東京2020エンブレムデザイナー野老朝雄氏デザインの超高速旅客船が7月13日から運行開始その0

東京2020エンブレムデザイナー野老朝雄氏デザインの超高速旅客船が7月13日から運行開始

2020-05-15
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本土と伊豆諸島を繋ぐ超高速旅客船(ジェットフォイル)の「セブンアイランド結(ゆい)」が、7月13日(月)からいよいよ運航を開始します。東京2020エンブレムデザイナーの野老朝雄さんがデザインを手掛けた、凛々しい船体にも注目です!

超高速旅客船「セブンアイランド結」とは

超高速旅客船「セブンアイランド結」とは
「セブンアイランド結」は、出来上がったばかりの超高速旅客船です。全没翼型水中翼旅客船と称されるジェットフォイルで、高速推進性能がありつつ、船酔いのしづらい快適な乗り心地が特長。ジェットフォイルの国内での建造は1995年以来となり、25年ぶりの新造船となります。

運航開始は、7月13日(月)より。東京竹芝と伊豆諸島(大島・利島・新島・式根島・神津島)を結びます。東京~大島間は大型客船なら4時間30分かかるところ、超高速旅客船であるジェットフォイルなら1時間45分ほど。時速約80kmのハイスピードながら、水中翼で浮き上がって船行するので、波の影響を受けず揺れにくくなっています。

最新の技術が詰め込まれた超高速旅客船で、離島への旅がさらに快適なものになるでしょう。

船体デザインを手掛けたのは、野老朝雄氏

船体デザインを手掛けたのは、野老朝雄氏
新造船2隻のカラーリングを担当したのは、東京2020の公式エンブレムも手掛けた美術家・野老朝雄さん。シックで落ち着いたカラーリングで、凛とした佇まいが魅力的です。

野老さんは、東京2020の印象的な「組市松紋」をはじめとして、大手町パークビルディングの屋外彫刻作品や大名古屋ビルヂング下層部ファサードガラスパターンなど、美術・建築・デザインの境界領域で活躍中。本土と伊豆諸島を「繋ぐ」橋渡しの意味を込めて、船体へのカラーリングを担うこととなりました。

安心のバリアフリーシップ

安心のバリアフリーシップ
「セブンアイランド結」は、ジェットフォイル初となるバリアフリーシップなので、より安心・安全に渡航を楽しむことができます。

バリアフリー席が10席、多目的トイレが設置されるほか、車いすが回転できるスペースが確保され、船内の階段には昇降式のチェアーも装備。揺れの少なさも、安全、そして快適に船内を過ごせるポイントです。

おわりに

7月から就航開始となる「セブンアイランド結」をご紹介しました。万全なバリアフリー対応と揺れの少ない船で、多くの人にとって船旅がもっと身近なものになりそうです。この機会に伊豆諸島への旅はいかがでしょうか。

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