星降る夜に出かけよう!「天体鑑賞」のポイントと必携アイテムその0

星降る夜に出かけよう!「天体鑑賞」のポイントと必携アイテム

2017-09-24
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これから冬に近づくにつれ、星空がよく見えるようになります。子どもも大人も夢中になれる天体鑑賞ですが、コツや持っていくべきアイテムを知っておくと、なにかと便利で快適です。初心者の方でも難なく始めることができる天体鑑賞のコツやポイントなどをご紹介します。

天体鑑賞の基本

天体鑑賞の基本
憧れの宇宙を、一番近くで観られる天体鑑賞。鑑賞をする際は、ただ星空を見上げるだけと考えず、その鑑賞場所の選び方を含め、基本的な知識を身につけておきましょう。

まず、天体鑑賞をする場所について。鑑賞は暗い場所で行うことが前提です。都会に近いほど、街の灯りで空が照らされ、見えるはずの星も見えにくいことがあります。また人間の目は、周りの明るさで瞳孔が閉じてしまうため、それも鑑賞しにくくなる理由のひとつ。

おすすめのスポットは、自然が豊かで街灯が少なく、空気がきれいな場所です。なかには低い位置からでないと観られない天体もあるため、見晴らしの良いポイントを選んでおきましょう!

必携アイテム

必携アイテム
天体鑑賞では、これから鑑賞しようとしている星座や天体が、どこにあるのかを調べることから始まります。そのためには星座の位置を確認できる、“星座早見盤”が必要です。

また、懐中電灯や方位磁石も必ず用意します。懐中電灯は夜道を照らし安全に移動するため、方位磁石は星座早見盤とセットで使用し、どこに目的の星座があるのか特定するために使用します。ほかにも、レジャーシートや枕などがあると、寝転ぶことができたり、身体も疲れにくくなります。

冬に行うのであれば、夜は冷え込むため、防寒着や防寒具を揃えておくことはもちろん、毛布などもあるとなお良いでしょう!

鑑賞方法

鑑賞方法
天体鑑賞は、必ずしも天体望遠鏡が必要というわけでもありません。

まず、流星群などの夜空全体に渡って鑑賞することができるものなら、あえて視野を狭くするようなことはせず、“肉眼”で見ることをおすすめします。また、肉眼では見えにくい小さな星や、月を鑑賞するには、“双眼鏡”が良いでしょう。小さくて持ち運びしやすいうえ、肉眼では見えにくい星雲を見ることができます。

そして、天体鑑賞のメイン機材・天体望遠鏡は、初めて購入するのなら100倍〜150倍ほどの倍率のものがおすすめです。サイズや価格や持ち運びの良さなどトータルで検討し、自分に合ったものを探してみてください。

美しい星空が眺められるおすすめスポット:戦場ヶ原(栃木県)

美しい星空が眺められるおすすめスポット:戦場ヶ原(栃木県)

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400ヘクタールの広さを誇る大湿原「戦場ヶ原」。中禅寺湖をめぐって、男体山の神と赤城山の神が争った戦場だったという神話が「戦場ヶ原」の名の由来と言われています。

日中はハイキングを楽しみながら自然を満喫することができるスポットですが、夜には一面の星空を楽しむことができます。神話が語り継がれる地で、美しい星空を堪能してみてはいかがでしょうか。


◆戦場ヶ原
所在地:栃木県日光市中宮祠 栃木県日光市中宮祠
電話番号:0288-22-1525(日光市観光協会)
戦場ヶ原展望台へのアクセス:JR日光駅または東武日光駅より東武バス湯元温泉行き乗車約50分、「三本松」バス停下車徒歩1分


おわりに

事前準備を済ませたら、あとはコンディションを万全にして臨むだけ。晴れの日であればきっと何かしら観測することができるはずです。アウトドアキャンプの楽しみとして、また、ロマンチックな趣味のひとつとして、ぜひこの機会にはじめてみませんか?

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