日焼けしたくない人必見!トロッコ列車で渓谷涼み。鉄旅タレント木村裕子が提案するわたらせ渓谷鉄道の旅【連載第8回】その0

日焼けしたくない人必見!トロッコ列車で渓谷涼み。鉄旅タレント木村裕子が提案するわたらせ渓谷鉄道の旅【連載第8回】

2018-07-22
102010 Point
日本の鉄道路線(JR・私鉄・地下鉄・モノレール・ケーブルカーなど)を全て乗車した鉄旅タレント木村裕子が、鉄道初心者さんでも楽しめる「おもしろ鉄旅プラン」をご提案します。
今回は女性の大敵! 日焼けを気にしなくても楽しめるトロッコ列車旅をご紹介します!

Text&Photo:木村裕子

夏にぴったりの渓谷トロッコ路線

夏にぴったりの渓谷トロッコ路線
わたらせ渓谷鉄道は、その名の通り渡良瀬川の渓谷に沿って走る路線です。春の桜や秋の紅葉時期も楽しめますが、新緑いっぱいの夏もぴったり!

群馬県桐生駅から栃木県間藤駅までを結び、機関車が客車を引っ張り土・日・祝に走る「トロッコわたらせ渓谷号」と、気動車タイプで土・日・祝と平日指定日も走る「トロッコわっしー号」が運行しています。どちらも窓のない開放感たっぷりのトロッコ列車で窓ガラス付き普通車も連結されているため、急な雨でも自由に車内移動が可能です。

乗車の際は乗車券のほかにトロッコ整理券が必要となっていますが、全線往復する場合は一日中乗り放題で乗り降り自由、トロッコ列車も別途整理券で乗車できる1日フリーきっぷがお得です。

走行日によってトロッコ列車に窓ガラスが付くため、事前に確認してくださいね。

雨も日焼けも心配なし!

雨も日焼けも心配なし!
この路線のすごいところは、駅構内や駅近くでランチ・温泉・観光が出来るところ! そのため、突然の雨も夏の日焼けも心配無用の“絶対に日焼けしたくない人のための路線”でもあります。

運行日は2~3往復のトロッコ列車が走っているので、往路か復路で下車するならここ!というおすすめ駅をご紹介します。

ランチは徒歩0分

ランチは徒歩0分
日焼けしたくない人必見!トロッコ列車で渓谷涼み。鉄旅タレント木村裕子が提案するわたらせ渓谷鉄道の旅【連載第8回】その4
ランチにおすすめなのは、神戸駅の「レストラン清流」。駅構内にあるので列車から降りてすぐ入店でき、日傘をさす時間すらありません。このお店は、かつて東武鉄道日光線を走っていた東武デラックス・ロマンス・カーの「けごん」車内で食事ができる列車レストラン!

おすすめは、全国生産第5位である群馬県の舞茸を使った舞茸ごはん定食。舞茸ごはん・舞茸蕎麦・舞茸天ぷらと、ボリュームたっぷりなのにとってもヘルシー。レトロな車内からは動くわたらせ渓谷鉄道の列車が見えて、こちらの列車も動いているような錯覚を楽しめます。

温泉も徒歩0分

温泉はこちらも駅構内にある水沼駅の「水沼駅温泉センター」へ。ここはホームからしか入れない、不思議な入口になっている日帰り温泉施設です。内湯と露天風呂があり、さらっとした熱めのお湯の露天風呂からは緑いっぱいの山々と渡良瀬川も見えて、疲れた心と身体をたっぷりと癒してくれますよ。トロッコ列車にも乗車できる1日フリーきっぷを提示すると、入浴料が20%引きの460円になるので忘れずに。

最後に木村ポイント!

観光は通洞駅から徒歩5分の足尾銅山観光へ! かつて日本一の鉱都と呼ばれた足尾銅山の坑内観光施設です。坑道の総距離は1,234kmあり、これは東京~博多間に匹敵する巨大迷路! そのうちの700mを小さなトロッコ列車に乗って坑道探検が出来ます。坑道内は夏でも気温が低く、カーディガンを羽織ってちょうどいいくらい。女子旅にもぴったりの夏旅へ出発進行!

【関連記事】走る「おばあちゃんの家」で行く50万本のひまわり畑!鉄旅タレント木村裕子が提案するJR飯山線の旅【連載第7回】

日本の鉄道路線(JR・私鉄・地下鉄・モノレール・ケーブルカーなど)を全て乗車した鉄旅タレ...

旅行 木村裕子 実体験 鉄道タレント わたらせ渓谷鉄道