100年以上愛される神戸北野の洋館で営むフレンチレストラン「la Maison de GRACIANI KOBE KITANO」その0

100年以上愛される神戸北野の洋館で営むフレンチレストラン「la Maison de GRACIANI KOBE KITANO」

提供:la Maison de GRACIANI KOBE KITANO
兵庫県の神戸・北野は、明治から大正時代にかけて建てられた外国人たちの西洋式邸宅が、異人館として保存された美しい街並みが広がるエリア。そんな観光スポットとしても人気のある北野に、フレンチレストラン「la Maison de GRACIANI KOBE KITANO (ラ メゾン ドゥ グラシアニ 神戸北野)」は佇みます。歴史的建造物の洋館を活かした優雅な空間で北野の街をオマージュしたフランス料理を味わう、特別な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

TEXT:小林優子

歴史的建造物を活かしたフレンチレストラン

歴史的建造物を活かしたフレンチレストラン

外国人の旧邸宅が点在する神戸・北野の異国情緒あふれる異人館街。この地で100年以上愛され続ける白亜の洋館を舞台に、フランス料理を提供するレストランが「la Maison de GRACIANI KOBE KITANO」です。白壁が映える洋館は、明治41(1908)年にフランス人一家の邸宅として建てられた「旧グラシアニ邸」。その歴史ある建造物を活かした重厚感あふれる店内で、四季折々の厳選素材を使った、伝統と革新が融合するフレンチのコースを楽しめます。特別なひとときを演出する空間は、結婚を控えた親族の顔合わせなど、大切な食事会にも最適。JR神戸線三ノ宮駅から徒歩圏内にあり、神戸観光でのランチやディナーにもおすすめです。

気品あふれるクラシカルな空間

気品あふれるクラシカルな空間

アンティーク家具や調度品が並んだ店内は、気品あふれるクラシカルな雰囲気。大きな窓の外には北野の美しい景色が広がり、ダイニングには明るい自然光が差し込みます。温かみを感じさせるメインダイニングのほか、個室も用意され、プライベートでの食事はもちろん、記念日などの大切なシーンにも対応しています。伝統的な建築物にモダンなスタイルを取り入れ、細部にまでこだわった上質な空間。訪れる人に非日常の優雅さを与えてくれるフレンチレストランです。

3部構成で提供されるコース料理

3部構成で提供されるコース料理

フランス料理のコースは、新旧の異文化が融合する“北野”の街をイメージして作られた、この地へのオマージュを感じさせる構成になっています。「革新(Innovation)」「伝統(Tradition)」「印象(Impression)」の3部構成で展開され、コース前半には、新旧の街並みの“新”を表現した、新たな味を創造する革新的な料理が登場。後半は“旧” の部分が、伝統技法を用いた古典的な正統派フレンチで表現され、官能的なソースが際立ちます。最後を飾るのは“記憶に残る”デザート。「もう一度食べたい!」と思わせる、まさに印象的な逸品で締めくくられます。

ランチコースの創造性あふれる前菜

ランチコースの創造性あふれる前菜

今回いただいたのは、人気のランチコース「Menu GRACIANI」。このお店では、旬の食材を使った四季折々のコースが提供され、季節柄、秋のコースを堪能することに!

まずはアミューズの「淡路・フレッシュグループのイタリアンパセリと神戸ポークのダミエ仕立て」を。卵白の白、卵黄の黄、パセリの緑で市松模様に仕立てられたダミエは、まるでパレットのような美しい彩り。煮凝り風のテットドフロマージュのぷるぷると楽しい食感が口の中で踊ります。トッピングの揚げたケッパーやネギがアクセントになり、ペアリングしたワインとも相性抜群です!

