日本酒好きな女子のことを最近ちまたでは“おちょこ女子”と呼んでいます。フルーティーな口当たりの飲みやすいものや、思わず手に取りたくなるかわいいデザインボトルなど、各地にはおちょこ女子絶賛の地酒がいっぱい!
文/Five Star Corporation
今宵はスイートな日本酒でデザートタイム
【群馬県】水芭蕉 DESSERT SAKE 200ml 3,000円(税別)
日本酒といったら刺身や炙ったスルメをつまみにしっぽりが鉄則……。なんていうのはひと昔前の話で、今や日本酒の楽しみ方は千差万別。群馬県、「永井酒造」の「水芭蕉 DESSERT SAKE」は、“日本酒を食後に”という新たなスタイルを提案する一本で、チョコレートやアイスクリーム、フルーツなどに合うデザート仕様のお酒なんです。
尾瀬連峰武尊山に降る雪や雨が尾瀬の大地によってゆっくりと濾過された、柔らかくてほのかに甘い天然水を仕込み水に、契約栽培の山田錦を使い醸造する「水芭蕉 DESSERT SAKE」。口に含んだ瞬間、まるで完熟したマスクメロンのような味わいが一気に広がり、気付けばうっとり酔い心地に。
◆永井酒造(ながいしゅぞう)
住所:群馬県利根郡川場村門前713
電話:0278-52-2311(月曜~金曜)
営業時間8:30~17:00
定休日:火曜日(売店)
思わず手にとりたくなる気仙沼で見つけた素敵な姉妹
【宮城】低アルコール純米吟醸酒NAMI(左)、UMI(右)300ml 各1,296円(税込)
かわいい姉妹がデザインされた「NAMI」と「UMI」。造っているのは気仙沼の蔵元「角星」です。もとは「まなみ」という商品でしたが震災後、コピーライターの糸井重里さんが主宰する「ほぼ日刊イトイ新聞」協力のもと、“行くぜ、東北。”などを手掛けるCMプランナー高崎卓馬さんと、注目のデザインユニットKIGIによりデザインなどを一新。「角星」の気仙沼で、“海と共に生きる”という思いなどを紡いでいます。
気仙沼産米「蔵の華」と宮城県開発の低アルコール酒用酵母「愛実(まなみ)酵母」によって造られるこのお酒は、クセは少なくすっきりとした甘さが特徴。アルコール度数が低くすーっと入ってくる飲みやすさで、日本酒初心者の女子でもグイグイいけちゃいます。
◆角星(かくぼし)
住所:宮城県気仙沼市魚町2-1-17
電話:0226-22-0007(月曜~金曜8:30~17:30)
※宮城県宮城郡松島町にあるセレクトショップ「M Pantry」などで販売。
パリジェンヌも絶賛の華やかな一本
【愛知県】醸し人九平次 純米大吟醸 別誂 720ml 4,245円(税別)
2009年に彗星のごとく登場した、愛知県「萬乗醸造」による銘柄「醸し人九平次」。今やフランスの「ヤニック・アレノ」をはじめ三つ星レストラでオンリストされるなど、日本だけでなく世界からも称賛されている名酒です。自家栽培の山田錦を使い、“熟した果実味をベースに気品・優しさ・懐かしさ”を体感できる味を目指したという「醸し人九平次」。特徴的な透明感あるキリッとし酸を軸に甘味がふくよかに広がる華やかな味わいは、脂ののった魚や肉料理と合わせると最高とか。またこのお酒は、ワイングラスで飲むことでより香りと旨みを発揮するそう。まずは、醸し人九平次シリーズのなかでも、フラッグシップ的存在のクリーミーでリッチな「別誂」をご堪能あれ。
◆萬乗醸造 (ばんじょうじょうぞう)
住所:愛知県名古屋市緑区大高町西門田41
電話:052‐621‐2185
※名古屋市の「酒泉洞堀一」や「秋貞商店」、岡崎市の「荒川酒店」などの酒店で販売。
季節感ある愛らしいデザインボトルに一目ぼれ
【京都府】四季の純米吟醸デザインボトル 240ml 各444円(税抜)
※左から「春の詩(うた)」、「夏の戯れ」、「秋の夜長」、「冬のさんぽ」
※年によって商品が変更する場合があります。
正保2年(1645年)に創業した、京都府の老舗蔵元「招德酒造」が手掛ける「四季の純米吟醸デザインボトル」は、女性にもっと日本酒を楽しんでもらうために生まれたお酒です。そのため、酒造りをはじめボトルのデザインも女性杜氏が手掛けています。春はサクラ、夏は金魚など日本の四季の風景を描いた季節限定ボトルは、全種類集めたくなる愛らしさで、手土産にきっと喜ばれるはず。中のお酒は、「招德酒造」がこだわり続ける、米の旨みと酸味が生きた純米酒。蔵内の井戸から組み上げる、まろやかな伏見の名水が仕込み水に使われているため、口当たりが柔らかく飲み心地のいい仕上がり。まさに“名水のあるところに名酒あり!”ですね。
◆招德酒造(しょうとくしゅぞう)
住所:京都府京都市伏見区舞台町16
電話:075-611-0296(月~金8:15~17:00)
※京都駅、「京都大丸」、「京都髙島屋」、錦市場内の「津之喜商店」などで販売。