【東京連載】オリンピック前に抑えておきたい「味の素スタジアム」周辺のディープなスポットその0

【東京連載】オリンピック前に抑えておきたい「味の素スタジアム」周辺のディープなスポット

2020-02-20
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東京オリンピック・パラリンピックの競技を行う施設は、都内を中心に42もありますが、みなさんはどんな場所にどんな施設があるのか、ご存知ですか? 観戦に行く前に各競技場周辺のスポットを知って、東京をより深く知る機会にしてみましょう。今回は、サッカーやラグビーの競技会場である調布市の「味の素スタジアム(東京スタジアム)」周辺をご紹介します。

都心部からのアクセス抜群!「味の素スタジアム」

都心部からのアクセス抜群!「味の素スタジアム」
京王線飛田給駅から徒歩約5分。都心部から近く、駅からも近い、競技会場としては最も至便な会場のひとつが「味の素スタジアム(東京スタジアム)」です。2019年には日本初開催となったラグビーワールドカップの開会式と開幕戦を含む8試合が行われ、日本中を大いに熱狂させてくれました。

2001年の開業以来、Jリーグクラブの東京ヴェルディとFC東京のホームスタジアムにもなっており、サッカーを中心にさまざまなスポーツイベントを実施しているほか、コンサートや商業的な展示会なども開催しています。およそ5万人を収容できるスタンド席には、2人またはグループでの観戦が楽しめるテーブル付ペアシートや、食事と観戦の両方が楽しめるバルコニー席付の特別観覧室などがあり、多彩なスタイルで競技観戦ができるのが魅力です。

東京オリンピック・パラリンピックに向けて、現在車いす席・特別観覧室の増設、工事などを行っています。

◆味の素スタジアム(東京スタジアム)
住所:東京都調布市西町376番地3
電話:042-440-0555

春を探しに都内最大級の植物園「神代植物公園」へ

春を探しに都内最大級の植物園「神代植物公園」へ
味の素スタジアムから車で約5分、都内最大級、およそ50万平方メートルの敷地を誇る植物園。もともと東京の街路樹などを育てるための苗圃でしたが、戦後、神代緑地として公開後、1961年に「神代植物公園」と改め、都内唯一の植物公園として開園しました。現在は約4,800種類、10万本・株の樹木が植えられており、ばら園、つつじ園、うめ園、はぎ園をはじめ、植物の種類ごとに30ブロックに分けられた園内では、季節ごとにさまざまな草花を眺めることができます。

【東京連載】オリンピック前に抑えておきたい「味の素スタジアム」周辺のディープなスポットその3
広大な敷地のばら園では、シンメトリックに設計された整形式沈床庭園に植えられた5,000本以上のバラが春と秋に見ごろを迎え、毎年多くの人で賑わいます。春は5月下旬ごろが盛り。庭園散策をしながら、400品種以上あるさまざまなバラを堪能しましょう。春はほかにも、桜や牡丹、藤、シャクヤク、スイレン、ツツジなど、多くの花が見ごろとなるので、これからの季節のお出かけにぴったりです。

◆神代植物公園
住所:東京都調布市深大寺元町2・5丁目、深大寺北町1・2丁目、深大寺南町4・5丁目
電話:042‐483-2300(神代植物園サービスセンター)
開園時間:9:30~17:00(最終入園は16:00、水生植物園は16:30閉園)
休園日:月曜日(祝日の場合は代休あり)、年末年始
入園料:500円(65歳以上250円、中学生200円、都内在学在住の中学生および小学生以下無料)

駅前に新しく誕生したベーカリー「ブーランジェリー テール ヴィヴァン 飛田給店」

駅前に新しく誕生したベーカリー「ブーランジェリー テール ヴィヴァン 飛田給店」
味の素スタジアムの最寄駅、飛田給駅の近くに2019年9月にオープンしたベーカリー。本店の府中店で焼き上げたさまざまな種類のパンを扱っています。「テール ヴィヴァン」という店名はフランス語で「生き生きした大地」の意味。豊かな大地で育った小麦を使うベーカリーならではの名前です。菓子パンから惣菜パン、デニッシュ、フランスパンなどおよそ100種類を扱い、味はもちろん、豊富な種類の商品を選ぶ楽しさも味わってほしいという思いから、種類豊富なのが特徴です。
特におすすめなのが、1斤型を使用して焼いた「BTVブレッド(税込291円)」。耳までやわらかく、ふわふわの食感をそのまま楽しめるほか、トーストにしてもしっとりおいしいと評判です。パティシエが作るロールケーキや生菓子などもあるので、ちょっとした手土産にも最適です。

