【台湾情報】墾丁の水鳥天国に熱視線！新年のバカンスは、風水を取り入れた湖畔のヴィラへ

おおざっぱに墾丁と称されることも多い恆春半島は、意外なほど広く、穴場的スポットも多数。台湾の人々にとっても、見どころを知り尽くした人は多くないとも言われています。注目の龍鑾潭の湖畔に建つ「墾丁葡園會館」はアクセスも良好。サウスベイから車で約2分、夜市で賑わう墾丁大街までは約７分。恆春鎮、後壁湖、紅柴、後灣といった人気スポットへの道のりも遠くなく、精力的に半島を周りたい人にぴったりです。“葡園”というヴィラの名前は、オーナーがワイン事業を営んでいることから、葡萄（ブドウ）にちなんで付けられたそう。

敷地面積は1500坪で、ヴィラの前には生態池があります。建物はA館とB館の二棟で構成され、その間には、藤などの蔓植物があふれる庭が設けられています。青紫のベンガルヤハズカズラが揺らぐ様子は、いまにも風鈴の音が聞こえてきそうな優しい雰囲気。ただここに佇んでいるだけでも絵になる写真が撮れることでしょう。

建物を真俯瞰でとらえると、円の中に正方形がある“外円內方”の形が見えてきます。これは、風水にこだわりを持つオーナーによるアイデア。古銭に似ていることなどから縁起が良いとされているモチーフなのだそう。メインの建物はコンクリート打ち放しをベースに温かみのある木材を配したデザイン。一見素朴なグレーのコンクリート壁は、よく見ると詩が書かれていたり、葉っぱやプリントがあったり…と創意工夫に溢れています。

客室は、レイクビューまたはシティビューのダブル、クアッド、VIPダブル、シティビュー６人部屋を用意。何より特徴的なのは、古代中国の自然哲学の思想で、万物を構成する元素を指す五行（木・火・土・金・水）と、万物の音を分類した五種類の音（宮・商・角・徴・羽）に基づくデザインをしている点。アンティークの楽器が飾られるなど、控えめなラグジュアリー感あるインテリアは、おこもりステイを決め込みたくなる心地よさです。

大きな掃き出し窓の近くに、あるいはバルコニーに出れば、龍鑾潭の風と水と光、はたまた渡り鳥の群れが飛びゆく姿を楽しむことができます。見逃せないのが、世界十大名景に選ばれたこともある關山の夕陽。滞在時は、日没時間のチェックをお忘れなく。

陽が沈んだ後の夜の“葡園”は、オリエンタルな雰囲気で満たされ、空が晴れていれば満天の星の煌めきを眺めることができます。天体望遠鏡が無料で借りられる嬉しいサービスもぜひ活用を。

客室のインテリアはSNS映えするだけでなく、至るところにオーナーの気配りが感じられ、我が家のような快適さも兼ね備えています。例えば、クアッドルームには、二台のテレビを設置し、それぞれのくつろぎタイムを尊重。バスルームは乾湿分離タイプで、独立したシャワーブースと温水洗浄便座のトイレを完備。さらにクアッド以上の大部屋では、誰かがシャワー中でも気軽に出入りできるようにカーテンを設置するなど、細やかな配慮がされています。

そして最大のポイントは、全室に露天風呂があること。お湯に浸かりながら、青空と白い雲、月や星を眺めるのは、最高の癒しとなること間違いなしです。バスアメニティにもこだわっていて、イタリアのアメニティブランドALLEGRINIのボタニカルシリーズ「OLIVA」を採用。有機栽培されたオリーブから抽出したオイルを使ったアイテムで、すっきり爽やかな使い心地が好評です。

また、使い捨ての備品類のパッケージの愛らしさも目を引きます。墾丁を代表する動物のニホンジカを擬人化したイラスト、100年の歴史を持つ恆春鎮の古城の東西南北門が描かれていて、捨てずに持ち帰りたくなる可愛さです。

オーナーのおもてなし精神は、それだけではありません。冷蔵庫内には、無料のミネラルウォーター、炭酸水、コーヒー、ビール、ジュースなどがスタンバイ。自然を感じる快適な空間でいただく飲み物は、また格別です。

朝食は、館内レストランで作り立ての中華&西洋料理をビュッフェ形式またはセットメニューが無料でいただけます。メイン料理は毎日変わるので、連泊するゲストも満足度の高い食事が楽しめ、１日の活力チャージは万全です。

施設のもうひとつの特徴は、美しい庭園の眺めに。幸福歩道と名付けられた板張りの歩道はロマンティクな雰囲気で、ガーデンウエディングやパーティ会場としても最適。企業研修や慰安旅行などの貸し切りも歓迎していて、必要な機材を揃えた会議室の貸し出し、バーベキューカーサービスも可能です。

また、屋外スペースにはプレイスペースも。プール、滑り台、砂場、そして自由に駆け回れる芝生があり、安心してキッズたちを遊ばせられます。