すべてがブルーに染まった街。“青”の絶景「シャウエン」の魅力その0

すべてがブルーに染まった街。“青”の絶景「シャウエン」の魅力

2017-06-16
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街全体が青色に塗られていることで有名なモロッコの「シャウエン」。太陽の光に照らされると、まるで氷でできたような街にも見えます。今回は、そんなシャウエンの街の魅力をご紹介します。

青い壁が美しすぎる!モロッコの街「シャウエン」とは?

青い壁が美しすぎる!モロッコの街「シャウエン」とは?
シャウエンは、モロッコの北西にある都市で、「青の街」と呼ばれる人気観光地。ここでは、まるでおとぎ話から飛び出してきたかのような色鮮やかな景色を見ることができます。山の斜面にできた街・シャウエンは、外壁が青や白、水色などに塗られていて、遠くから見る眺めは絶景そのもの。街なかに立てば、まるで異世界に迷い込んでしまったかのような錯覚にとらわれます。
壁にはプランターが飾られていますが、いずれもブラウンやイエローいった鉢を使っています。街の人々の色彩センスにうっとりする部分も、根強い人気を誇っている理由のひとつです。

「シャウエン」の歴史

「シャウエン」の歴史
シャウエンの街の歴史は、1471年にポルトガルの侵攻を阻止するために、小さな要塞を建設したことに始まります。元々住んでいた部族とともに多くのモリスコとユダヤ人が、スペインによるレコンキスタ(再征服運動)ののち、この地に定住しました。1920年には、スペインによって占領されたことでスペイン領モロッコになりますが、1956年に独立。モロッコの都市となりました。
現在は街全体が人気観光都市となっており、シャウエン独自の手工芸品や毛織物などが数多く販売されています。

「シャウエン」が青に染まっている理由

「シャウエン」が青に染まっている理由

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シャウエンの街が青くなった理由は諸説あります。まずは虫除けのためだという説。なんでも、当初は家の中だけが青かったんだとか。または、外壁まで青くなったのは、白く壁を塗っているときに、あまりのまぶしさに目の病気に罹る人が多発したため、家の外まで青く塗ったという説もあるんです。
そしてもう一つは、1930年代にユダヤ教徒によって外壁を青く塗られたというもの。ユダヤ教で青色は、神や心の平静、天空、海をあらわす神聖な色と考えられています。所説ありますが、真実は謎のままというところも、人々を惹きつけてやまないのかもしれませんね。

街の見どころ

街の見どころ

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シャウエンは街のどの部分を切り取っても美しいので、お気に入りの撮影スポットを探してみましょう。街中にあるマーケットでは、青い壁を利用してアクセサリーや洋服などを飾っています。思わず商品であることを忘れてしまうほどのアーティスティックさがあるため、カメラ初心者でも美しい写真が撮影できますよ。

アクセス

日本からモロッコへの直通便はないため、経由して向かう形となります。いくつかある経由地の中でも、おすすめは中東にあるドバイです。ドバイ国際空港は世界中から飛行機が発着していて、巨大ターミナルであることでも有名ですよね。
ドバイからモロッコの玄関口であるカサブランカへの航空便は、毎日運航しています。カサブランカに到着したら、鉄道でフェズに向かうか、モロッコ航空の飛行機を利用し、タンジェという都市に向かいます。そこからモロッコの国営バスであるCTMを利用して約3~4時間ほどで到着します。バスの窓からだんだんと見えてくる青い街並みに、旅の醍醐味を感じることができるはずです。

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