【台湾情報】美人の湯と美食を堪能。宜蘭・礁溪の魅力を多方面から伝えるホテル・山形閣へ

台湾鐵路の礁溪駅からもバスターミナルからも徒歩３分。ひときわ目を引く12階建てのホテルが「礁溪山形閣溫泉飯店（Yamagata kaku Hotel & Spa）」です。宜蘭県の雪山山脈と中央山脈の稜線をイメージしてデザインされたという、個性的なフォルムが印象的です。

この地の原住民・噶瑪蘭族（カバラン族）の文化と日本的な雰囲気を融合させた内装も特徴的で、客室は洋式から純和室まで７タイプ、全122室。全ての客室に１トンものお湯を貯められる浴槽があり、礁溪自慢の美人の湯（弱アルカリ泉）に、好きなとき、好きなだけ、ゆったりと浸かれます。

より開放感ある温泉浴を求めるなら、２階の大浴場へ。ヒノキが香る特注サウナ、長椅子のある休憩スペースなど、リフレッシュ効果抜群の空間です。

パノラマビューの絶景レストラン「米澤廳」でいただけるのは、ご当地食材や山形ゆかりの食材を使った創作料理です。今回は、創業100年の老舗酒造が作る紅麹の醸造酒“紅露酒”と宜蘭の特産品のコラボレーションに挑戦。寒さが深まる季節に体を温め、滋養を補う限定セットメニューを提供しています。

メニューの多くは食材の陰陽を考えて作られていて、その象徴はメインディッシュの「蘭陽産チェリーダックの胸肉のロースト、特製金雞紅露酒ソースがけ」。前菜の「紅麹の薬膳海老」も血流を促す一皿です。

宜蘭の伝統食では“糕渣”が登場します。エビのすり身を揚げた「澳龍創意美糕渣」は、ボストンエビを贅沢に使い、プリップリの食感に仕上げた一品。次々食べたくなる美味しさです。また、フランス料理と融合させた秘密のレシピによる「白グワイの団子スープ」は、伝統食に新しい解釈を加えた自信作。

コース料理以外にも季節限定メニューが多数。台湾グルメの代表格・肉とスジの牛肉麵のほか、マッシュルーム入りカルボナーラ、イタリアントマトのミートソース、バジル風味のシーフードリゾットなどなど、お腹の空き具合に合わせて選べます。

これからの季節の人気メニューは、日本式のラーメン。館内の「山友拉麵店」は、新鮮な豚肉をじっくり煮込んで作るスープが自慢です。シンプルな豚骨ラーメンから、ルーローラーメン、三星ネギとニラのラーメン、ハワイ風ポーク丼など、こちらもバリエーション豊か。２時間の貸し切り風呂を利用すると、こちらの豚骨ラーメンが無料になるサービスも好評です。

山形閣が秋冬シーズンから提案しているのが、宜蘭の五大名物「茶、蔥、果、漬、遊」を楽しむ旅。優良農場との提携により、ご当地食材の魅力にダイレクトに触れられる、多様な体験イベントに参加できます。

「茶」の体験は、冬山鄉の「鵝山茶園」へ。この地で収穫される茶葉と新鮮な卵を使った、燻し卵を作ります。茶葉でスモークされた卵のかぐわしさは感動的！

そして「葱」。ホテル山形閣と三星鄉がコラボした「星寶聰體驗農場」は、食農体験ができる施設で、宜蘭名産の三星ネギの畑でネギを抜き、小麦粉を練り、ご当地グルメの「蔥油餅（ネギ入りおやき）」を作ります。

「果」の体験は、員山鄉の果実園「錦普果園」へ。オーナーから果物の収穫方法などを学んだあと、１日農園体験をします。働いた後は、採れたてフルーツを心ゆくまで味わって。

宜蘭地方は、漬け物も盛んな地域。「漬」のジャンルでは、蜜漬けで20年の歴史を持つ「橘之鄉」とコラボ。蜜漬けによる保存食作りを体験。先祖から受け継がれてきた知恵の奥深さを学びます。

「遊」は、お子様連れのファミリー向けの企画。「麗野莊園農場」でのダック飼育を体験します。ダッグの観察と餌やり、卵のチェック法を学んだ後、オムレツ作りに挑戦します。