肉をオーダー後に赤ワインで調理。野生ならではの鹿肉の旨味が凝縮された一皿は自然とワインが進みます。さらに、重いワインに合わせるならカシスやハチミツで微調整する、といった味付けへの細やかな配慮もお見事!
●猪のウデ肉のパテ・ド・カンパーニュ(写真奥¥1,000)
猪のウデ肉をクローブやナツメなどの香辛料と一緒に2週間ほど熟成させて、まろやかな味わいに仕上げたパテ。キャトルエピス(フランスのスパイスミックス)をメインにしたソースで味わえます。こちらもワインのお供に最適ですね。
ほかにも、先の写真にあったスコットランド産の山鳩はローストして味わえるそうです。そちらも合わせてオーダーしたいですね。
ジビエに合わせるなら……。ソムリエ厳選のワイン
ワイルドな味わいのジビエですが、相性の良いワインは肉によってさまざま。
まずソムリエがおすすめするのがこちら。
写真右から、フレッシュでフルーティな白ワイン、マコン・ヴィラージュ(ボトル¥4,500)、熟成した複雑な香りと味を楽しめるジュヴレ・シャンベルタン(ボトル¥8,500)、厚みのあるボディのラドワ・ブラン・ボワ・ドゥ・グレション(ボトル¥9,500)、スパイシーな味が魅力のシャトーヌフ・デュ・パプ(ボトル¥9,000)です。
山鳩ならピノ・ノワール、猪ならスパイシーなワインと、それぞれの料理にマッチするワインがあるので、自分の好みと一緒にソムリエに気軽に相談してみましょう!
ジビエとともにオーダーしたい「自家製サルメリアの盛り合わせ」
シェフはフランスの食肉加工センターで働いた経歴もあり、ハムやサラミ、ソーセージなどすべて自家製。自家製サルメリアの盛り合わせ(¥1,760※写真は2人前)は、ジビエをオーダーする前の前菜にぴったりなんです。
日によって内容は替わりますが、今回サービスで提供してくれたのは、ジビエのおすすめにもあった猪のウデ肉のパテ・ド・カンパーニュや豚のテリーヌ、八角風味のハムなどで、全4種の肉が味わえます。さらにピクルスやクスクスが盛り付けられ、この一皿で大満足!
ぜひこの冬は今注目のジビエの魅力を「Itacica Ku」で思う存分味わってみてはいかがでしょう?
◆Itacica Ku(いたちか くぅ)
住所:東京都渋谷区桜丘町24-3 インエステートビルB1
電話番号:03-6886-2496
営業時間:11:30~14:30(LO14:00)、17:30~24:00(LO23:00)
定休日:日曜日
Itacica Ku(いたちか くぅ)