北海道の寿都(すっつ)町は、札幌市内から車で約3時間の場所にある港町です。弁慶の銅像が建つ「弁慶岬」、風力発電用の風車が建つ「風太風力発電所」など、自然の息吹を感じる名所が多い土地なのですが、今回ご案内したいのは飲食店と宿が一緒になった施設「ダイマル大谷会館」。定番ではない、オンリーワンの北海道旅行を楽しむべく、同施設の魅力をまとめてご紹介します!
魅力その①老舗ならではの温かいおもてなし
2010年に全館をリニューアルした同館の創業は昭和4年。冬の寒い日本海で働く漁師たちの冷え切った体に「何か温かいものを」と、升を受け皿に日本酒をなみなみグラスいっぱいに注いだ「もっきり酒」と、鉄鍋で熱々にした「鍋焼うどん」を振る舞ったのが始まりです。
現在では、地元で獲れる新鮮な魚介を主にした定食や麺類、北海道をはじめ全国から取り寄せる選りすぐりの日本酒や梅酒、焼酎など、メニューが変わってもお腹と心が満たされるラインナップに。
また、ゆったりくつろげるように広く設けられた空間には、テーブル席、小上がり席、個室など、あらゆるタイプの席があり、ひとりで、家族で、友人で訪れても気兼ねなくのんびりすることができます。店内の窓から一望できる寿都の漁港が旅心をさらに高めてくれますよ。
魅力その②毎朝水揚げされる海の幸は新鮮そのもの
うまいもんを求めるなら北海道寿都町へ。ここで味わっておきたいのが、地元で朝獲れた活きのいい魚介料理です。艶やかないか刺は噛むほどに甘く、おおぶりのホッケは脂がたっぷりのって、とってもジューシー。
まずは、お店のイチオシで注文も多い「ほっけ半身焼・いか刺セット」(御飯・汁・お新香付)をオーダーしてみて。
魅力その③ラーメン通をも唸らせた磯ラーメン
「美味しい一杯がある」と聞けば、全国津々浦々まで足を運ぶ人もいる国民食・ラーメン。ここの「磯ラーメン」も要チェックです。
食べる前から鼻をくすぐる磯のいい香り。生海苔、南蛮えび、いかと豪華なトッピングのうま味もしっかり感じられるよう、スープはさっぱり塩味に。ちぢれ麺とも相性がよく、全体的に上品な味わいに仕上がっています。
「牡蠣のせ磯ラーメン」は、漁期限品なのでメニューにあれば即注文を。
魅力その④ゲストの声から生まれた「浜宿 港前庵」
1993年創業の「浜宿 港前庵」。ここをオープンするきっかけは、なんとお客の声だったそう。バス・トイレ付きの7部屋が用意され、宿泊者のみ「五右衛門風呂」に浸かることができます。旅の用途に合わせて1泊2食、1泊朝食、1泊素泊から選べれるのもいいですよね。
旅する目的は人によって違うけれど、旅先で美味しいものを食べ、穏やかなひとときを過ごしたいと願うのはきっと同じ。次の旅先の候補にぜひ!
◆ダイマル大谷会館
住所:北海道寿都郡寿都町字大磯町12
電話番号:0136-62-2034
営業時間:通年11:30~14:00、17:30~19:00(予約状況により変動あり)
定休日:不定休
座席:100席
アクセス:ニセコバス「役場前」停下車徒歩約3分
駐車場:40台
「ダイマル大谷会館」公式ホームページはこちら