TABF初・今年はバーチャル空間でのアートブックフェアを開催その0

TABF初・今年はバーチャル空間でのアートブックフェアを開催

2020-10-12
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2009年から開催されているアート関連の本専門のブックフェア「TOKYO ART BOOK FAIR」。今年は新型コロナの影響によりバーチャル空間で開催されることになりました。オンライン上での開催となったことで、現地に行かなくても参加できますよ。

全世界どこからでも参加できるアジア最大級のアートブックフェア

全世界どこからでも参加できるアジア最大級のアートブックフェア
11月16日(月)~23日(祝・月)の期間限定で、「VIRTUAL ART BOOK FAIR」がオンライン上で開催されます。本来の「TOKYO ART BOOK FAIR」は、アートブックやカタログ、個人で作った冊子“ZINE”など、アートに関連する出版物のために年1回、開かれるアジア最大規模のブックフェアです。国内外のアーティストや出版社も集まり、ありとあらゆる芸術的な印刷物に出会える場となっています。

今年はオンラインとなったことで物理的な距離がなくなり、今まで行きたくても行けなかった人たちも参加することが可能に。さまざまな出店者ブースコンテンツが並び、来場者が直接交流することもできますよ。
TABF初・今年はバーチャル空間でのアートブックフェアを開催その2
△2019年開催の『#006 TOKYO ART BOOK FAIR: Ginza Edition』展示風景

素晴らしいデザインに贈られる「Best Dutch Book Design」を受賞した作品を鑑賞

素晴らしいデザインに贈られる「Best Dutch Book Design」を受賞した作品を鑑賞
△2019 年度「Best Dutch Book Design」受賞作

ブースの閲覧だけでなく、さまざまなイベントも開催。オランダのブックデザインアワードである「Best Dutch Book Design」では、2019年に受賞した素晴らしいデザインの本が展示されます。本というのは、その内容に焦点を当てがちですが、装丁をはじめとしたデザインに注目する機会はあまりありませんよね。この機会に、デザインという視点で本を見てみると面白い発見があるかもしれませんよ。今回展示されるのは、ハンス・グレメンの「American Origami」や桑原真理子の「Burning Love」などの受賞作33点です。

ほかにもオランダの出版文化に関するイベントが盛りだくさん

「Dutch Artists’ Book: Then and Now」は、2019年に開催された日本版のイベントを、今度はオランダ版にしたもの。オランダの出版文化に貢献する約10組のデザイナーやアーティストたちのインタビュー動画が公開されます。現在の制作活動の原動力となっている本との出会いやその作品の紹介、また、彼らの印刷物も知ることができ見応え十分です。

ほかにも、デジタル化が進んだことで文化や国境を越えて進化を続けている、現代の“オランダデザイン”について考える展覧会なども開催されます。今年のゲストカントリーにちなんで、オランダをテーマにしたイベントが盛りだくさんなので、オランダの文化に興味がある人ものぞいてみてはいかがでしょうか?


◆VIRTUAL ART BOOK FAIR(バーチャル・アート・ブック・フェア)
会場:https://virtualartbookfair.com/
日時:2020年11月16日(月)〜23日(月・祝)

おわりに

普段あまり本を読まない人でも、アートとしての本と触れ合える「VIRTUAL ART BOOK FAIR」なら、きっと楽しめるはず。オンライン上での開催だから、ネット環境さえあればどこでも見られるのがいいですね。興味があれば、ぜひのぞいてみてくださいね。

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