言わずと知れた、広島の観光名所・宮島。日本三景に選ばれている厳島神社をはじめ、あなごめしの名店「うえの」、揚げもみじ専門店「紅葉堂」、ひと口目から感銘を受ける「牡蠣屋」、店内で醸造するクラフトビールが楽しめる「MIYAJIMA BREWERY」など、立ち寄っておきたいスポットが盛りだくさん。
今回は、全国各地にある仏教寺院のひとつ「宮島弥山大本山 大聖院」をご紹介します。開基されたのは、西暦806年の大同元年。弘法大師の空海が開いたお寺で、広島県宮島最古のパワースポットとも言われています。
格式高い「宮島弥山大本山 大聖院」
日本で唯一、三鬼神を祀る「宮島弥山大本山 大聖院」。歴史ある弘法大師が創設した寺院で、境内には見事な建築物が点在しています。悟りを開いた五百体の羅漢さんを安置している「五百羅漢庭園」、また宮島八景に選ばれている白糸の滝など、自然の中に多くの見どころがあり、歩いているだけでご利益を得られそう。
毎年、月ごとに開催される行事も充実しているので合わせてチェックを。初詣、節分の豆まき、宮島ローソクまつり 萬燈会、もみじのライトアップと全国各地から多くの人が訪れています。
宮島最高峯の弥山
初代内閣総理大臣の伊藤博文が残した「日本三景の真価は頂上の眺めにあり」。宮島最高峯の弥山からの眺めを目の当たりにし、生まれた言葉だそう。
写真にあるように、標高535mの小高い山の上からの眺めは、ほれぼれするほど美しく、天気が良ければ青い空と海が一面に広がります。
原生林に覆われた、山頂までの登山道には、石仏で作られた道しるべがあったり、歴史遺産の仏閣や仏像があったり。目にするすべてのモノ、コトが神々しいです。
手元に置いておきたい大聖院の御朱印
参拝した証となる御朱印。「宮島弥山大本山 大聖院」の御朱印は、写真にある限定切り絵の御朱印「曼荼羅浄土」の青色と黒色、季節によってデザインが変わるものの3種類あります。
「見るだけで悪行を清め、世界の浄化を促す」と言われる砂マンダラをデザインした御朱印は、緻密で圧倒的な存在感。公式のオンラインショップでも購入でき、申込日を記入して送っていただけます。
外出できない今、繊細な美しさが自宅で手軽に楽しるのは、嬉しいですね。
※限定御朱印の最新情報は、公式HPやSNSをご確認ください。
体験することで心がより穏やかに
▲ 念珠作り体験
敷地内最古の建物「大師堂」の裏手に鎮座する一願大師では、だるま絵馬に願い事が書けるようになっていたり、受付近くには3つの玉を桶に向かって投げ、入ると願いがひとつ叶う「ねがい玉」があったり。また、念珠作り、座禅、写経・写仏といった体験なども行なっています。
こんなご時世だからこそ、心身ともに浄化される場所に身をおいてみませんか。
◆宮島弥山大本山 大聖院
住所:広島県廿日市市宮島町滝町210
電話:0829-44-0111
入山時間:8:00〜17:00
拝観料:無料
アクセス:JR宮島口駅徒歩6分の宮島口桟橋よりJR宮島航路または宮島松大観光フェリーで宮島に渡り、宮島桟橋より徒歩約30分
宮島弥山大本山 大聖院