【旅色コンシェルジュが提案】世界遺産に登録される前に行く、長崎の教会を巡る旅~前編~その0

【旅色コンシェルジュが提案】世界遺産に登録される前に行く、長崎の教会を巡る旅~前編~

2017-09-30
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image source: tabiiro.jp

トラベルウェブマガジン「旅色」が提供する、ひとりひとりの要望に合わせた旅行プランを無料で作成する「旅色コンシェルジュ」。今回は、世界遺産に登録される前に行く、長崎の教会を巡る旅
~長崎・平戸2泊3日~前編です。
2018年の世界文化遺産登録を目指している「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」。世界遺産として登録された場合、多くの観光客が訪れることが予想されます。その前に、各地を巡ってみてはいかがでしょうか?

「浦上教会」「中町教会」「稲佐山」画像提供/(一社)長崎県観光連盟
※写真撮影・掲載にあたっては大司教区の許可をいただいています

1日目:長崎空港到着

1日目:長崎空港到着
羽田空港から飛行機で約1時間45分。長崎空港に到着後、リムジンバスに揺られ約50分かけて長崎駅へ移動します。ここから今回の旅がスタート!

長崎の移動手段は路面電車が基本。どこまで乗っても、大人100円(子ども50円)という均一料金ですが、1日乗車券を購入すると、大人500円(子供250円)で乗り放題になります。
長崎駅やホテルなどで購入してから長崎観光へ向かいましょう!

1日乗車券を手に入れたら、長崎駅から松山町駅まで電車で13分、下車徒歩約8分かけ最初の観光スポット「浦上教会」へ向かいます。

1日目:「浦上教会」を観光

1日目:「浦上教会」を観光
原爆で建物は破壊され、アンジェラスの鐘も鐘楼とともに崩れ落ちたことで知られる「浦上教会」。聖堂は、旧称の浦上天主堂の名で一般に認知されています。

現在の建物は1959年に鉄筋コンクリートで再建されたもの。今も原爆の爆風に耐えた鐘が時を告げ、被爆した石像をはじめとする被爆遺構が境内に点在しています。


◆浦上教会
住所:長崎県長崎市本尾町1-79
内覧時間:9:00~17:00
休日:無休
拝観料・入場料:無料 ※献金箱あり

1日目:「中町教会」を観光

1日目:「中町教会」を観光
続いて向かうスポットは松山町駅から長崎駅まで電車で約13分、徒歩約6分の「中町教会」です。日本人のための教会を建てようと志した島内要助神父が、苦労の末に設立した教会です。かつてこの土地は、キリシタン大名大村純忠ゆかりの大村藩蔵屋敷跡でした。

原爆投下により外壁と尖塔を残して焼失しましたが、残った外壁と尖塔をそのまま生かして再建され、今に至ります。


◆中町教会
住所:長崎県長崎市中町1‐13
内覧時間:9:00~17:00 ※ミサ、冠婚葬祭時には不可の場合もあり
拝観料・入場料:無料 ※献金箱あり

1日目:「長崎新地中華街」を散策

1日目:「長崎新地中華街」を散策

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「中町教会」から長崎駅に戻り、築町駅まで電車で8分、下車徒歩約3分で「長崎新地中華街」に到着します。こちらは横浜、神戸と並ぶ日本三大中華街のひとつ。

およそ100m四方の十字路に約30店舗が軒を連ねていますが、一軒ずつお店を見てまわっても所要時間は30分ほど。店先で買った肉まんや中国菓子をつまみつつ、中国雑貨店を巡るのもおすすめです。


◆長崎新地中華街
住所:長崎県長崎市新地町10-13


1日目:「江山楼 中華街本店」にて昼食

お昼は長崎新地中華街にある創業60余年、長崎ちゃんぽんの有名店へ。「江山楼 中華街本店」は、創業者である先代の味を継承した料理を提供し続けているお店です。

ちゃんぽんは「ちゃんぽん」「上ちゃんぽん」「特上ちゃんぽん」の3種類がありますが、おすすめは「特上ちゃんぽん」。フカヒレ・ほたて・なまこなど豪華海鮮をはじめ20種類ほどの具材が乗っている一皿です。特にスープがおいしいと評判のお店で、著名人にも愛されてきた伝統の味を堪能しましょう。


