東京オリンピックチケットの抽選結果が6月20日に発表されました。みなさんの中にも厳しい当選確率をくぐりぬけて、お目当てのチケットを手に入れた! という人がいるのでは。今回は「旅色」の読者がどの競技に応募したのか、気になる競技名を教えてもらいました。残念ながら落選してしまったという人も大丈夫! 最後にはセカンドチャンスの情報もあるのでお見逃しなく。
申し込み者は全体の3割。半数以上が競技ではなく「開会式」
Q1. 東京オリンピック競技の抽選申し込みはしましたか?
いいえ 71%
はい 29%
抽選申し込みをしたのは、全体の3割弱と、少数派になりました。申し込まなかった人に理由を聞いてみると「テレビ観戦で十分」が24%、「チケットの金額が高い」が21%、「見たい競技の会場が遠い」が17%となりました。宿泊費や交通費、休みをとらないと行けないことを考えると、そこまでの熱意はなかった……という人が多い様子。なかにはその分のお金で旅行に行く、なんて人も。人生に二度とあるかないかの自国での開催ですが、ちょっとさみしい結果のような気もします。
Q2. Q1で「はい」と答えた方はどの競技に申し込みましたか?
開会式 52%
閉会式 9%
サッカー 5%
陸上競技(トラック&フィールド)
水泳(競泳)
テニス
野球 同率3%
半数以上が申し込んだのは、競技ではなく「開会式」という結果に。2016年のリオオリンピックの閉会式で行われた引き継ぎ式を見て、パフォーマンスへの期待が高まったという人も多いのでは。A席は300,000円という、チケットの中でも最高価格だというから驚きです。 かなりの高額ですが、選手はもちろん、野村萬斎(狂言師)、椎名林檎(シンガーソングライター)、MIKIKO(振付師)などの実力派演出陣のつくりだす世界感をまじかで見ることができるので、金額以上の体験になりそうです。
競技で一番人気だったのは「サッカー」。東京五輪世代であるU-21日本代表のほか、スペインの名門レアル・マドリードへ移籍した18歳の久保建英選手など、すでに目覚ましい成果を残しているタレントが揃っていることから、注目度が高いのかもしれません。
新種目やマイナー競技にも注目
一方で、残念ながら申込み者なし、の結果となったのがこちらの競技たち。
水泳(飛込)
水泳(アーティスティックスイミング)
水泳(水球)
水泳(マラソンスイミング)
アーチェリー
陸上競技(競歩)
カヌー(スラローム)
自転車競技(BMXレーシング、マウンテンバイク、ボート、テコンドー、レスリング)
競泳が申し込みの人気4位であるのに対して、飛込やアーティステックスイミング(旧称:シンクロナイズドスイミング)、マラソンスイミングは注目度が低い結果になりました。ですが、2016年のリオオリンピックではシンクロが銅メダルを獲得し、カヌー(スラローム)は羽根田卓也選手がアジア初のメダルを獲得していますので、会場観戦、テレビ観戦どちらにしても、観ないのはもったいない競技のような気がします。
Q3. 生観戦、テレビ、インターネットを通じて見たことがない競技があれば教えてください
3x3バスケットボール
近代五種
馬術(馬場馬術)
馬術(総合馬術)
馬術(障害馬術)
さらに注目したいのが「そもそも見たことがない」という声が多かったこちらの競技たち。「ああ、なるほど!」と思った方はかなりの上級者ですね。
「3×3バスケットボール」はこの東京オリンピックからの新種目で、2017年に世界統一のルールが定まったという、誕生から間もない競技。「3×3」は「スリーバイスリー」と読み、その名の通り1チーム3人制のバスケットボール。人数が少ないからこその試合展開の速さが魅力です。
「近代五種」とは、1人の選手が1日にフェンシング、水泳、馬術、レーザーラン(射撃、ラン)の5つの競技に挑戦する過酷な複合競技。日本では競技人口が少ないためあまり知られていませんが、ヨーロッパでは根強い人気なのだそう。
生観戦にしても、テレビ観戦にしても、こうしたマイナー競技にあえて注目してみる、というのも面白いかもしれません。
Q4.当選した場合、誰と観に行きたいですか?
家族 71%
友人、恋人 13%
ひとり 2%
7割の人が家族と一緒に見に行く、と回答しました。家族やグループ向けのお得なチケット「東京2020応援チケット」があったことや、当選後、日程等の調整がしやすいことも要因に上げられるかもしれません。なかには親戚へのプレゼントにしたいという声も。予定を開けておいてもらって、サプライズでご招待! なんていうのも素敵ですね。
落選者に朗報! マイナー競技なら再販売の可能性も!?
7月4日に、大会組織委員会からオリンピックチケットの抽選販売を再度行うことが発表されました! セカンドチャンスの実施は8月を予定。ID登録をして申し込みをしたものの、全部外れてしまった!という人に限り敗者復活の可能性が出てきました。
人気の開会式や閉会式の販売は行わず、会場のキャパシティが大きい種目や、予選ラウンドが中心になると予想されていますが、先に記載したようなマイナー競技は再販売される可能性も……!? 申し込みは「1つのIDにつき1セッション(種目)のみ」という条件があるため、どの競技にするか迷いどころです。正式な日程や競技が発表されるのはこれからですが、ぜひリベンジに向けて今まで視野に入れていなかった競技についても調べてみては。