キーワードは、“洞窟×フレンチ×ワイン”。世界的な建築家が手掛ける洞窟のような空間で食事が楽しめる「maison owl(メゾン・アウル)」が、2021年夏に開業します。1日1組限定で宿泊も可能。5月頃から予約開始の見込みなので、ぜひ今からチェックしてみてください。
House & Restaurant「maison owl」
2021年夏に開業予定のHouse & Restaurant「maison owl」は、「ヴェネチア・ビエンナーレ第12回国際建築展」で金獅子賞を受賞するなど、世界で活躍する日本人建築家・石上純也氏が設計する、注目のフレンチレストランです。“シェフの隠れ家に招かれてロマン感じる時を過ごす”をコンセプトにした、まるで洞窟のような空間で、オリジナルの器やカトラリーに彩られたフランス料理やワインが堪能できます。
場所は、山口宇部空港から車で約15分ほど、とのことですが、詳しくはまだ非公開となっています。営業はディナーのみで、完全予約制。1日1組限定で宿泊もできるという、まさに自分たちだけの隠れ家のような場所となりそうですね。
世界が注目する建築プロジェクト
「maison owl」は、“時間の重みをもともと含み、時間とともにその重さが増していくようなものを”という、オーナーシェフの平田基憲氏の思いから、2013年に構想を開始。レストランとしてはもちろん、建築プロジェクトとしても注目されています。
数々の世界的な賞を受賞している建築家の石上氏が、“1万年前からありそうで、1万年後にもそこにありそうな”をテーマに設計し、これまで、「カルティエ財団現代美術館」(フランス・パリ)での大規模個展はじめ、「ニューヨーク近代美術館(MoMA)」や、ローマ、ロンドン、上海、東京などでプレゼンテーションされてきた、一大プロジェクトでもあるのです。
器にもこだわり
注目点は、料理やワイン、建築面だけにとどまりません。器やカトラリーも「maison owl」のスタイルに合わせたオリジナルが用意されています。
器は、個展のチケットがすぐに売り切れてしまうほど人気の陶芸家・吉田次朗氏が、カトラリーは、丁寧に細部まで作り込んだ作風で人気の金工作品作家・坂野友紀氏が担当、ということで、今から楽しみですね。
オーナーシェフ
「maison owl」のオーナーシェフは、地元・山口県宇部市出身の平田基憲氏です。アットホームな雰囲気のフレンチレストラン「restaurant noel」を開業して以来、18年にわたって独学と研鑽を重ね続けています。
「restaurant noel」は、「ミシュランガイド」と並ぶ影響力を持つともいわれるフランス発祥のレストランガイド「ゴ・エ・ミヨ」にも掲載。“普遍的な魅力のある料理”をコンセプトに、フレンチの古典を受け継ぎながらも素材を丁寧に味わえる料理を提供している実力派です。平田シェフがどんなメニューを用意しているのか、期待が高まります。
◆maison owl
住所:現在は非公開
開業:2021年夏予定(予約受付開始は5月頃の予定)
営業時間 : ディナーのみ(完全予約制)
定休日 : 不定休