旅行に必要なもので、以外と抜けがちなのが「ビザ」です。
日本は、観光であればビザが必要な国が少ないのでついうっかり忘れて、観光できずにトンボ帰り……なんてこともあるんですよ。今回は、中近東でビザの必要な国をご紹介いたします。
①クウエート
経済発展が著しいのクウェートは、砂漠の中の近代都市や、シンボルである「クウェートタワー」、「グランドモスク」などの見所があり、中近東の観光スポットとして注目されています。
入国時に空港で手続きすれば、3カ月有効のビザが取得できます。空港の到着ロビーにある申請用紙に名前などの必要事項を記入してカウンターに提出すれば、申請は完了です。
ビザ発給料金としてKD6(クウェート・ディナール)が必要なのと、パスポートに見開き2P以上の余白が必要なので注意しましょう。
②バーレーン
小さい国ではありますが、遺跡や世界遺産などの観光スポットが集中しており、観光スポットの穴場の1つです。
空路で入国する場合はバーレーン国際空港、陸路で入国する場合はキング・ファハド・コーズウェイという橋に到着した際に入国審査カウンターにて、ビザを習得することができます。
観光ビザでの滞在可能日数は14日間で、BD25(バーレーンディナール)もしくは、US$70がかかります。クレジットカードでも支払いできますが、現金の方が手続きがスムーズです。
③カタール
中近東で“ポストドバイ”といわれるのが、カタールのドーハー。ドバイやアブダビに追いつくほど旧成長している都市で、高層マンションやショップが集まる人工島「ザ・パール」やアラビアン・マーケットなど、観光にもおすすめです。
ハマド空港で1ヵ月有効の訪問ビザが取得可能で、パスポートは見開き2P以上の余白が必要です。費用はQAR100(カタール・リヤル)で、支払いはクレジットカードとなります。
クレジットカードを所持していない方のために、入国審査フロアのカウンターでプリペイドカードも購入できます。プリペイドカードの発行には別途QAR25が必要です。
④オマーン
古くから海洋国家として栄えた国で、アラビアの貿易を中心として栄えた歴史を持ちます。
ちなみに、アラビアンナイトに出てくるシンドバッドがオマーンから出航したともいわれる、歴史と昔話が混在する町です。
入国審査前に10日間滞在可能なビザ代金をRO5(オマーン・リヤル)支払えば、ビザ発行の手続きは完了します。1ヵ月有効ビザの場合は、RO20です。支払った後レシートをもらい、それを審査窓口に提出し、入国手続きを行います。
その際、オマーンから日本へ帰るか、そのほかの国へ行くことを証明するために、オマーン以降の空港券の提示が必要です。オマーン以降にもそのほかの国を訪れるつもりで、到着後に出国後のホテルや航空券を手配しようと思っていると入国できないこともあるので、気をつけましょう。
⑤ヨルダン・ハシェミット王国
ヨルダンと言えば、有名どころの「死海」をはじめ、古代王国の遺産が残る「ぺトラ」など、中東ならではの歴史を感じる観光スポットがあり、バカンスで訪れる方も多い国です。
日本人の場合、陸・海・空路の国境を超えるどの場合でも、国境にて1ヵ月滞在が可能なビザを無料で取得することができます。