◆ブーランジェリー テール ヴィヴァン 飛田給店
住所:東京都調布市飛田給2-14-39
電話:042-426-7610
営業時間:11:00~20:00(売り切れ次第終了)
定休日:月曜日(祝日の場合翌日)

地物野菜が味わえる駅直結の「武蔵野台商店」

飛田給駅の1駅となり、武蔵野台駅の改札を出た先にある、地物野菜などを扱う販売店とカフェが一緒になった複合施設です。2019年2月にオープンして以来、駅直結という利便性から、子どもから年配の方までさまざまな客層で賑わっています。

販売スペースでは、旬の野菜からめったに市場に出回らない希少なものまで、東府中に拠点を構える地場野菜専門の八百屋さん「jimono」で扱う野菜を毎日仕入れています。そのほか、武蔵野台駅近くのベーカリー「モルゲンベカライ」が武蔵野台商店限定で焼いている「生でも美味しい食パン」など、日々の食卓を彩る野菜やパンが手に入ります。
カフェスペースには、テーブル席、カウンター席、小上がり席がおよそ50席あり、多様なシーンに合わせて利用できます。販売スペースで扱う「jimono」の野菜や「モルゲンベカライ」のパンを使ったメニューを提供しているので、気に入ったら購入できるのも嬉しいポイントです。昼は厳選されたコーヒー豆と宇治抹茶にこだわりのミルクを合わせたカフェラテ、抹茶ラテがおすすめだとか。夜はアルコールもあるので、仕事終わりやお出かけ後のティータイム、待ち合わせなど、さまざまな使い方ができそうです。

◆武蔵野台商店
住所:東京都府中市白糸台4-18-4(京王線武蔵野台駅改札階)
電話:042-306-8280
営業時間:10:00~22:00、日曜・祝日~20:00
定休日:無休

宇宙や天体を学ぶ「国立天文台」と「三鷹市星と森と絵本の家」

写真提供:国立天文台

調布駅からバスで15分程度に位置する「国立天文台」は、大正時代、麻布飯倉から現在の三鷹市に移転しました。日本の天文学の中核を担う研究機関で、全国の研究者たちと天文学研究を広く推進しています。敷地内の一部には見学コースが設けられており、自由に見学することができます。コースのなかには、大正時代に建設された建物も点在し、国の登録有形文化財に指定されているものも。子どもから大人まで、公園を散策するように公開施設を見て回ることができます。

見学は自由ですが、立ち入り禁止の場所もあるので、入館の際に見学マップをもらい、見学コースを確認しましょう。登録有形文化財になっている第一赤道儀室では、定期的に太陽観察会を開催し、屈折望遠鏡で太陽の表面を観察することもできます。申し込み不要なので、ぜひ一度訪れてみて。

国立天文台の敷地内には、三鷹市が設置・運営する「三鷹市星と森と絵本の家」もあり、大正時代の建物をと広い庭を活用して、絵本の展示や絵本を楽しむ場を提供しています。昭和レトロな調度品で揃えられた建物には、市民から寄付された古い電話機や足踏み式のミシンなどが置かれ、実際に触ってみることも。タイムスリップしたような心地で体験を楽しんで。

回廊ギャラリーでは、絵本の家で公募した星や宇宙に関する絵本の原画を展示。読書室には星や植物、動物、地球などに関する2,500冊におよぶ絵本が並びます。絵本展示室では、1年毎の企画展も開催。「見る・知る・感じる絵本展」と題し、国立天文台天文情報センターなどが監修した絵本を通じて天文への興味を広げる体験型展示を行っています。2020年6月29日までは企画展「宇宙とつながる」が開催中。

◆国立天文台
住所:東京都三鷹市大沢2-21-1
電話:0422-34-3600(代表)
営業時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
定休日:年末年始

◆三鷹市星と森と絵本の家
住所:東京都三鷹市大沢2-21-3(国立天文台内)
電話:0422-39-3401
営業時間:10:00~17:00
定休日:火曜日、年末年始(ほかメンテナンス休館あり)

おわりに

東京オリンピック・パラリンピック開催までもうあと少し。競技を楽しむのと一緒に、会場周辺のスポットをおさらいして、周辺の街ごと楽しみましょう。多摩エリアには、都心部には少ない自然豊かなスポットや、地域に密着した店などが充実しているので、ぜひこの機会にまだまだ知らない東京を探しに出かけてみて。

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