元秘境ツアー添乗員・とまこおすすめ! 地元の生活をのぞける石垣の農協「ゆらてぃく市場」が楽しすぎる【連載第24回】その0

元秘境ツアー添乗員・とまこおすすめ! 地元の生活をのぞける石垣の農協「ゆらてぃく市場」が楽しすぎる【連載第24回】

2018-03-31
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お土産を選ぶのって楽しいですよね。とはいえ石垣のメインは天気に左右される自然の遊び。空の都合を優先して動くためにも、買い物はいいものが色々揃っている一箇所で済ませられたら時間に余裕が持てますね。それなら意外や、農協へ! おしゃれで石垣らしいものから、おばあの手作りまで。リアルな現地ライフものぞき見できます。

Text&Photo:とまこ

農協ならでは。普段の石垣の食文化がよーく見えて面白い!

農協ならでは。普段の石垣の食文化がよーく見えて面白い!
女子旅の記事を読んでいる最中のあなたに、お買い物スポットとしておすすめしたいのはここ。見た目は普通のスーパーでしょ(笑)。
ここはJAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」という、農協が運営するお店なんです。ちなみに「ゆらてぃく」は、八重山の方言で「寄ってらっしゃい」という意味。場所はきっと一度は立ち寄る繁華街、美崎町のすぐ隣だから訪れるのも簡単です。
元秘境ツアー添乗員・とまこおすすめ! 地元の生活をのぞける石垣の農協「ゆらてぃく市場」が楽しすぎる【連載第24回】その2
ここでは、地元の人が育てて出品しているものがほとんどなので、生活文化の一端をのぞき見している気分になれちゃいます。
ウコンがお店に並んでいるだけでも珍しいでしょう。さらには、そのウコンが数種あったりもするから、興味しか湧きません。
真ん中の列は生の島とうがらし。左の列の赤いのは別の生のとうがらし。こんな大量な袋詰めで、とうがらしばかりって! どれだけ辛くするつもりでしょう(笑)。
元秘境ツアー添乗員・とまこおすすめ! 地元の生活をのぞける石垣の農協「ゆらてぃく市場」が楽しすぎる【連載第24回】その3
こんな厚くて長いアロエが売られているなんて! 値札シールがクレジットカードサイズですから、相当な大きさでしょう。しかも、100円って。アロエ果肉は缶詰やパックで買うものだと思っていましたが、南国でそれはナンセンスのようですね。

手作りでほっこり。ここにしかないスペシャルおやつもお土産にどうぞ

手作りでほっこり。ここにしかないスペシャルおやつもお土産にどうぞ
手作りとよくわかる商品がたくさん売られているのも面白いです。
左はピパーチのクッキー。ピパーチは“島こしょう”とも呼ばれる植物で、実も葉も使います。ピリリと辛い上にほんのり甘さも感じられ、調味料として親しまれています。右はちょっぴり苦い長命草入り。栄養価が高く、美容にも効果抜群のスーパー野草です。 
南国ならではの主張の強い食材をクッキーに使うなんて、個人製造だからこそのアグレッシブさ! インパクトのあるお土産になりますね。
沖縄の定番、サーターアンダギーも、手作りのものが並んでいます。さらには、サーターアンダギーをラスクに変身させたものまで。密度の高い生地がカリッカリに焼かれている食感は独特で、クセになります。珍しいお土産になりそうです。

特別感のあるお土産選びにもバッチリのかわいいパッケージ

女子旅に欠かせないのはおしゃれなお土産。「石垣島レモン&レモングラスシロップ」「ハイビスカス&シークワーサーシロップ」や「石垣島さんグアバジャム」など“珍しい、石垣らしい、おいしそう”の条件を踏まえつつも、かわいくパッケージされている商品もバッチリ並んでいます。
たくさんの人にお土産を買う場合には、「小分け」も大切なポイントになってきますね。そんなニーズにもバッチリ応えてくれる商品だってあるんです。このお茶シリーズは、石垣名物の薬草「月桃」を用いたもの(水色のパッケージ)や、栽培が盛んなウコン茶などがあります。
また、まず自分で試しに使ってみたいと思うような、ややチャレンジングな珍しい調味料なども多く揃っています。使う度に石垣での思い出が蘇って、きっとよりおいしい料理に仕上がりそうです。

いわゆる定番お土産品や箱入りお菓子もあるから便利

とはいえ、あちこちで見かけるような箱入りのお菓子や、ちんすこうなどの定番品も、特に会社用には重宝しますよね。それらも置いてあるので、わざわざそのためだけに他のお店に行く必要もなし。ゆらてぃく市場はやっぱり便利でしょ。


◆JAファーマーズマーケットやえやま「ゆらてぃく市場」
住所:沖縄県石垣市新栄町1-2
電話:0980-88-5300
営業時間:9:00~19:00

おわりに

ゆらてぃく市場の品揃えは、季節によってさまざま。だからいつ行ってもワクワクするし、新しいものを発見すると「とったどー」気分になっちゃいます(笑)。

◆とまこ
明治大学在学中からバックパッカーとしてデビューし、卒業後は秘境ツアーコンダクターに。現在は旅作家&おしゃれパッカーとして本の執筆や講演、TV出演など多方面で活躍中。著書に『離婚して、インド」(幻冬舎文庫)、『世界の国で美しくなる!」(幻冬舎)など既刊12冊。2017年9月20日には新刊『台湾で朝食を 日常よ、さようなら!』(メディアパル)発売。

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