日没時間が早くなったり、吹く風がひんやりと冷たくなったり。気づけば2023年も11月で、2024年まで残すところ数ヶ月となりました。今年一年いろいろありましたが、無事に過ごすことができたお礼と来年の祈願に大前神社に出かけませんか?
1500年以上の歴史がある大前神社は、栃木県真岡市の自然豊かな森の中にあります。開運祝福の神様として知られるだいこく様とえびす様が鎮座し、「宝くじ当選にご利益がある」と各メディアで紹介されることから地元だけでなく県外からも多くの参拝者が訪れるそう。社殿の建築においては、その見事な彫刻と美しさから国の重要文化財に指定されています。
真っ赤に色付いたもみじに包まれる
紅葉のベストシーズンがやってきますね。
写真は、11月中旬頃のもみじの参道。重要文化財に指定されている社殿までの道のりが、まるで夕日のように真っ赤に色濃く染まります。うっとり見惚れてしまうほどの眺めに、カメラのシャッターを切る人も。また、七五三の時季で境内には晴れ姿の子供が多く、美しい紅葉と合わせてほっと微笑しい気持ちにもさせてくれます。
11月9・10日は、一年に一度行われる特別なお祭り「例大祭」があり、大大神楽が奉納されたお菓子、お餅をまく「福撒き」や御朱印は紅葉やいちょうといった秋を象徴するデザインが登場。
この季節ならではのお楽しみを、お見逃しないように。
本殿と拝殿に彫られて立派な龍
神社の拝殿の正面、本殿の四方八方に彫られた龍や鯉の彫刻。社殿が建てられた遥か昔に、優れた彫刻師によって手がけられたものと言われています。
水の守り神である龍、大前神社の神さまのお使いである鯉のほか、鯉が滝登りをして龍になる「琴高仙人」の彫刻は、現代においても圧倒的な存在感です。令和6年の干支は龍なので、彫刻を拝むといいことがありそう……⁉️
運試しをするなら一粒万倍みくじ
新しく何かを始めるのに最適な日とされる一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)。一粒の籾種から稲穂が実り、その稲穂からさらに多くお米が実ることから、今も昔も大吉日とされています。なんと、2024年1月1日は一粒万倍日にあたる日なのです!
大前神社にあるおみくじのひとつに一粒万倍みくじというものがあり、100個にひとつだけ当たりがあり、一粒億倍の金色籾種が授与されます。
一粒万倍みくじは、一粒万倍日のみ頒布されるので、新しい一年の幸せを祈願する初詣の参拝記念に引いてみてはいかがでしょうか。
だいこく様とえびす様をあしらった縁起物
大前神社の熊手には、福をどっさりと掻き込みそうな、ニッコリ笑顔のだいこく様とえびす様があしらわれています。極大、特大、大、中、小と5種類のサイズがあり、頒布されるのは初詣期間のみ。企業や自営業の方だけでなく、一般の家庭でも飾っている人が多いそうです。
その他、各種お守りがたくさん用意されているので、自分用に、大切な方用にひとついかがでしょうか。
◆大前神社(おおさきじんじゃ)
住所:栃木県真岡市東郷937
電話番号:0285-82-2509
営業時間:8:30~17:00
定休日:無休
利用料金:参拝無料
アクセス/車:北関東自動車道真岡ICより約15分、電車:真岡鐵道真岡線北真岡駅より徒歩約15分、JR各線宇都宮駅より車で約50分
駐車場:200台
大前神社(おおさきじんじゃ)