暑い日に食べるキーンと冷えたアイスの美味しさといったら、もう最高ですよね。全国にはその土地で長年愛され地元だけなら知名度100%というローカル棒アイスがあります。時代は変われど味は変わらない、初めて食べるのにどこか懐かしいのが魅力。アイスなのでお土産にはできないけれど、旅先で出会ったらぜひ味わいたい一品を厳選しました。
文/Five Star Corporation
どこか懐かしい九州人のソウルアイス
【佐賀県】ミルクック 1本100円(税抜、メーカー参考価格)
竹下製菓が販売するミルクセーキ風味のアイス「ミルクック」は、九州出身者なら誰もが知るソウルアイス。会長である竹下敏昭さんが、ニュージーランドの山「マウント・クック」を訪れた際、“この山のようなミルクアイスがあったら…”と山にインスピレーションを受け生まれたのがこの「ミルクック」なんです。本物のミルクセーキと同様に、氷片入りでザクザクとした食感が楽しく、また練乳と卵の風味たっぷりに仕上げられています。根強い人気をほこり、ファンの中には近所のお店で「ミルクック」の取り扱いが無くなると、“ミルクックを入れて欲しい”と要望する人もいるそう。
◆竹下製菓
住所:佐賀県小城市小城町池の上2500(本社)
電話:0952-73-4311
営業時間:8:00~17:00
定休日:土曜、日曜
※九州内のスーパー、コンビニ各社のほか、本社の直売所でも購入可能。
SNSでも話題!イチゴ味のもも太郎
【新潟県】もも太郎 1本60円(税別)
新潟県の夏の味といったら発売から70年を超える「もも太郎」。暑さが増すにつれ各家庭の冷蔵庫に必ずといっていいほど常備される、県民お馴染みの氷系アイスです。その昔、桃の木型に砕いた氷を詰めてイチゴシロップをかける「桃型」という氷菓子が祭の出店にあり、それを普段でも楽しめるようにと商品化したのが「もも太郎」です。最近では、“もも太郎”といいながら “イチゴ味”という、矛盾したネーミングセンスがSNSなどで話題となり、じわじわと知名度を上げています。ガリガリとした氷の食感とさっぱりな後味は、子供からお年寄りまで、みんな大好きな味!
◆セイヒョー
住所:新潟県新潟市北区島見町2434番地10
電話番号:0800-500-0144(お客様相談室 平日9:00~17:00)
※新潟県内のスーパー各店で販売。
涼を呼ぶ桑名市の夏の名物
【三重県】アイス饅頭 1個154円(税込)~
昭和25年頃から親しまれている、小豆をミルクアイスで包んだ桑名市の夏の風物詩「アイス饅頭」。発売時からの製法は守りつつも甘さは現代の味覚に合わせ、現在は5種類を販売しています。まずは発売当初からある、北海道十勝産の小豆とさっぱりとしたミルクを合わせたシンプルな定番味からぜひ。そのほか、抹茶や沖縄波照間産の黒糖、丹波の大納言小豆を生かしたアイス饅頭をはじめ、今年の夏に発売された「アイス饅頭・いちご」(270円・税込)もおすすめ。「アイス饅頭・いちご」は、イチゴと小豆の相性が抜群で早くも評判のようです。
◆寿恵広
住所:三重県桑名市三ツ矢橋11
電話番号:0594-23-1466
営業時間:8:00~19:00
定休日:水曜
551の夏の主役はアイスキャンデー
【大阪府】アイスキャンデー 1本120円(税込)
大阪の「551蓬莱」といったらほかほかの豚まんが有名ですが、夏になるとキーンと冷えた「アイスキャンデー」も飛ぶように売れるのはご存じですか。「アイスキャンデー」が発売されたのは、豚まんの発売から8年後の昭和29年。素材の味を生かすため保存料など余計なものは一切使わず、シンプルなおいしさを今も変わらず追求しています。味は、風味豊かなミルクや大粒のイチゴ、ミカン、パインが入ったフルーツをはじめ、アズキ、チョコ、抹茶、パインの6種が定番。そこに毎年夏季限定で新しい味が登場しています。おやつに、お風呂上りにと、口どけのいいアイスでおいしくクールダウンしてみては。
◆551蓬莱 戎橋筋本店
住所:大阪府大阪市中央区難波3-6-3 1Fテイクアウト売店
電話番号:06-6641-0551
営業時間:10:00〜22:00
定休日:第3火曜(8月の定休日は第4火曜、12月は定休日無し)