ユネスコ無形文化遺産の伝統祭。絶品地元グルメと歴史に触れる富山旅へ

まずご紹介したいのが、富山のローカルグルメ、“ほわほわハンバーグ”です。

富山で人気を博しているハンバーグ＆ステーキ専門店「万葉楼」の名物の“ほわほわハンバーグ”は、長年、試行錯誤を繰り返し完成させた、つなぎを一切使わない銘柄和牛100％のハンバーグ。

歯ごたえも非常に柔らかく、名前の通り口当たりは“ほわほわ”。濃厚な和牛の旨味が口に広がり、肉汁したたるジューシーな味わいがたまりません。日本全国から良質な和牛を仕入れる専門店ならではの審美眼により選ばれた、良質な和牛だけが持つとろけるような食感や、国産牛本来の上質な旨味を満喫できます。肉汁も大量にしたたるため、ガッツリ和牛を味わいたい人にはぴったりの一皿です。


◆万葉楼
住所：富山県高岡市あわら町8-25
電話：0766-28-9522
営業時間：木曜～月曜11：30～14：30、17：30～21：30、火曜・水曜11：30～14：30（ランチのみ営業）
定休日：なし（前日までの予約で、火曜・水曜のディナーも営業）

そんな｢万葉楼｣のある富山県高岡市では、2018年5月1日（火）に「高岡御車山祭」が行われ、日本屈指の華やかさを誇る山車が高岡の市街地を巡行し、町中が活気づきます。ユネスコ無形文化遺産に登録されているほか、国の重要有形民俗文化財・無形民俗文化財にも指定されている、古き歴史を今に伝える見ごたえのある祭りです。この祭りは前田利長公が、豊臣秀吉からもらいうけた御所車（ごしょぐるま）を、1609年に高岡城を築くにあたって、町民に与えたのが始まりと伝えられています。

市街地を練り歩く車山は、御所車に鉾（ほこ）を立てた特殊なもので、金工や漆工、染織など、高岡の優れた工芸技術を駆使した装飾が施され、その様は豪華絢爛。勇壮な祭りを一目見ようと県外からも大勢の観光客が訪れます。

ほかにも富山県でユネスコ無形文化遺産に登録されているのが、毎年8月の第1金・土曜日の夜に行われる魚津市の「魚津のタテモン行事」と、毎年5月４日、5日に行われる南砺市の「城端神明宮祭の曳山行事」。魚津市も南砺市も前出の「万葉楼」がある高岡からドライブ圏内の距離なので富山グルメを求め、足を延ばすのもいいかもしれません。

さらに、高岡では春になると、瑞龍寺の「春のライトアップと門前市」が開催され、富山県唯一の国宝、瑞龍寺が、音楽に合わせて赤や青、緑や紫など、さまざまな色のライト彩られます。音と光の演出により幻想的に浮かび上がる瑞龍寺は、息を呑むほどの美しさ。「越中味の市」と銘打つ門前市も同時開催され、多くの人で賑わいます。

富山は伝統を継承する素晴らしい祭りやイベントが目白押し。美しく迫力のある祭りの醍醐味を味わったあとは、高岡市の閑静な住宅街にある古民家のハンバーグ＆ステーキ専門店「万葉楼」へ。富山随一のローカルフードのひとつほわほわハンバーグに舌鼓を打ち、お腹も心も満たされる、最高の富山旅を満喫できるはずです。