◆江山楼 中華街本店
住所:長崎県長崎市新地町12-2
電話番号:095-821-3735
営業時間:11:00~21:00 ※繁忙期以外の平日は11:30~、15:00~17:00は昼休みの可能性あり
定休日:不定休、12月31日、1月1日

1日目:「オランダ坂」を散策

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おいしいちゃんぽんを味わったら、徒歩約7分の場所にある「オランダ坂」へ。

かつてこの場所は外国人居留地一帯であり、長崎の異国情緒を代表する石畳道となっています。少し急な坂のため、歩きやすい靴で散策しましょう。周辺にはお土産物屋さんなどもあり、ショッピングも楽しい場所です。

1日目:「大浦天主堂」を観光

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現存する日本最古の天主堂である「大浦天主堂」。長崎に移住したフランス人のために建設された教会であったため、当時は「フランス寺」と呼ばれていました。厳しい禁教令のもと弾圧されてきた信徒が、キリスト教を信仰しているとひそかにプチジャン神父に告白したという、信徒発見の舞台です。

歴史的出来事から時は流れ、原爆により「大浦天主堂」も被害を受けてしまいますが、修理されたことで、今もなお約100年前のステンドグラスが聖堂内を飾っているなど、その美しさは現代にも生き続けています。

荘厳な雰囲気が漂い、長崎の教会めぐりをする際は必ず立ち寄るべきスポットです。


◆大浦天主堂
住所:長崎県長崎市南山手町5-3
内覧時間:8:00~18:00(受付は17:45まで)
拝観料・入場料:大人600円、中高生400円、小学生300円


1日目:「グラバー園」を観光

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「大浦天主堂」でかつての歴史に思いを馳せたら、こちらも長崎の観光名所である「グラバー園」へ。高台にあるため、長崎の町を見渡せる絶景スポットです。

もともとあったものや市内にあった建物を移築復元したものなど、合計6棟の洋館を集めて公開しています。美しい庭園や大パノラマの長崎港など、見どころもたくさん。園内にあるハートストーンは「幸せになれる」「恋が叶う」と評判で、パワースポットとしても多くの人々が訪れます。

夜はライトアップされ、昼間とはまた違ったロマンティックな風景を楽しめるのも特徴です。


◆グラバー園
住所:長崎県長崎市南山手町8-1
電話番号:095-822-8223
営業時間:8:00~17:40(閉園18:00)、4月下旬~GW、7月中旬~10月上旬、クリスマス時期は延長あり
定休日:無休
入園料:大人610円、高校生300円、小・中学生180円、小学生未満無料





大浦天主堂下駅へ戻り、長崎駅前駅まで20分。長崎駅から無料循環バスで稲佐山へ向かいましょう。

1日目:「稲佐山」で夜景観賞

世界新三大夜景の一つである長崎県の稲佐山。山頂から見える民家の灯りが白く光る様子は、まるで星の瞬きのよう。天の川のように見え、とても美しい風景が広がっています。

展望台から見渡す市街地は、どこまでも広がりを見せる大パノラマ。山頂へは、ロープウェイでも行くことができるので、また違った夜景を楽しめます。


◆稲佐山
住所:長崎県長崎市稲佐町
電話番号:095-822-8888 (長崎市コールセンター「あじさいコール」)
営業時間:8:00~22:00(展望台)、9:00~22:00(長崎ロープウェイ)


夜景を堪能したら、今夜の宿へ向かいましょう。長崎駅から宿の送迎バス、またはタクシーで「にっしょうかん 新館 梅松鶴」を目指します。

1日目:「にっしょうかん 新館 梅松鶴」にチェックイン

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秋の大祭「長崎くんち」で有名な諏訪神社の高台に位置し、客室をはじめラウンジ、大浴場など館内の至る所から夜景が一望できるようになっています。特に展望露天風呂は、夜景を眺めながら湯浴みができると人気。
夕食には、「お鰭(ひれ)」と言われるお吸い物からはじまる長崎伝統の卓袱料理か会席料理を選べます。長崎の歴史と文化があったからこそ生まれた料理の数々を、ぜひ味わってみてはいかがでしょうか。


◆にっしょうかん 新館 梅松鶴
住所:長崎県長崎市浜平2-14-1
電話番号:095-824-2153
チェックイン/チェックアウト:15:00/10:00


世界遺産に登録される前に行く、長崎の教会を巡る旅~中編~

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