キュートな「金の願い鶴」が話題に！ 広島の「鶴羽根神社」で開運祈願を

「鶴羽根神社」は、今から830年以上前の1190年に創建され、広島県東部の総氏神、鬼門鎮守のお社として崇敬されてきました。

神前結婚式や安産祈願、初宮参り、七五三など、人生の大切な儀礼に訪れる人も多く、隣接の料亭「二葉」では披露宴もできます。授与所では、願い事を祈願する「金の願い鶴」や、月替わりの御朱印などが人気。それらを記念に授かりたい参拝客でにぎわっています。

御祭神は「応神（おうじん）天皇」「神功（じんぐう）皇后」「仲哀（ちゅうあい）天皇」の八幡三柱の神と、夫婦神として有名な「伊邪那伎命（いざなぎ・夫）」「伊邪那美命（いざなみ・婦）」の妹背二柱の神です。

神功皇后は第14代皇后、仲哀天皇は第14代天皇にあたり、二人の子の第15代天皇・応神天皇は、新たな文学、産業などの文化を招来された方になります。主な御神威は厄除・安産・育児をはじめ、交通安全・開運・合格・商売繁盛などさまざまで、古くから地元で愛され続けてきました。

伊邪那伎命と伊邪那美命は、神話の中で最初に夫婦神として登場。数々の国土と人々（神々）を生（いけ）られています。そして縁結び・家内安全・子授けなど、多くのご利益が授かれると親しまれています。

1947年創業の料亭「二葉」は、かつては宿泊施設として、政財界など日本各界の名士をもてなしてきました。「鶴羽根神社」の神前式を執り行うほかにも、初宮参りや七五三などハレの日を四季折々に演出し、思い出に残るものにしてくれます。

伝統にとらわれ過ぎない、時代に即し創意を合わせた日本料理は、多くの食通も満足させ、「大切な人のおもてなしは二葉で」と愛され続けて半世紀以上。季節の野菜や瀬戸内産の魚介など、厳選素材を惜しみなく使い、伝統と革新を織りまぜた匠の技で創り出す逸品は、ここでしか味わえない贅の極みです。

コロンとした形がかわいいと評判の「金の願い鶴」は、“天に届く”という意味で祈願を成就すると言い伝えがある鶴にちなんで、陶器に金色の鶴が描かれています。願い事を書いた紙を中に入れて、奉納台へ納めましょう。奉納台にいっぱいの金の鶴は、記念写真に収めておきたいですね。

また、授与所では同じく陶器製の「鶴みくじ」も。卵型をした陶器の下の赤いひもを引いておみくじを取り出し、運試しができます。

御朱印は「鶴羽根神社」の“鶴”の文字が鶴の絵柄で描かれたり、季節感のある花柄の御朱印や「切り絵御朱印」など種類豊富。夏の「クリア御朱印」は青空にかざすと、鶴が飛んでいるように見えて爽やかな印象に。金魚などが描かれたカラフルな風鈴も、夏の風物詩として好評です。

「人形御守」といったお守りも多彩にそろい、社務所で通年頒布されています。桜の柄があしらわれた春の「華守（はなまもり）」など、期間限定や数量限定のお守りもあるので、季節ごとに来社してみてはいかが。

1945年の原爆投下の際、爆心地から約1,800ｍの「鶴羽根神社」は、社殿すべてが倒壊するも焼失は免れ、当時の宮司たちの努力もあって再建されました。また、石鳥居・石ノ太鼓橋手水舎・唐獅子・石燈籠は難を逃れ、往年の姿のまま残り、今も参拝客を温かく迎えてくれます。広島に訪れた際に立ち寄って、歴史に思いをはせながら参拝してみては？

なお、神社公式のInstagramとYouTubeでは最新情報を発信。インスタ映えする写真もたくさんアップされているので、ぜひチェックしてみてください。

◆鶴羽根神社（ツルハネジンジャ）
住所／広島県広島市東区二葉の里2丁目5-11
電話／082-261-0198
受付時間／社務所受付：9:00～17:00※授与所受付は9:30～16:00、ご祈祷受付は10:00～15:00
定休日／無休※祭事などにより不在の場合あり、事前に要問合せ
アクセス／電車：JR各線広島駅より徒歩約14分、車：広島高速道路1号線間所ICより約13分、バス：広島バス中山線・深川線、広電バス5号線「鶴羽根神社前」停留所より徒歩約2分