【台湾情報】東海岸の絶景を満喫！アジアン・ヒーリングにフォーカスした癒しのホテルへ

台湾東部に位置する花蓮。神がかり的なダイナミックさを見せるタロコ渓谷を擁する太魯閣國家公園、台湾八景のひとつで、太平洋をのぞむ崖・清水斷崖、弧を描く美しいビーチの七星潭など、豊かな自然が魅力の地です。これらの景勝地に囲まれた好立地にあるのが「煙波大飯店花蓮太魯閣」。七星潭の北端にあり“天空の鏡”と称されるビーチ・曼波海灘までは徒歩圏内という絶好のロケーションです。太平洋をのぞむ秘境のホテルとして2021年にオープンした「沁海館」を皮切りに、2022年にはカジュアルで革新的なスタイルのホテル「煙波花時間−花蓮」、2023年1月20日には３棟目となる「山闊館」を正式オープン。深みと質を求めるアフターコロナの旅の志向を反映させた、コンセプチュアルなホテルが誕生しました。

東は広大な太平洋、西は果てなく続く中央山脈。外から、そして内からのバランスを“整える”のに適した環境で、観光地のホテルにありがちな騒がしさとは無縁。アジアン・ヒーリングのコンセプトに基づき、館内のパブリックスペースは、静寂と落ち着きを感じる空間設計。１階のロビーは山の形をモチーフとし、渓谷が空を切り分けるようなデザイン。陽光が差し込むことで、詩的な雰囲気が醸し出されます。

同じく１階には、読書スペース「沃野書室」があり、漢方、ヨガ、スピリチュアル、アユールヴェーダといったホテルのコンセプトに関する書籍をはじめ、旅行、郷土文学、子どもの絵本などが揃えられ、本の海で自由に浮遊したり、活字の世界に没頭できる空間を提供しています。お茶専門カフェ「茶覺」では、エナジー・ヨガ茶、リラックス・スパイス茶など、大地からの癒しの息吹を感じる飲み物、花蓮ならではのお茶菓子を用意。この地のパワーを存分に取り込みましょう。

２階にある「淨境」は、波紋あるいは稜線を彷彿とさせるデザイン、含蓄ある配色が特徴の多機能瞑想スペース。プロのヨガインストラクターの指導のもと、息を吐き出すことに集中したストレッチを通して、ゆっくりとストレスを解放していきましょう。ほかにも、倍音がヒーリング効果をもたらすとされるシンギングボウル、瞑想、お香づくりなどによって、内なる自分に耳を傾け、本心にかえる時間を持つことができます。自然光が降り注ぐ静かな空間は、禅の追究に完璧な環境といえるでしょう。

「山闊館」の客室は、全78室。ルームタイプは、心の赴くままに過ごせる1人部屋から、静かにくつろげる2人部屋、なごやかな団欒が楽しめる家族部屋まで、さまざまなタイプを用意。天然素材と彩度の低い色使いの内装によって、内省に向いた東洋的な禅空間を創出しています。旅行中の“家”として、穏やかさ、心地よさ、心の安定を感じる時間が過ごせる設えです。

なかでも「行政雅緻月牙套房 エグゼクティブ・スイート（クレセントコーヴビュー）」は、海と山が共演するパノラマビューが魅力。部屋でひと息ついているときも、バスルームにいるときも、連なる山々と七星潭の月牙灣まで続く海岸線を心ゆくまで眺めることができます。

もうひとつの特色ある部屋は「行政雅緻和洋海景家庭房 エグゼクティブ・ジャパニーズ ファミリールーム（オーシャンビュー）」。こちらは和風のカウチを組み合わせた和洋折衷タイプの設計で、窓に面したカウチスペースに座って暖かいお茶をいただいたり、寝転んでくつろいだり…というリラックス感ある時間が過ごせます。目覚めた後は、東の空の朝焼けを前に、ヨガのポーズで指先を伸ばし、心を落ち着け、海と空との一体感を求めてみても。

また、家族の一員であるペットにとっても、「山闊館」は温かく快適な休息の場となっています。１階にはペットホテルが設けられていて、体の大きさに応じた部屋に宿泊することができます。各室は温もりのある木材を使い、天井高も十分。自宅でゆったり過ごすような快適さが感じられるよう配慮されています。さらに、屋外にはペット専用のグルーミングスペースを設置。ここに連れ出してあげることで、ペットの気分転換とリフレッシュをはかることができます（要予約）。
「煙波大飯店花蓮太魯閣−山闊館」は、平日２名・朝食つきで3690元から。東海岸の絶景に癒される花蓮への旅、あなたも出かけてみませんか。


◆煙波大飯店花蓮太魯閣−山闊館　LAKESHORE HOTEL
住所：花蓮縣新城鄉順安村草林10之7號
電話：+886-3-8612000