1品目のアミューズを食べ終えると、スモーキーな香りが。2品目の「カツオのマリネ 丹波・婦木農園コシヒカリのスービーズ」は、桜のチップで燻煙されたカツオが主役。丹波産コシヒカリを牛乳でつないだリゾットのようなスービーズソースが見事に調和しています。パリパリとした焦がし玉ねぎや、玉ねぎサラダの食感もアクセントに。フランスの伝統と和の要素が融合した感動の一皿でした。

3品目のパンはすべて自家製。フランスパンは、表面がサクッと中はもちっとした絶妙な風合い。キヌアやお米など18種類の雑穀が入ったパンには、別添えの無塩発酵バターや焦がしバターを付けて。バターの甘味とほろ苦さにより、パンの風味が一層引き立ちます。

選べるオードブルには贅沢にフォアグラを

4品目は、「神崎郡・牛尾農場の落花生とフォアグラ」(+1,000円)を。クリーミーでコク深い落花生が、ムースやピューレ、殻はパウダーと形を変えて、フォアグラのまろやかさと絶妙に絡み合う一皿です。さらに、口に広がるのがアマレットリキュールゼリーの甘さとほんのりとした苦み。これらの食材がバランスよく調和した美味しさは、忘れられない贅沢な味わいでした。

フレンチの伝統技法を駆使したメイン料理

5品目となった本日のお魚料理は、秋が旬のカマス。秋の味覚であるさつまいもを、チップス、ピューレ、焼き芋と、3つの形で表現し、脂の乗ったカマスと合わせた一品です。皮目をパリッと焼き上げたカマスの旨味、さつまいもの甘味、そしてフランス伝統の赤ワインソースが口の中でハーモニーを奏で、西洋わさびのピリッとした風味が全体の味わいを引き締めます。

神戸を訪れたら、ぜひいただきたいのが神戸ビーフ。6品目は期待も膨らむメインの「神戸ビーフ シンタマのロティ」(+1,800円)です。“シンタマ”は、希少な牛の内ももの部位。絶妙な火入れでロティに仕立てた上質な神戸ビーフの旨味を、赤ワインと出汁を合わせたソースが最大限に引き出します。噛みしめるほどに上質な肉の旨味が口に広がり、幸せを感じるひとときでした。

記憶に残る、味わい深いデザート

メイン料理のあとはデザートに突入! 7品目は「 巨峰のグラニテとクリームチーズのムース」です。巨峰の爽やかな甘みが際立つグラニテは、シャリシャリした食感が絶妙。優しい口当たりのクリームチーズムースに、バニラ風味のビスキュイを合わせたデザートは、濃厚ながら清涼感のある一品です。

8品目となるデザートは「バナナとコーヒーとチョコレート」。コーヒー風味の土台に、スコッチウイスキーが香るアイスクリームをのせ、キャラメルソースやコーヒークランブルを散りばめた大人の味わい。菊の花が秋らしい彩りを添え、オペラを彷彿とさせる気品が漂います。

食後は、コースを締めくくるお飲み物とお茶菓子を楽しみました。紅茶のマカロンや柚子胡椒がアクセントのフィナンシェ、ざくろのムースとフロマージュブランなど、シェフの遊び心が詰まったお茶菓子を。口に入れた瞬間に溶けるキモーブや、しっとり焼き上げた焼き菓子をいただき、紅茶をいただく食後の余韻は格別です。

一口サイズのショコラでコースの余韻を堪能

最後は好きなだけ選べるショコラを味わい、贅沢なひとときに大満足! パッションフルーツ、赤ワイン、抹茶、ベイリーズなど、多彩に揃うショコラを前に、どれにしようか迷うのも楽しいひとときでした。

北野の気品あふれる歴史的洋館で、この地をオマージュしたフランス料理を提供する「la Maison de GRACIANI KOBE KITANO」。北野を訪れたら、フレンチの古典的な技法を重んじる正統性と、新しい味へと進化する創造性を大切にしたコース料理を、ぜひ堪能してください。

la Maison de GRACIANI KOBE KITANO

フレンチ フレンチレストラン 神戸 異人館