日本は、イチゴの消費量が世界でもトップクラスで、あまおうなど多くの品種が各地に存在します。なかでも今人気なのが、ぷっくりと育つ大粒品種。大粒イチゴと、イチゴをたっぷり使った全国のご当地グルメを紹介します。
大粒のブランドイチゴが続々誕生しています
近年、さまざまな交配から大粒イチゴが続々と誕生しています。大きくて糖度も高い日本のイチゴは海外からも人気なんだとか。大粒イチゴの代表、福岡県「あまおう」の大きさはだいたい縦6~6.5cm。通常のイチゴの大きさが約5 cmなのに比べて、ひとまわり以上も大きいです。
中まで赤い果肉「紅ほっぺ」(静岡県)
「章姫(あきひめ)」と「さちのか」をかけ合わせ、2002年に静岡県で登録された比較的新しい品種。名前の由来は、果皮や果肉が美しい紅色をしていることと、ほっぺが落ちるような食味のよさから。甘味は強くてコクがあり、酸味もやや強いのが特徴です。イチゴ本来の甘酸っぱさを堪能しましょう。
紅ほっぺを味わうなら「新月堂製菓」のイチゴとうふがおすすめ
「紅ほっぺ」の果汁と、富士山からの湧水を使用した豆乳、卵白などを使ったカステラ生地に、ミルク餡をサンドしたヘルシーなスイーツ。ほんのりイチゴが香るやさしい味わいです。新月堂には喫茶コーナーもあり、手作りケーキやパフェ、和菓子などもいただけます。晴れた日には窓から富士山も眺められるくつろぎの空間で、イチゴとうふを楽しみたいですね。
◆新月堂製菓
価格:イチゴとうふ(1個) 154円
住所:静岡県富士宮市青木325-12
電話:0544-27-0114
営業時間:8:00~20:30(2階の喫茶は10:00~17:00)
定休日:月曜日(祝祭日の場合は営業)
新月堂製菓
丸っとした形が可愛い「あまおう」(福岡県)
イチゴの生産量日本第2位の福岡県を代表するイチゴです。「あかい」「まるい」「おおきい」「うまい」の頭文字をとって名づけられたブランドイチゴの王様的存在。6年という長い年月をかけて誕生しました。真っ赤な果肉にたっぷりの果汁、濃い甘みと適度な酸味があり、バランスよい味わいです。選ぶ時は細いものより丸々とした形のものを。
あまおうを味わうなら「鈴懸(すずかけ)本店」の苺大福がおすすめ
新鮮な「あまおう」をまるごと一個使用した、上品な甘さの大福。柔らかい求肥に包まれ、なめらかな皮むきこしあんとのバランスが絶妙です。鈴懸(すずかけ)は1923年創業の和菓子店。卓越した技能を持つ職人を表彰する「現代の名工」にも選ばれた、初代店主・中岡三郎氏の教えを受け継いでいます。厳選した季節の素材をいかした生菓子も人気です。
◆鈴懸(すずかけ)本店
価格:苺大福 303円
住所:福岡県福岡市博多区上川端町12-20 ふくぎん博多ビル1階
電話:092-291-0050
営業時間:菓舗9:00~20:00/茶舗11:00~20:00(L.O.食事19:00、甘味19:30)
定休日:1月1日、2日
鈴懸本店
おわりに
ほかにもおすすめの大粒イチゴとそのグルメを「旅色Seasonal Style」の「美味しい旅ダイアリー」ページで読むことができます!イチゴの品種が誕生した地でご当地グルメを食べるのは格別です。ぜひ続きも読んで、イチゴを巡る旅に出てみてください。
「旅色Seasonal Style」